ネクタイはどのように選べばいいの?シーンに合わせた色や柄の選び方を丁寧に解説のアイキャッチ画像
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ネクタイはどのように選べばいいの?シーンに合わせた色や柄の選び方を丁寧に解説

この記事ではネクタイの結び方や色・柄を紹介しています。ネクタイの結び方や色・柄はさまざまなものがあります。結び方によってノット(結び目)の形や大きさが変わるため、どのような結び方が自分に合うか探してみましょう。しかし、ネクタイの結び方をいくつも覚えるのはなかなか……という方もいるでしょう。そういう方はまずプレーンノットを覚えて難なく結べるようになってから、他の結び方を覚えるとよいでしょう。ネクタイを結ぶのは、朝の忙しい時間であることが多いでしょう。そのため、何も考えなくても結べるほど慣れた結び方があると重宝します。ネクタイは結び方だけでなく色や柄によっても印象が変わってきます。情熱的な気分を表現するときと、冷静な気分を表現するときにそれぞれ別の色のネクタイをつけると良さそうなことは、スーツや色使いが専門でない方も容易に想像がつくでしょう。これは柄に関しても同じです。シンプルで無難なのは無地だと分かるでしょう。しかし、ときには柄物のネクタイをつけたくなることもあるでしょう。しかし、中にはビジネスシーンに向かないネクタイもあります。TPOを考慮して選び、自分が恥ずかしい思いをしないですむようにしましょう。

人の第一印象は3秒で決まると言われていることは知っていますか?

社会人にとってスーツは仕事に対する意欲を高めてくれるユニフォームのようなもの。「ネクタイ」はそんなユニフォームの一部に過ぎないと思っている方も少なくないのでは?

実は、第一印象をガラッと変えられる「ネクタイ」はとっても重要なアイテムなんです!

そこで今回は、印象をアップさせたい方必見!!就活やビジネスシーンで使えるネクタイの結び方と知っておきたいポイントをご紹介します。この記事ではビジネスシーンで使用するネクタイを前提としており、結婚式やパーティーで使用する蝶ネクタイについては省略しています。

ネクタイの結び方の種類とは?

プレーンノット

プレーンノットとは、一番オーソドックスでシンプルな結び方で最も簡単な結び方と言われています。

結び目が小さく、フェイスラインがすっきりとしたフレッシュな印象に仕上がるため就活スタイルにもおすすめです。

清涼感のある着こなしをしたい方、軽やかさを重視したい方はプレーンノットでネクタイのデザインや素材感を楽しんでみましょう!

三角形の頂点をギュッと押し込み形を作ることです。

ゆるっとしたシルエットはだらしなく見えてしまうので現代的なスタイリッシュさを演出するためにもきつめに仕上げると良いでしょう!!

最近の上質なネクタイはプレーンノットで最も美しく締められるように芯地が調節されているんだとか。

ビジネスシーンやシチュエーションなどで迷った時はシンプルにプレーンノットで仕上げてみてはいかがですか?

セミウィンザーノット

セミウィンザーノットとは小ぶりで左右対象の綺麗な逆三角形が作ることができ、程よいボリューム感と美しさで、キリッとした自信のある印象に見せてくれる結び方です。

シンプルだけどしっかり存在感を出すことができるので、商談などの大事な勝負シーンに使える結び方として推奨されています。

プレーンノットとは異なり、左右対称的に仕上がるので非対称が気になる方やぴったり感がお好みの方はセミウィンザーノットを覚えておくと重宝します。

より強い印象に見せたい時には、厚めの生地感のネクタイをチョイスすると◎

大きめな三角形でもセミウィンザーノットなら自然なバランス感で存在感をアップ出来ますよ。

印象をアップさせるポイント

シーンによってネクタイのカラーを変える

意欲的、情熱的、積極的な印象を与えたい時はネクタイに赤を取り入れるとエネルギッシュな雰囲気に見せてくれます。

真っ赤な赤は攻撃的で抵抗があるという方は、バーガンディーのようなくすみカラーで大人な男性らしさを演出してみてはいかがですか?

相手をリラックスさせたり、爽やかに見せたい時は緑系のカラーを選びましょう。

自然を感じさせるグリーンはビジネスシーンにおいて子供っぽく見えてしまうこともあるので注意が必要ですが、ペイズリー柄など上品な柄をチョイスして知的な穏やかさを演出してみてはいかがですか?

ディンプルでネクタイを立体的に見せる

ディンプルとは、ネクタイの結び目の下に入ったくぼみのことを言います。

結び目がより立体的になり、ネクタイの素材感を引き立ててくれたり、上品におしゃれに見せてくれます。

ディンプルを作ってもすぐに崩れてしまうという方は傾いたり、曲がったまま締めてしまっている可能性があります。

時間が経っても崩れないディンプルを作るコツは、ネクタイの上辺をなめらかに仕上げること、指を通して形を作り最後にそっと抜くことです。

回数を重ねると、すぐに慣れるので鏡がなくてもささっと綺麗なディンプルを作ることができますよ。

是非実践してみてください。

ネクタイの色の種類とは?

ネクタイの色にはさまざまなものがあります。また、それぞれの色に情熱的な様子、落ち着いた様子などイメージがあります。ここでは代表的な8色とその特徴を解説します。

赤(レッド)

赤が持つ印象には強さや情熱、エネルギーです。そのため、ビジネスシーンの中でもどうしても成功させたいプレゼンテーションなど、力強さをアピールしたい場合に向いているでしょう。

青(ブルー、ネイビー)

青が持つ印象には信頼性、冷静さ、誠実さなどがあります。そのため、重要な会議や面接など安定した雰囲気を作りたい時に向いているでしょう。また、青には若々しいイメージもあるため、就職活動中の学生や新入社員がつけても問題ありません。

緑(グリーン)

緑が持つ印象には豊かさ、安心感、成熟度などがあります。そのため、懇親会やリラックスできる雰囲気のイベントなど、ややビジネスからはなれた場面で重宝するかもしれません。もちろんビジネスシーンでの使用も可能です。緑や茶やアースカラーと呼ばれ、無条件で人間が安心する色とも言われています。ビジネスで着用すると相手を安心させられるでしょう。

黄色(イエロー)

黄色が持つ印象には明るさ、楽観主義、創造性などがあります。そのため、クリエイティブな業界やアート関連イベントなどに向いているかもしれません。闊達で元気なイメージがあるため、若い方やバイタリティがある方がこの色のネクタイをつけると、非常に似合うでしょう。

紫(パープル)

紫色が持つ印象には知的さ、洗練された感じ、ロイヤルティなどがあります。そのため、フォーマルなイベントや特別な会合などでつけるとよいかもしれません。しかし、紫のネクタイをつけていると「コントロールできない」と思われてしまい、相手を不安にさせてしまうかもしれません。メリット・デメリットを踏まえたうえで、総合的に判断しましょう。

グレー

グレーが持つ印象には中立性、落ち着き、品位などがあります。そのため、ビジネスカジュアルな状況やフォーマルな会食などに向いているでしょう。

ピンク

ピンクが持つ印象には愛情、優しさ、ポジティブさなどがあります。ピンクは桜の花の色でもあるため、ピンクのネクタイは春を連想させる色でもあります。

オレンジ

オレンジが持つ印象には、自信、創造性、ポジティブさなどがあります。闊達で明るいイメージのある色ですが、場の雰囲気によっては適さない場合もあるため、TPOを考えて着用しましょう。

ネクタイの柄の種類とは?

一方ネクタイには色だけでなく柄もあります。どのような柄があるのでしょうか?

無地

無地とは何も柄のないこと。ジャケットやスラックスと同様に、ネクタイにも無地があります。シンプルで汎用性が高いのが特徴であり、1本持っておけばいざというときに困らない定番の柄です。無地はそれほど無難なネクタイなのです。ただし、柄で個性を出せないため、個性を出したい時は素材感で出すしかありません。

ストライプ

ストライプとはベースとなる生地の上に、単数あるいは複数の線が走っているもののことです。線の太さによっても与える影響が異なり、太い線だとややカジュアルな印象になる一方、細い線だとシャープな印象になります。ネクタイによっては太さの異なる2本以上の線が混在している場合もあります。

ドット

ドットとはいわゆる水玉柄のこと。シンプルなのに存在感をアピールできやすいため、いつもと気分を変えたいときや、シンプルなネクタイをする人が多い中で少し目立ちたい時に有効です。

小紋柄

小さな柄がドットのように無数にあしらわれた柄のことをいいます。一つひとつの柄が小さいため、やや個性的なデザインを選んでもそれほど目立ちません。柄によっては新入社員が締めても問題ないでしょう。シンプルな中にも遊び心があるのが、小紋柄の特徴です。

チェック

ストライプは一方向に線が走りますが、チェックでは二方向に先が走って途中で交差しています。あまり派手なネクタイに抵抗感がありつつも、いつもの柄では飽きてしまう方に向いています。色の組み合わせによってはややカジュアルな印象になってしまうため、スーツやシャツと合わせて総合的に判断することが求められます。

ペイズリー

ペーズリーとは模様(文様)を使ったデザインの一種で、ネクタイ以外では衣類や壁紙にも使われます。特徴的なデザインのため、ビジネスシーンで取り入れるには勇気がいることも。社内で一定以上の立場にあり、社外の人に会わないような職種なら取り入れられるかもしれません。また、やや胡散臭い雰囲気もあるため、商談など大切な場では使わないほうが良いでしょう。

ヴィンテージ

◯◯年代にかつて流行した型を取り入れたのがうちヴィンテージという柄。◯◯年代のように各年代のヴィンテージ柄があります。柄はペイズリーのように個性的で、着こなすには上級のテクニックと度胸が必要です。

アニマル柄

その名の通り、動物の毛皮や毛の模様になっています。代表的のなものにバイソン柄やレパード柄などがあります。非常に趣味性の高いネクタイのため、ビジネスシーンではあまり使えないかもしれません。ましてや世の中は動物愛護やSDGsを大切にする風潮があります。ネクタイの柄が動物の殺生を連想させるため、パーティーなどでもあまり身に着けない方が良いでしょう。

ギンガムチェック

太めのラインがクロスするギンガムチェック。安定感があるのが特徴ですが、色によってはカジュアルのように見えてしまうときもあります。ただ、相手に安心感を与えるため、内勤の人がつけるのは問題ないでしょう。

まとめ

印象をグーンとアップできる「ネクタイの結び方&ポイント」をご紹介しました。

いかがでしたか?ネクタイの結び方一つでおしゃれとしてだけでなく、印象をガラッと変えることができるんです。

自分自身のモチベーションも相手の印象もアップさせてデキるビジネスパーソンを目指してみてはいかがでしょうか?

この記事ではネクタイの結び方や色・柄を紹介しました。プレーンノットは一番オーソドックスで簡単な結び方です。普段スーツを着る習慣がない方でも比較的結びやすいでしょう。ただし、頻度が少なすぎる場合には、多少の練習が必要かもしれません。セミウィンザーノットは左右対称のキレイで小ぶりなノットができます。相手からの印象をアップさせるためには、シーンによってネクタイの色を効果的にチョイスする必要があります。たとえば、あなたの商品への愛情を示す場面では、情熱的な赤いネクタイを選ぶとよいでしょう。またディンプル(ノットのできるくぼみ)をキレイに作ることも大切です。指を使ってうまくくぼみを作りましょう。ネクタイの色には、赤、青、緑、黄色、紫、グレーなどさまざまなものがあります。赤は情熱やエネルギーを感じさせる色、青は信頼性や冷静さを思わせる色のためシーンによって使い分けましょう。また、色だけでなく無地、ストライプ、ドット、小紋柄、チェック、ペイズリー、ヴィンテージ、アニマル柄、ギンガムチェックなどさまざまなものがあります。すべてがビジネスシーンで使える訳ではありませんが、年齢や立場、使うシーンなどを見極めて、自分に似合うステキなネクタイをつけてみてください。

大久保一雄