ポロシャツはインする?タックアウトする?メンズコーデのポイントのアイキャッチ画像
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ポロシャツはインする?タックアウトする?メンズコーデのポイント

最近では、ビジネスシーンにおいてビジネスカジュアルというスタイルが浸透し、ポロシャツを着用する人が増えています。しかし、ポロシャツをこれから着用しようとしている人の中には、「どんなポロシャツを選べばよいかわからない」「ポロシャツの着こなしのコツは?」「ポロシャツの裾はインする?しない?」といった疑問がある人も多いのではないでしょうか。この記事ではポロシャツをビジネスシーンで着用する際のポイントを解説します。ビジネスシーンに適したポロシャツを、場面に応じて選択するには、デザイン、色、柄、素材などの特徴を把握することがおすすめです。マナーが気になる場面では、堅めな印象となるデザインや色柄、上質感のある生地がおすすめです。オフィスカジュアルなど、社内業務で、来客対応もない場合であれば、カジュアルな印象になるブラックやネイビーでも問題ありません。ビジネスシーンのコーディネートは、マナー面からアイテムを絞り、その中で好みの色柄を選ぶと失敗を避けられます。今回は、夏のクールビズスタイルの定番であるビズポロ(ビジネスポロシャツ)に注目しました。堅めなコーディネートやカジュアルなコーディネートを、簡単に選択するためのコツをご紹介します。

ポロシャツとは?

ポロシャツとは、伸縮性のあるニット生地で平折襟があるプルオーバータイプのカジュアルなシャツです。平折襟とは、やわらかく高さのない平面的な襟です。着脱がしやすいように、胸元にはボタンが2個~3個ある半袖が主流です。通気性に優れ、動きやすく快適な着心地が特徴です。

ポロシャツはスポーツウェアとしても着用されるため、スポーティーでカジュアルな印象があります。近年は着こなしがカジュアル化しているビジネスシーンでも、ポロシャツが人気となっています。夏のクールビズやビジネスカジュアル、オフィスカジュアルでは、定番アイテムとして着用されています。

ポロシャツのメリットとは

ここではポロシャツを着用することで得られるメリットについて紹介します。

動きやすい

ポロシャツの魅力は、なんといってもその動きやすさにあります。元々はスポーツで着用されていため、伸縮性に優れており、日常的な動作にストレスを感じにくいことが特徴です。

吸湿性に優れる

ポロシャツは吸汗性に優れているのが特徴です。近年は吸湿速乾性に優れた素材も多く、通常よりも早く乾くことで、気化熱が衣服内の温度を下げるため快適な着心地となります。

通気性に優れる

ポロシャツは、編み物生地のため通気性に優れます。織物生地と比較すると、表面に凹凸が多いため、肌に接する面が少なくベタつきにくいことが特徴です。

ポロシャツはどう選ぶ?

ここではビジネスカジュアル用のポロシャツを選ぶ際のポイントについて解説します。

「色」は落ち着いた色合いのものを選ぶ

ビジネスシーンにおいてポロシャツを着用する場合、ベーシックなカラーを選ぶのがポイントです。ポロシャツはスポーティーな衣服ですが、ビジネスシーンで着用する場合は青・黄・赤といった派手な色合いのものは避けます。また、生地全体が単色のものが一般的です。

堅めのビジネスシーンは白やサックスブルー

ポロシャツの着用が可能でも、取引先を訪問するなど、ややマナーが重視される場合は白やサックスブルーを着用します。サックスブルーとは、非常に淡い水色でややくすんだ色合いです。水色にグレーを混ぜた色で、ビジネスシーンにふさわしい落ち着きのある印象になります。

日常業務ではビジネスの定番カラー

日常業務では、白、サックスブルーに加え、ライトグレー、ミディアムグレー、ベージュ、など、比較的明るめの色がおすすめです。

オフィスカジュアルではダークカラーもOK!

もっともカジュアルな服装が許容されるオフィスカジュアルは、社内業務を中心とする着こなしです。この場合、ブラックやネイビー、ダークグリーン、ダークブラウンなどのダークカラーも着用が可能です。近年は、訪問先がオフィスカジュアルスタイルのケースも増えており、ダーク系ポロシャツにジャケットを羽織る事で格上げして、取引先への訪問に着用することも一般的となっています。

「柄」は無地が最適

ビジネスシーンでのポロシャツの柄はシンプルな無地が最適です。柄が派手なものはカジュアルウェア寄りのデザインとなるため避けます。ワンポイントなども避けた方が無難です。遠目に無地に見えるような薄い柄の場合は着用が可能です。

「素材」はコットン・ポリエステル・レーヨン

吸放湿性に優れたコットンは、肌の汗を吸湿した後、放湿する際に衣服内の温度を下げるため快適な着心地となります。ポリエステルは化学繊維のため、繊維内部に湿気を吸い取ることはできません。そのため通常のポリエステル生地はベタつきやすいですが、繊維に吸湿速乾性機能を備えたポリエステルは汗を吸着し素早く乾燥します。また、接触冷感が特徴のレーヨンも盛夏におすすめの素材です。

ニット生地は細かいものがおすすめ

ニット生地(編み物生地)で作られるポロシャツは、編み目が細かいもので、織物生地の雰囲気に近いものほど堅めの場面に適しています。

生地の表面に凹凸が目立つ鹿の子編みやハニカムメッシュはカジュアル寄り、編み目の細かい天竺はフォーマル寄りの印象になります。そのため着用場面が広いポロシャツは、編み目の細かいものとなります。

デザインは台襟付きのビズポロがおすすめ

ポロシャツには、台襟のあるビズポロ(ビジネスポロシャツ)と、平折襟のカジュアルポロシャツがあります。台襟とは、ワイシャツの襟のよう首回りに高さのある襟です。平折襟とは、ワイシャツのような高さがなく、平面的で柔らかい生地の襟です。ビジネスシーンで着用する場合は、台襟つきのビズポロを選択します。

ビズポロには、ワイシャツに近い印象になる前開きタイプがあります。ワイシャツのように着脱が可能で印象も堅めになるため、クールビズ期間中の重要な会議などにおすすめです。

「サイズ」はジャストサイズを選ぶ

ポロシャツをビジネスシーンで着こなすためにはサイズ感も大切です。カジュアルなスタイルでは大きめのポロシャツを着用することもありますが、ビジネスシーンにおいては適していません。ビジネスシーンではジャストサイズのポロシャツを着用するようにしましょう。

ポロシャツのサイズを選ぶ際に重要なポイントは、肩幅や着丈、腰回りのサイズです。着丈については長すぎるとだらしない印象となってしまいます。着丈のジャストサイズはお尻に少しかかる程度です。もう一方の胴回りについても大きすぎると野暮ったい印象となってしまうため、体のサイズ+10cmほどの余裕を見るくらいがジャストサイズです。

ポロシャツを着こなすコツとは?

ビジネスシーンでポロシャツを着るのであれば、できるだけオシャレにかっこよく着こなしたいですよね。ここではポロシャツを着こなすコツを紹介します。

ポロシャツの前ボタンは一番上のみ開ける

ビジネスシーンでは肌の露出を避けるため、ポロシャツの前ボタンは、一番上のボタンのみ開けることが可能です。

ボタンを2つ以上開けると、素肌が見えすぎるため避けましょう。

ポロシャツの透け感には注意する

ビジネスシーンでは、ポロシャツの下にインナーを着用することがマナーです。インナーは、体のラインが透けることや汗染みを防止します。

タックインとタックアウトの目安

クールビズはタックイン

ノーネクタイ、ノージャケットのクールビズスタイルでは、トップスであるビズポロをタックインします。職場が、オフィスカジュアルであれば、タックアウトが可能です。

ビジネスカジュアルはタックイン

ビジネスカジュアルとは、訪問先で失礼のない着こなしを指し、ジャケットパンツスタイルを基本とします。そのため、ビズポロはタックインが基本となります。

オフィスカジュアルはタックアウト

社内業務を基本とするオフィスカジュアルスタイルでは、タックアウトが一般的です。

タックアウトの長さの目安

タックアウトするインナーの長さの目安は、ジャケットの着丈よりも5㎝程度短い長さがバランスが良くおすすめです。基本的には、着用しているジャケットの裾から出ない長さであれば問題ありません。

ジャケットからインナーを出す着こなしは、カジュアルになるためメンズのビジネスシーンでは避けます。

ポロシャツコーディネートのまとめ

ポロシャツは、ゆったりしすぎず、ぴったりしすぎないジャストサイズがおすすめです。

身体のサイズに合っているだけできちんと感が3割増しに見えます。

よりきちんとしたビジネス感を出すなら、ポロシャツの裾はパンツにインします。

基本的にイン・アウトは、どちらでもOKですが、堅めのビジネスシーンであればインするのがおすすめです。また、ポロシャツの裾のかたちに合わせて、着こなしを楽しむのも◎です。

クールビズでのビズポロは、基本的にノーネクタイなので、ボタンを開けて着用してOKなのですが、きっちりと止めていた方が好印象です。爽快さやリラックス感が欲しい時は1つあけるのもおすすめです。ボタンを2つ以上開けると肌の露出が多くなるので要注意です。

ビジネスシーンでより快適に着こなすには、インナーを着用するのがおすすめです。

透け防止、汗染み防止のもなるため着ておくと良いです。さらにグレーなどといった汗染みができやすいカラーの時はマストで着用しておくとマナー的にも◎です。

襟がしっかりしているポロシャツはビジネスシーンでかっちりとした印象に見せてくれるだけでなく、仕事のあとアレンジすればかっこよく着こなすこともできます。

襟を立てるだけでこなれ感を演出する事ができるため、シーンに合わせて変えてみてください。

オーダースーツSADAとは?

オーダースーツSADAは、フルオーダースーツの専門店です。採寸データを元に型紙パターンを作成するフルオーダーは、体型に合った快適なフィット感が特徴です。盛夏用の軽量スーツやクールビズ用ジャケット、春夏用スラックスなど、お好みに合わせてオーダーが可能となっています。

ぜひ、お気軽にご予約ください。

今回は、ビジネスポロシャツについてご紹介しました。ビジネスシーンでは、おしゃれよりもマナーが重視されます。マナーの範囲内でコーディネートを楽しむことがポイントとなるため、色柄のイメージやデザインでの印象の違いを把握し、着用する場面に合わせて組み合わせることがポイントです。堅めの場面で着用するのであれば、色は白かサックスブルーがおすすめです。ポロシャツのデザインは台襟付きの前開きタイプ、生地は編み目の細かい天竺などが無難です。比較的着こなしが自由な社内業務であれば、ブラックのポロシャツにチャコールグレーのパンツを合わせて、ダークカラーでIラインを強調し、ミディアムグレーのジャケットを羽織るなどのモノトーン系のコーディネートも可能です。また、タックイン、タックアウトの目安も着用場面が、社内か社外かという点がポイントになります。クールビズスタイルでも、社外であればタックイン、社内ではタックアウトというケースも見られるため、近年はタックインとタックアウトが、どちらも可能な着丈のポロシャツが人気です。ビジネスでの着用シーンや、社内の着こなしルールに合わせて、条件に合うポロシャツを選んでみてください。

三好星良