2022年の冬コート完全版!トレンドとレディース・メンズの年代別コーデ例をご紹介
10月に入り、2022年も残すところあとわずかになりました。そして、同時に冬のコートの季節がやってきます。コート選びをする際に、トレンドをチェックしないまま選んでしまうと、時代遅れな印象を与えてしまうこともあるため、その年のトレンドをしっかりと把握して、トレンドに合ったコートを選ぶようにしましょう。
この記事では、レディース、メンズそれぞれのコートのトレンドとコード例、さらにレディースにもメンズにもおすすめできるコートの種類についてご紹介します。
【レディース向け】2022年冬コートのトレンドとは?
まずは、レディース向けに2022年の冬コートのトレンドをご紹介します。総合的に言えることは、かっちりとしたコートよりも、ふんわりとした印象のあるフェミニンなコートの方が人気ということです。
ダウンやキルティングコートが人気
少し前までは、ダウンやキルティングコートはあまりおしゃれに見えない、と着るのに抵抗がある方が多い傾向にありました。しかし近年ではおしゃれな人こそダウンやキルティングコートを上手に着こなしている姿が見られ、トレンドが変化してきているのが分かります。
色や形状がフェミニンなダウンやキルティングコートが続々と登場してきているため、「これなら着てみたい!」と感じるアイテムにきっと出会えることでしょう。
モノトーンの柄物コートもトレンドのひとつ
おしゃれに敏感な女性の中には、明るい色のコートに抵抗がある方も少なくありません。モノトーンで、おしゃれな柄が入っているコートもトレンドです。明るい色のコートが苦手な方はチョイスしてみると良いでしょう。
人気の柄はツイードやグレンチェック、千鳥格子といった柄で、モノトーンコーデやデニムといった装いに羽織るだけでおしゃれな雰囲気を演出できます。小物で差し色を足すのもおすすめです。
お母さんにはミドル丈のウールコートが人気
小さなお子さまを育てているお母さんたちはしゃがむことが多く、また自転車を使ってお子さまを幼稚園などに連れて行ったり、買い物に出かけたりすることもあることから、動作に支障を来しにくいミドル丈のコートが人気です。中でもきれいめな雰囲気のある白やベージュのウールコートがトレンドとなっています。
白やベージュといったカラーリングは、スニーカーやリュックといったアイテムにもよくなじみ、フェミニンな雰囲気を出せるのでおすすめです。
【年代別】レディース向け2022年冬コートのコーデ例
20代女性のコーデ例
20代女性の通勤時のコートには、さりげないトレンド感を演出できるチェスターコートがおすすめです。シルエットがきれいなので、落ち着いた色合いのものを取り入れると、より大人っぽく着こなせるでしょう。また、マフラーやスカーフなどのアイテムと合わせて楽しめます。
通学時のコートには、動きやすい軽めの素材のコートがおすすめです。トレンドのMA-1ブルゾンの他に、人気を集めているキルティング素材で緩めに着こなすのがポイントとなります。
30代女性のコーデ例
大人の女性としての雰囲気を保ちつつ、おしゃれに着こなしたい30代女性におすすめなのが、きれいめのロングコートです。トレンドのニュアンスカラーも良いのですが、定番のトレンチシルエットも見逃せません。程よいサイズ感のロングコートは、スタイルアップ効果が期待できます。シンプルなので、どんな服装にも合わせやすいのも魅力です。キャメルやダークブラウンといったニュアンスカラーを取り入れるとトレンド感が増すでしょう。
また、定番のトレンチコートは、きれいに見せつつもこなれ感を演出できます。機能性にも優れており、オン・オフ問わない万能コートです。
40・50代女性のコーデ例
落ち着いた印象の40代・50代女性は、防寒目的以外にも使っている素材やサイズ感、カラーを重視して選ぶのがおすすめです。トレンチコートやダブルフェイスコートなど、さまざまなコートがありますが、中でもおすすめなのがレンチコートです。レンチコートは、ほどよくゆとりがあり、きれいめな印象を与えます。防寒性が高いだけでなく、羽織るだけで上品な印象を与えられるため、今期の冬より取り入れるとよいでしょう。
【メンズ向け】2022年冬コートのトレンドとは?
続いて、メンズ向けの2022年冬コートのトレンドをご紹介します。メンズコートはロング丈が人気です。あえて大きめのサイズを着るオーバーサイズは、人気ではありますが「コートに着られている」感じが出ないようにするのが難しいといえます。
コートの色はベージュ・ブラウン系が人気
最近メンズコートで人気となっている色が、ベージュやブラウン系のカラーリングです。肌なじみがいいだけでなく、柔和な印象を出すことができ、どのような色とも相性がいいことが人気の理由です。
どのような色とも相性がいい分、ぼんやりとした雰囲気にならないように、黒などのコントラストが強く出る色と合わせることがおすすめです。また、同系色で合わせたい場合は色の濃淡でメリハリをつけることで、かっこよく決まります。
フード付きのコートが人気
フーデッドコートと呼ばれる、フード付きのコートが最近トレンドになってきています。品の良さを保ちながら、そこにアクティブな要素が加わっていることが特徴的です。雨が降ってきたときなど、いざというときにフードを被って雨風をしのぐことができるだけでなく、着こなしにも変化を与えることができます。
フーデッドコートは身長と着丈のバランスを保つことがポイントです。これはどのようなアウターでも言えることですが、フードがある分ボリューム感が増すフーデッドコートは、特にバランスに気をつける必要があります。身長が低い方はショート丈でスタイルアップを図り、身長の高い方はロング丈をチョイスしてスタイルの良さを活かしましょう。
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【年代別】メンズ向け2022年冬コートのコーデ例
20代男性のコーデ例
20代の男性は、20代前半と後半とで着こなし方に変化があります。20代前半では若さを全面に出し、20代後半になってからは大人っぽい雰囲気をプラスしていきましょう。コーディネーションのおすすめとしては、大人っぽい雰囲気を取り入れながら、トレンド感も意識することです。
20代前半の方の冬のコーデ例としては、「黒のチェスターコート×白のミラノリブニット×グレーのマフラー×黒のスキニーパンツ」というのはいかがでしょうか。全体的に落ち着いた雰囲気があるコーデでありながら、ミラノリブニットの白の差し色や、マフラーがアクセントになっています。
20代後半の方の冬のコーデ例は、「グレーのダッフルコート×ネイビーのタートルネック×ベージュのパンツ」というのがおすすめです。休日のカジュアルスタイルにふさわしいコーデといえるでしょう。ダッフルコートで優しい印象を作り、それにネイビーのタートルネックとベージュのパンツを合わせています。
30代男性のコーデ例
30代の男性は「あの人はできる男だ」「頼りがいがある人だ」といった印象を持ってもらうために、きれいめのアイテムを多めに合わせることがひとつのポイントになります。
同時に柄やデザイン、シルエットといった部分は落ち着き重視でチョイスすることで、きれいめ感を高める工夫が必要です。
30代の男性のおすすめの冬のコーデ例は、「黒のピーコート×千鳥格子柄のテーラードジャケット×ピンクシャツ×ネイビーのチェックスラックス」というコーデはいかがでしょうか。千鳥格子柄のテーラードジャケットにピンクシャツを合わせることで、おしゃれ度の高いジャケパンスタイルを確立しています。それにきれいめかつカジュアルな雰囲気のあるピーコートを合わせれば、高いファッションセンスを感じさせる通勤スタイルができあがります。ピンクシャツは淡いピンクのものを選びましょう。
40代・50代男性のコーデ例
40代以上の男性は、落ち着いていて上品な印象を演出するために、良いものを長く使用すると良いでしょう。なかでも、オータムコートという防風防塵をメインとしたステンカラーコートやトレンチコートがおすすめです。そのほか、ウールやメルトンなどの素材を使った防寒コート、ダウンや中綿を使用した、カジュアル感を前面に出した防寒ジャケットなど、シーンによって使い分けるとオシャレです。
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男女ともに2022年冬に向けて持っておきたい定番コートの種類
ステンカラーコート
襟のデザインに特徴があるコートで、後ろ側が高く、前側が低い形をしています。第一ボタンをかけても外しても着用できるスタイルが特徴です。また、フライフロントと呼ばれる、ボタンが見えない仕様(比翼仕立てとも)になっていることも特徴的で、ビジネスコートとしてもっとも一般的なものです。
ステンカラーコートという名称は和製英語であり、海外ではバルカラーコート、バルマカーンコート、スタンドフォールカラーという呼ばれ方をします。
チェスターコート
19世紀にイギリスのチェスターフィールド伯爵が着たことで流行したコートです。本格的なチェスターコートはシングル仕立てで、上襟がノッチドカラー(背広のような形状をした襟のこと)になっていることや、ステンカラーコートと同様にフライフロントとなっていることと、フタがついているポケット(フラップポケット)などが主な特徴です。
フォーマルな雰囲気が強いコートですが、カジュアルなコーディネートにも合います。女性がチェスターコートを着るとマニッシュな雰囲気を出すことができるでしょう。
ピーコート
短い丈の長さが特徴的なコートです。元々はイギリス海軍の船員たちが着ていたコートです。日本においてはPコートと表記することも多いですが、英語ではPea Coatと表記します。
ピーコートは特徴が多いコートです。
主な特徴として
・防寒性に優れたメルトン生地を使っている
・風向きに合わせて左右どちらにも上前が変えられるダブルプレストである
・遠くの音を聞きやすくするための名残である大きな襟
・大きなハンドウォーマーポケット
・錨(いかり)のマークのついた大きなフロントボタンは、手袋をしたままでも扱いやすいように、縦に切り込みの入ったものになっている
などがあげられます。
ダッフルコート
ダッフルコートは元々北欧の漁師が着ていたコートです。カジュアルなイメージが強く、休日のお出かけなどに向いているコートといえるでしょう。ボリューム感のあるフードがついていることと、トグルと呼ばれる、ひも付きの留めボタンが最大の特徴です。
ちなみにダッフルとはベルギーのアントワープ近郊の地名であり、そこで作られる起毛した厚手のウール素材のことを指します。
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ここまで、冬用のコートについて解説してきました。年代に応じてスーツを選ぶことで、ダークトーンが多い冬のファッションと差別化し、よりオシャレに着飾れるでしょう。また、コートの選び方や種類、着こなし方を理解すれば、誰でも簡単にコートを着こなせるようになります。お手入れの仕方や保管方法次第では、長く使うことも可能です。
オーダースーツ専門店の「オーダースーツSADA」なら、品質の高いオーダースーツをリーズナブルな値段で購入可能です。店舗数も2022年10月現在、全国49か所と多いので、自分の体にフィットするスーツを手軽に作れます。スーツ用コートの購入を検討中の方は、オーダースーツSADAでスーツのサイズの見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
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