メンズクールビズのポロシャツコーデ。着こなしマナーと選び方のアイキャッチ画像
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メンズクールビズのポロシャツコーデ。着こなしマナーと選び方

クールビズの着こなしに迷ったことはありませんか?社内での通常業務では、それほど気をつかうことはありませんが、来客時や訪問先でのビジネスマナーが気になったことがある方は、多いのではないでしょうか。場面にふさわしいコーディネートや失礼のない服装は信頼の基本です。ビジネスシーンでの第一印象は、その後の取引にも影響します。ほんの少しの知識で、場面に合ったコーディネートは可能です。ぜひ、シャツやポロシャツ、パンツを選ぶ際に、今回ご紹介する知識を役立ててください。ポイントになるのは、色、柄、デザイン、素材です。ビジネスシーンでは、あざやかな色を避け、白や白に近い淡い色が好まれます。柄は無地が基本になっていますが、このような色柄が選ばれる理由は、ビジネススタイルが、個性やお洒落を目的としたものでは無いことを示しています。同様にデザインは極力シンプルなものが着用され、素材も高級感がある表面感のものが正式な雰囲気を持ちます。着用場面が重要であるほど、素材にこだわる必要があります。また、汗や皮脂が衣類に染み込む夏季はメンテナンスも重要です。臭い対策や見た目の清潔感を維持し、身だしなみを整えることで、爽やかなクールビズスタイルが完成します。

2005年に環境省の呼びかけで始まったクールビズも近年では一般的になり、よりカジュアルな着こなしを導入する企業も増えています。

軽快でカジュアルな印象のあるクールビズですが、どのような着こなしが良いのか迷う事もあるのではないでしょうか?
ビジネスマナーとして守るべきルールは、知っておくと安心です。

今回は、クールビズの着こなしやマナー、ビズポロとポロシャツの違いなどを紹介します。

ビジネスでポロシャツを着るのはOKなのか

スーツスタイル

業種にもよりますが、一般的なクールビズを導入している企業では、ビジネスシーンでポロシャツを着用する事はOKです。

ポロシャツは一見カジュアルに見えますが、襟がある衣服のため、Tシャツよりもビジネスシーンにふさわしい印象になります。
そのためクールビズスタイルでは定番とされています。

近年多くの企業がリモートワークを導入したこともあり、以前よりもカジュアルな服装が認められるようになってきました。
首周りの露出が少ないクルーネックのTシャツなどは、オフィスカジュアルスタイルの定番になりつつあります。

しかし、カジュアルすぎる服装はビジネスマナーとしてNGです。
ビジネスにふさわしくない着こなしとの線引きは、肌の露出の割合と、色柄の印象を目安にすると分かりやすくなります。

ビジネスシーンでNGなファッションとは

肌の露出が多いデザインは避けます。

・肩が出るタンクトップ
・袖が極端に短いポロシャツ
・膝が出るハーフパンツ
・素足で履くサンダル
・踵やつま先が出る簡易デザインの靴

派手な色柄を避けます

・あざやかな赤や黄色などの原色
・レジャーやリゾートを感じさせる柄

ビジネスシーンで好まれる着こなしは、信頼感がアップする自己主張の少ない色柄です。
取引先に対する敬意や誠実さが現れる服装は、フォーマルシーンで着用する衣服の色柄をイメージすると分かりやすいでしょう。
式典で着用される衣服は無地が基本となり、格式高い雰囲気をもつ白、黒、グレー、ネイビーを中心とした色合いです。

ビジネスシーンの着こなしも、根本的な部分は式典と同じです。
ビジネスの場に集まる人とのコミュニケーションを円滑にするため、落ち着いた色で品格のある身だしなみを意識しましょう。

クールビズの着こなしは、服装の根底にある「相手への敬意」を忘れなければ、自然とその場にふさわしい色やコーディネートを選べるようになります。

クールビズスタイルの基本を知る

チェックポイント

ノージャケットとノーネクタイが基本

クールビズはノージャケットとノーネクタイが基本です。

クールビズは環境省が室温28度に対応できる軽装を呼びかけたことから始まっています。

ノージャケットになるだけでも、室内の体感温度は涼しく感じられます。さらに、ノーネクタイで第一ボタンを外すと、頚動脈のある首周りの熱を発散できます。

クールビズで着用されるアイテムは無地が基本になります。デザインは余計な装飾のないシンプルなものが好まれます。

また、業種によってもノージャケットの際に着用するアイテムや素材が若干変わります。

これは場面にふさわしい素材、アイテムに傾向があるためです。

クールビズ期間以外の着こなしがスーツスタイルの企業の場合は、かっちりとした印象のノージャケットとノーネクタイが基本になります。
この場合、ボタンダウンやセミワイドカラーの半袖ワイシャツにウール系パンツを合わせます。

一般的なクールビズスタイルの企業では、ポロシャツにウール系混紡素材や綿系のパンツを合わせます。

オフィスカジュアルを採用している企業では、クルーネックのTシャツやスタンドカラーの半袖シャツに、ポリエステル系のストレッチパンツなどを合わせます。

アイテム選びに迷った場合には、着用する場面に合わせて素材を変えます。

襟付きの布帛(ふはく)のワイシャツは、ニット素材のポロシャツやTシャツよりも正式な雰囲気になります。
そのため失敗できない場面では襟があるもの、生地はニットのよりも布帛のような織物の生地を選びます。

パンツの素材は、ウール素材が正式な場面向きです。
ウールの混紡素材が一般的なビジネスシーン、綿やポリエステル100%はオフィスカジュアル向きと考えます。

繊細で高級感のあるウール素材は大切な場面にふさわしい雰囲気を持ちます。
綿やポリエステルなど強度のある素材は、作業をするときやカジュアルスタイルの雰囲気があります。

服装は合う相手への敬意の現れでもあるため、大切な失敗できない場面では高級素材であるウールのパンツを選ぶと、自然と場面にふさわしい着こなしになります。

また、「夏にウール素材は暑いのではないか?」と思われるかもしれませんが、夏用のウールパンツは、吸湿性があり肌触りも良く、快適さも備えています。
高級感のある夏用ウール生地は、ウールの混紡率が50%以上あれば、肌触りの快適さを体験できるためおすすめです。

ジャケットは念のため持っていく

クールビズ期間中でも、ジャケットは職場に持っていくかオフィスに用意しておきましょう。
予定外の商談や来客、オンラインミーティングなど、ビジネスマナーとしてジャケット着用が好ましい場面に役立ちます。

社風に合わせる

クールビズで許容される服装は、業種や企業によって様々です。
そのため周囲の人の着こなしに合わせることも大切です。
服装マナーは時代や必要性によって、許容範囲も変わります。
特に、近年は急速に着こなしが変化しているため、一律にこれが正解と決めることもできません。

基本は社内の着こなしや社風、取引先の社風などを参考にバランスを取りましょう。
迷った時は格式高めにする方がリスクが少ないと言えます。

初めて訪問する取引先など先方の着こなしが分からない場合は、一般的なクールビズスタイルか、白のボタンダウンの半袖シャツなど無難な着こなしを選びます。

万が一、先方との着こなしに差があったとしても、先方よりもカジュアルな着こなしは失礼になりますが、基本の着こなしであれば丁寧な印象になるため失礼にはなりません。

サイズに注意する

クールビズの服装は、体にフィットするサイズ感で着用することが求められます。ポロシャツはカジュアルさが出るため、服のサイズがあっていないと一気にラフな印象になります。たとえば、オーバーサイズのポロシャツを着用していると、普段着のような装いになります。

オフィスカジュアルスタイルのTシャツなどは、若干オーバーサイズのものは着用されていますが、ポロシャツはオーバーサイズNGです。

逆に体のラインが出るほどタイトなサイズ感もカジュアルになるため避けます。
ポロシャツはウエスト回りに、掴める程度の余裕があると安心です。

快適に過ごせる素材を選ぶ

暑い夏を快適に過ごすためのクールビズです。
着用場面い合わせて、快適に過ごせる素材を選びましょう。
着用感でおすすめの素材はコットンです。肌触りが良く、吸湿性にもすぐれているため、クールビズのポロシャツ、Tシャツやチノパンの素材として人気です。

ビジネスで着られるポロシャツはどんなもの?

オーダーシャツ

ビズポロに適した色は?

クールビズが開始される前の正式な半袖ワイシャツは、白やサックスブルーでした。
サックスブルーとは、淡いグレーを混ぜた落ち着いた水色で、ビジネスシーンの定番カラーです。
半袖ワイシャツのダークカラーはカジュアルな雰囲気のため、以前は着用場面が限られていました。

このようなビジネスシーンの着こなしが、クールビズのポロシャツにも引き継がれています。
着こなしの規定が厳しい場合は、ビズポロも白やサックスブルーなどが推奨されています。

一方、オフィスカジュアルスタイルが導入される企業も増えた現在は、着こなしの多様化に伴って使用される色も多彩になってきました。

一般的なビジネスポロシャツの色は、白、黒、水色、ベージュ、ネイビー、ライトグレー、チャコールグレーなどです。

オフィスカジュアルでは、ブラウン、モスグリーンなども着用されます。
インナーにダークカラーを着用するオフィスカジュアルでは、ジャケットに黒無地を合わせた着こなしも一般的になっています。
これまでのビジネスシーンでは避けられていた黒無地ジャケットやブラウンのインナーなども違和感なく着用され、コーディネートにも変化が見られます。
ただ、アイテムはどれも、無地や無地見えする生地であり、派手な色柄は避けるという基本ルールは変わっていません。
オフィスカジュアルスタイルで迷った時には、無地で落ち着いたトーンの色を選ぶことで失敗を避けられます。

シンプルなデザイン

クールビズで着用するポロシャツは、シンプルなデザインを選びましょう。

ゴルフで着用されるような、あざやかな色合いやスポーティーなデザインは避けます。

企業によってはワンポイントであれば認められています。ポロシャツはシンプルなデザインが無難ですが、企業のルールに則った装いをしましょう。

襟がしっかりしているもの

ポロシャツは襟がしっかりしているものを選びましょう。
カジュアルさはあるものの襟がキチンとしているポロシャツであれば、ビジネスに相応しいフォーマルさを演出できます。

襟先部分がよれたり丸まったりしない丈夫なものを選びましょう。仕事中に襟が崩れないように、アイロン掛けで襟を整えておきましょう。

ポロシャツも形態安定性に優れた商品が販売されているため、多忙な場合はメンテナンスに手間のかからないタイプを選んでおくと便利です。

クールビズに最適な「ビズポロ」って何?

ビズポロとは、ビジネス向きのポロシャツのことです。
通常のポロシャツよりもシャツに近い形状になっています。
ビジネスシーンにふさわしい、ハリのある生地や素材が使用されています。

汗をかいてもベタつきにくい

ビズポロのメリットとしては、まず夏の暑さ対策に優れていることが挙げられます。
ビズポロに使われている生地には、吸水速乾性の高い素材があります。そのようなビズポロであれば、汗をかいてもベタつくといったことは少ないでしょう。逆に吸水速乾性の低いシャツを着用しているときに汗をかくとベタつくため、仕事に集中できない可能性が考えられます。

吸水速乾性の高い生地が使われているビズポロもあるため、機能性が高いデザインを選ぶのがおすすめです。

動きやすい

ビズポロに使われている生地は、ストレッチ性に優れていて、動きやすいものが多いです。とくに活動レベルの高いビジネスマンには、動きやすさが確保された服装は大切です。動きにくい服装は負担が体へかかるため、疲れを感じやすくなります。

活動レベルの高いビジネスマンや、デスクワークをしている人でもある程度の動きやすさのある生地を選んでください。

プライベートでも活躍する

ビズポロを着用できるシーンは、ビジネスだけではありません。普段着としても着用できます。
シンプルなデザインが多いため、ジーンズと合わせるのも良し、ハーフパンツと合わせるのも良しで、涼やかな見た目になるでしょう。

ビズポロは機能性のみならず、幅広いシーンで着用できるといったメリットもあります。

一着持っているだけで着こなしの幅が広がるため、ビジネスマンには必需品のアイテムといえます。

ビズポロにはどんなものがあるのか

タイプ

前開きタイプ

ワイシャツと同じように前がすべて開いており、ボタンで留めるのが前開きタイプです。
前開きタイプのポロシャツには、比較的滑らかで、ワイシャツに近い生地が使用されています。
ポロシャツの分類ですが、前開きタイプに関しては、ネクタイの使用が可能です。
襟型はボタンダウンかワイドカラーがネクタイとの相性も良いためおすすめです。


プルオーバータイプ

通常のポロシャツと同様に胸元だけが開いているのがプルオーバータイプです。
ボタンが3つ程度しかついていないため、前開きタイプよりもカジュアルな見た目になります。
そのためプルオーバータイプのビズポロは、ネクタイを着用しません。

プルオーバータイプのポロシャツは、スポーツで使用されるポロシャツから派生したものであるため、スポーティでカジュアルな印象があります。そのためネクタイを着用すると着こなしがアンバランスになるため避けます。

ビズポロでも、ネクタイ着用の必要性がある場合は、前開きタイプのビズポロを用意しておくと安心です。

普通のポロシャツと何が違う?

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ビズポロとポロシャツの大きな違いは、台襟の有無です。
台襟とは、襟に立体感を持たせるためのデザインで、第一ボタンの部分がワイシャツのように高くなっています。

台襟付きのビズポロは、ボタンダウンとワイドカラータイプが定番です。
ボタンダウンとは、襟の先にボタンがついているデザインです。ボタンを留めると襟の立体感を固定できます。
ワイドカラーのビズポロは、襟の角度が120度前後のタイプです。
襟の開きが大きいため、第一ボタンを外した場合に、襟が綺麗に開きます。
胸元の印象は着こなしの雰囲気を左右するため、第一ボタンを外しても襟がバランス良く開く襟型であることがポイントです。

一方でポロシャツには台襟がついていません。そのため、襟に立体感がなく、よりカジュアルな装いになります。

以上のように台襟の有無で印象が異なるため、クールビズが導入されている企業には、ビズポロはOKでもポロシャツはNGとされているケースがあります。一見同じデザインに見えるビズポロとポロシャツですが、襟部分に着目すると違いがわかります。
「ビズポロと思って購入したらポロシャツだった」と言う事が無いように、襟の高さに注目して選びましょう。

台襟の有無は、ポロシャツを平置きした状態の襟を見ると分かります。

台襟がないポロシャツは、テーブルに平置きすると襟が平面になります。
台襟付きのポロシャツは、テーブルに平置きすると、襟の部分だけ立体的になります。

ビズポロ生地の種類

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使用される繊維

ポロシャツに使用される繊維にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
着心地、動きやすさ、メンテナンスの手間など、目的に合った繊維を選ぶだけでも、夏場のストレスを減らすことが可能です。

製品タグの素材にも注目してみましょう。

コットン(綿)

インナーにも使用される吸水性に優れた素材です。
皮膚の汗を素早く吸い取り、ベタツキを抑えます。
肌になじむ柔らかな風合いで着心地も良い点が特徴です。
快適であることから、ポロシャツの素材として人気があります。
デメリットは、シワになりやすく、洗濯などで生地が若干縮むことが挙げられます。

リネン(麻)

通気性に優れた夏素材です。
柔らかくハリのある生地で、上品な雰囲気があります。
デメリットは、シワになりやすい点です。

ポリエステル

衣類に使用される代表的な合成繊維です。
シワや縮みがおきにくく、メンテナンスが簡単で実用的です。
繊維には強度があり摩擦にも強いため、毎日の着用にも適しています。
吸湿性がほとんどなく、生地に水分が染み込まないため、綿よりも乾きが早い素材です。
デメリットは、静電気が発生しやすい点です。

ナイロン

摩擦に強く軽量の合成繊維です。
伸縮性に優れシワになりにくい素材のため、ポロシャツに適しています。
吸湿性が低く乾きが早い素材でもあります。
デメリットは、熱に弱く変色しやすい点です。

レーヨン

植物由来の再生繊維です。
なめらかな肌触りが特徴です。
接触冷感素材のため、ポロシャツ着用時にひんやりとします。
熱伝導率が高いため、着用中も熱が籠りにくく快適です。
デメリットは縮みやすい点です。

ポリウレタン

非常に伸縮性に優れた繊維です。
ポリウレタンは、生地のメインとなる素材ではなく、様々な繊維に混紡されることで、その効果を発揮します。
ポリウレタンが混紡された生地はストレッチ性が高くなり、着用時のストレスを軽減します。

混紡素材

混紡素材とは特徴の異なる繊維を組み合わせて、デメリットを減らし、メリットを増やしたものです。
吸湿性が良くシワになりやすいコットンと、吸湿性がなくシワになりにくいポリエステルを混紡する方法が代表的です。
コットンとポリエステルの混紡は、着心地が良く扱いやすい生地になるため、ビズポロにも多く使用されています。

伸縮性のないコットンに伸縮性の優れたポリウレタンやナイロンを混紡したり、肌触りがなめらかになるレーヨンを混紡したりするなど、用途に合わせて繊維の種類や混紡率が変えられています。

メンテナンスが楽なビズポロを選びたい場合はポリエステルの混紡を、肌触り重視であればコットン系の混紡を、涼しさ重視の場合はレーヨンの混紡がおすすめです。

代表的な織り

鹿の子

鹿の子とは、ビズポロによく使われている生地です。生地に細かい凸凹がついているため、通気性が高く肌に密着しにくいため、クールビズの定番生地です。
生地の模様が、子鹿の背中にある白い斑点に似ていることから「鹿の子」と呼ばれます。

天竺

なめらかで肌触りが良く、伸縮性がある編み組織です。
Tシャツにもよく見られる生地です。
ビズポロの場合、生地の表面が美しく、軽い着心地で人気があります。

ハニカムメッシュ

文字通りハチの巣のような凹凸のある編み方です。
肌へ接する面が少なくなるため、生地が肌へ密着せず快適です。
スポーツ用のポロシャツに多用される素材です。

編み組織は細かく、なめらかな生地ほど、布帛のワイシャツの風合いに近くなるため、雰囲気もかっちりとして見えます。
編み組織が粗く、シャリ感がある生地ほど、カジュアルな雰囲気になります。
マナーが気になる場合は、編み目が細かい上品なポロシャツで白や水色がおすすめです。
オフィスカジュアルでは鹿の子やざっくりとしたニット素材などでカジュアル感を演出できます。
また、オフィスカジュアルでは台襟なしのポロシャツも使用されます。

ポロシャツをお洒落に着こなすには

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ボタンは全部留めるか一番上のみ開ける

前開きとプルオーバーのポロシャツは、ボタンは全部留めるか一番上のみ開けましょう。ボタンを2つ以上開けている服装はカジュアルすぎるため、ビジネスシーンには相応しくありません。
肌の露出も増えてしまうため、ボタンの留め忘れにも注意しましょう。

状況に応じてシャツをインする

ポロシャツをズボンの裾から出すかどうかは、状況に応じて使い分ける必要があります。たとえば、ズボンから裾を出すタックアウトと呼ばれるスタイルは、よりカジュアルな印象になります。
ビジネスシーンでは、オフィスカジュアルスタイルが許容される職場での着こなしとなります。
一方で裾をズボンに入れるタックインと呼ばれるスタイルは、クールビズスタイルの定番で、タックアウトよりもフォーマルな印象に仕上がります。
そのため、社外の人と面会する際など、フォーマルな装いが求められる状況ではタックインのスタイルが無難です。

インナーを着用する

素肌の上からそのまま着用できる厚みのあるポロシャツもありますが、ビジネスシーンではインナーを着るのが無難です。
ポロシャツは基本的に暑い季節に着用し、吸水性が高い素材であるため汗ジミが目立ちやすいためです。
汗をかいた際、インナーを着用していることで、汗ジミを軽減できます。

また、インナーは汗を素早く吸収するため、ベタつきを感じにくく快適な着心地を維持するメリットもあります。

ただし、インナーを着用する際には注意点があります。それは、「インナーが襟から見えていないか」です。襟元からインナーが見えると、だらしない印象を与える可能性があります。
ビジネスシーンのインナーは、Vネックがおすすめです。

また、白のポロシャツは生地によってインナーが透けることもあります。
透けが気になる場合には、ベージュのインナーを使用しましょう。
白のポロシャツに白のインナーを合わせると、袖先やネック部分の肌との境界が若干透けますが、ビジネスシーンでは許容されています。

グレーのポロシャツは、汗が染み込んだ部分が濃いグレーに変色するため、汗ジミが目立ちやすい点に注意しましょう。
淡い水色も、汗が染みた部分だけブルーに変色し目立ちます。
淡いカラーのポロシャツは、意識的に汗ジミ防止のインナーを着用した方が安心です。
ネイビーや黒、白は汗ジミでの変色が比較的目立たない色です。
ダークカラーでポロシャツの生地に厚みがあり、吸湿性が高い場合はインナーを着用しなくても使用できます。

メンテナンスで清潔感のある着こなし

夏場は大量の皮脂や汗がポロシャツやパンツに染み込むため、清潔感のある着こなしには、頻繁なメンテナンスが必要です。

ポロシャツは襟や脇が黄ばみやすく、パンツはヒップや膝などに汚れやシワが付きやすくなります。

多忙なビジネスの合間に、洗濯やクリーニングをすることは大きな負担ですが、可能な範囲で早めにメンテナンスをしましょう。

汗や皮脂は生地に染み込んでからメンテナンスをするまでの時間が長いほど、汚れが落ちにくくなります。

乾燥して定着した汚れは、洗濯やクリーニングで完全に落とせないため、次第に蓄積します。

蓄積した汚れは黄ばみとして目立つようになり、汗の成分は生地の肌触りを悪くするため、着心地と見栄えが両方損なわれます。

一度着用したシャツやポロシャツは当日か3日以内に洗濯をすれば、通常の洗濯でも綺麗に汚れが落ち、見栄えを損なわずに長く着用できます。

また、襟の黄ばみは、黄ばみが目立つ前に対策すると効果的です。

忙しい場合は、2週間に一度程度でも良いので、襟専用洗剤などを利用して、汚れをリセットしましょう。

黄ばみが目立ちやすいポロシャツや半袖シャツは、洗濯機と併用できる襟専用洗剤などをスプレーしたり、ブラシなどのヘッド付き容器のタイプで汚れをこすり落としたりします。

第一ボタンを外すクールビズでは、襟の汚れが目につきやすいので、清潔感のある襟を意識しましょう。

自宅でのメンテナンスが難しい場合は、汚れ落としメニューのあるクリーニング店を利用する方法もあります。
ポロシャツにシミが付いてしまった場合も、クリーニングがおすすめです。

シャツやポロシャツ一枚になるクールビズでは、汚れやシワに注意し、生地が消耗してハリのなくなったアイテムなどに関しては、思い切って買い替えを検討しましょう。

パンツはスーツのスラックスでいいの?

スラックス

ビズポロに合わせるパンツは、スーツに使われるスラックスで問題ありません。

しかし、スーツのスラックスだけを毎日着用し、洗濯やクリーニングをしていると、使用しないスーツのジャケットと色合いの差がでてくる可能性があります。
スラックスが消耗して先に使えない状態になってしまうと、スーツが使えなくなってしまいます。スーツのスラックスをクールビズで使用すると、スーツを無駄にすることになるためコスパが悪いと言えます。

クールビズ期間中にジャケットを着用する回数が少ないのであれば、クールビズ専用のパンツを用意してローテーションで着用した方が、コスパが良くなります。

オーダースーツであれば、クールビズ用のパンツを一週間のローテーションで必要なだけ用意したり、スーツに予備のスラックスを事前に作ったりすることが可能です。
用途に応じて、パンツ単品やスーツのスラックスの予備をオーダーしましょう。

スーツのスラックスに合わせるビズポロは、雰囲気の合う台襟ありの前開きタイプがおすすめです。

台襟ありの前開きタイプは、スーツに使われるワイシャツと似ていますから、スラックスにビズポロを組み合わせても違和感がありません。よりスーツのような装いを求める場合、ネクタイと組み合わせる事も可能です。

また、ビズポロに組み合わせるパンツは、チノパンもおすすめです。ビズポロとチノパンは見た目の相性がいいため、スマートに着こなせるでしょう。

クールビズ期間中はジャケットを着用しないため、ベルトが消耗していると目立ちます。
クールビズ開始前には、ベルトや靴、名刺入れなど、革小物の色を統一して新しく用意するのもおすすめです。


ジャケット&ネクタイは必要?

スーツ

クールビズ期間中であっても、ビジネスの場面によってはジャケットやネクタイが必要になります。
上司との社内ミーティング、本社への出張、大切な顧客との商談など、業務でジャケットやネクタイ着用の可能性がある場合は、社内のロッカーなどに用意しておくと安心です。

ジャケット着用で注意すべきポイント

クールビズスタイルでジャケットを着用した場合には、汗に注意しましょう。
本来、ジャケット着用時は長袖が基本です。
ジャケットに汗が染み込むことや、袖口に汗や皮脂がつくことを長袖シャツが防止します。
しかし、クールビズでは半袖のため、皮脂や汗がジャケットに付きやすくなります。
半袖のシャツやポロシャツの上にジャケットを着用し、汗が付着した場合は、早めにメンテナンスをしましょう。
ごく少量の汗であれば、風通しの良い場所に保管して乾燥させます。
大量の汗が染みてしまった場合は、臭いの原因になるため、早めに持ち帰り汗を抜きます。

クールビズにおすすめのネクタイは?

クールビズの着こなしに、おすすめの夏用ネクタイがあります。

クールビズの軽快さを保ちながら、夏用ネクタイの持つ正式な雰囲気を活用してみましょう。

ミーティングに少し気持ちを引き締めて夏用ネクタイを合わせたり、取引先との初顔合わせで、涼やかな胸元を演出できたりするためおすすめです。

クールビズの夏用ネクタイと通常のネクタイの違いは素材です。

通常のネクタイは素材にシルクが使用されています。
表面に微かな艶があり滑らかな生地が特徴ですが、この通常のシルク生地は秋冬がメインです。


夏用ネクタイの素材は、清涼感のあるリネン(麻)やコットン(綿)、夏用のシルクなどがあります。

生地はシャリ感のあるニットタイ、透け感のあるフレスコタイ、サラッとした手触りのサッカー生地などが代表的で、季節感にマッチします。

色は、寒色のブルー系、軽快な印象のライトグレーやベージュ、寒暖を感じさせないラベンダーやグリーン系が定番です。

寒色であれば濃色でも清涼感があります。

寒色以外の色は淡い色で取り入れると、コーディネートに夏を演出できます。

柄は無地やブロックストライプなどシンプルなものがスッキリとした印象になります。
シャツが白の場合は、白いラインが太めに入っているとバランスが良く、清潔感も底上げされます。
前開きのビズポロの場合は、ニットタイなどが素材のバランスも良く見えます。

おすすめコーディネート

コーディネートを選ぶ人

クールビズでコーディネートできる、ビズポロとポロシャツのおすすめコーデを紹介します。ビズポロやポロシャツは通常のスラックスやチノパンと組み合わせるだけで決まりますが、おすすめのコーディネートをおさえると、より洗練された服装にコーディネートできます。

紺のビズポロ×グレースラックス

ネイビーのビズポロに、グレースラックスの組み合わせは、無難なスタイルといえます。ビズポロはネイビーにすることで、汗をかいても汗ジミが目立ちません。また、プルオーバータイプのビズポロであれば、スタイリッシュになります。前開きタイプのビズポロであれば、よりフォーマルさを演出できます。

加えてネイビーの濃淡を意識してコーディネートすると、より洗練されたスタイルに仕上がります。たとえば濃いネイビーであれば、品のある落ち着いた印象を与えられます。

ネイビーのビズポロにグレースラックスの組み合わせは王道といえます。

グレーのビズポロ×ネイビーパンツ

グレーのビズポロにネイビーパンツは落ち着いた印象を与えられるだけでなく、スッキリした見た目に仕上がります。上下で色のメリハリを作ることで、スタイリッシュな着こなしが可能です。

紺のビズポロ×白パンツ

ネイビーのビズポロに白いパンツは、爽やかでスマートな印象が特徴的です。色のメリハリが上下でしっかりしているため、アグレッシブな雰囲気に仕上がります。

ただし、カジュアルさが出るため、着用シーンを選ぶ必要があります。通常のオフィスでのお仕事であれば着用しても基本的に問題ありませんが、会議などがある日には着用を避けましょう。

着用シーンは限られるものの、着こなせるとスタイリッシュな雰囲気になります。

青のビズポロ×白パンツ

先ほどと少しコーディネートが似ていますが、ブルーのビズポロに白のパンツの組み合わせでは、クールな印象を与えられます。また、前開きタイプのビズポロにタックインでコーディネートすると、より洗練されたビジュアルに仕上げられます。

ビズポロ×ネクタイ

ビズポロの台襟ありのデザインなら、ネクタイも難なく組み合わせられます。おすすめの色合いは、ホワイトのビズポロにグレースラックスです。スーツスタイルでも良く見られるコーディネートなので、ビズポロでも同様の色合いにすることで、フォーマルさを高められます。

ブルー系ビズポロ×同色パンツ

上下をブルーの同色カラーでまとめたビズポロスタイルは、クールビズの中でもとくにおすすめのコーディネートです。ブルーには涼しさを感じさせる特徴があるため、クールビズに相応しい組み合わせと言えます。
オフィスカジュアルでは、色の差を出さないコーディネートも注目されています。グレー系ジャケットを合わせると、ポロシャツとパンツがIラインで強調されます。

ビズポロ×ベスト

ビズポロにベストの組み合わせでは、知的さを演出できます。また、ビズポロ1枚でコーディネートしているときに比べて、かっちりとした雰囲気も演出できます。
この場合は、前開きタイプのビズポロを合わせます。

「オーダースーツSADA」とは?

オーダースーツSADA

オーダースーツSADAは、マシンメイドのフルオーダーです。

体型を丁寧に採寸し、体にフィットする型紙を作成するフルオーダーでありながら、手頃な価格を実現しました。

個人の体型にフィットする美しいシルエット、動きやすく快適な仕立てが特徴のフルオーダーは、これまで多くの工程が手作業であるため高額で、仕立てに時間がかかることがデメリットでした。

しかし、オーダースーツSADAでは、採寸後の型紙作成に自動設計システム(CAD)を導入、生地の裁断は自動裁断機(CAM)を使用しています。
自社の専用工場で縫製することで、極限まで効率化をすすめました。

その結果、既製服と変わらない価格でのフルオーダーを実現しています。
クールビス用のジャケット、パンツ、シャツをフルオーダーで作りませんか?

特にジャケットを着用しない時間が長いクールビズでは、体型に合わせた型紙を作るフルオーダーシャツが人気です。

オーダーシャツは、肩にピッタリとフィットしつつ動きやすい点や、無駄な余裕のないウエスト回りが好評です。自由に選べる生地やボタンでデザインもイメージ通りです。

時折必要になるジャケットは、社風や業務に合わせて生地の色柄を選べます。

本数が必要なパンツはローテーションに合わせて、お好きな本数でオーダーができます。パンツは、通常業務用、会議用など、用途に合わせて生地の素材を変えるのもおすすめです。
普段は動きやすいストレッチ生地で快適に、会議は高級感のあるウール系生地になど、実用性と印象をスマートな着こなしに反映できます。

店舗では、クールビズにおすすめの生地や、特別な肌触りが特徴の海外有名メーカーの高級生地もご用意しています。

ぜひ、お気軽にご予約ください。

今回は、クールビズスタイルについて解説しました。近年は、夏を快適にすごすための機能を備えた繊維なども開発されており、ポロシャツやシャツの機能性も高くなっています。そのような生地の特性も、購入時に意識すると、着用シーンに合わせた快適な着こなしが可能です。外回りの営業では、熱を反射する白を選ぶか熱を集めるダークカラーを選ぶかでも、快適さは変わります。僅かな知識ですが、8時間の業務での快適さは大きく変わります。汗をかきやすい場合は、吸湿性のある脇パット付きインナーでしっかりと汗を吸わせ、汗が染みにくいポリエステル素材のポロシャツを合わせると、汗のベタつきを抑えつつポロシャツへの汗ジミが避けられます。ポリエステルのポロシャツだけを着用するよりも、不快なベタつきがないため快適に過ごせます。レーヨン素材も熱伝導率が高いため、熱がこもらず涼しく着用出来ます。このように快適さを維持しつつ、場面に合わせた質感の素材を選ぶことで、マナー上も安心な着こなしになります。大切な場面では、ポロシャツの生地の表面がなめらかで、白や白に近い色を選びましょう。オフィスカジュアルのようなカジュアル寄りの着こなしの場合は、ダークカラーやタックアウトの着こなしも可能ですが、メンテナンスに手間をかけ、爽やかな着こなしを意識することが大切です。

三好 星良