チェックのシャツをお洒落に着こなす！
この記事ではチェック柄のシャツについて解説しています。就職活動中や社会人になって間もないころは、シャツといえば白無地が定番ですよね。しかし、社会人になって一定期間が過ぎ、会社の雰囲気や仕事に慣れてくると、色や柄で遊びたくなるのではないでしょうか？柄物のシャツというと無難なのはストライプです。しかし、マナーを守ればチェック柄のシャツでも問題ありません。一口にチェック柄といっても、大きくわけて4つの種類があります。また、通常のスーツに合わせやすいチェック柄のシャツと、カジュアルスーツに合わせやすいチェック柄のシャツにも若干の違いがあるのです。ほかに、チェック柄のシャツに合わせやすい小物にも気を遣う必要があります。ネクタイやネクタイピン、腕時計の中でどのようなものがチェック柄のシャツに合うのでしょうか？最後にはチェック柄のシャツを用いたコーデも紹介しています。チェック柄のシャツは一見派手なイメージやカジュアルなイメージがあって、着たくてもなかなか着られないかもしれません。しかし、このコーデを参考にすることで、あなたのチェックシャツデビューの日は近くなるかもしれません。チェックのシャツが気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
チェックシャツ着用可能？
スーツの中に着るワイシャツで、チェック柄は少し遊びをもたせた印象を感じさせるシャツのように思われているかもしれません。
果たしてスーツにチェック柄は良いのでしょうか？
結論から言うと、マナーを守るべき場所（条件）以外での着用は問題ありません。
ドレスコードが指定されている場所など、ありますよね。たとえばお葬式などは白いワイシャツに黒いネクタイが一般的です。
こういった守るべきマナーを重視する場所においてはチェック柄のワイシャツは避けたほうが無難でしょう。場合によっては「マナーを守るつもりがない」という意思表示になってしまうかもしれません。
また、チェック柄のシャツは無地のシャツに比べると、どうしても目立ってしまいます。
したがって、そういった目立つシャツが周囲の環境にふさわしくない場合などもあることから、着用のシーンは都度考えていただければと思います。また、シャツには汗を素早く吸収するなどの機能が求められます。コットンなど通気性・吸水性の良い素材を選びましょう。
チェックシャツの種類
チェック柄のシャツの中にも、チェックの呼び方がそれぞれあります。
まずは名称と特徴を見ていきたいと思います。
ギンガムチェック
白地の生地に他の色を織り交ぜ、均等な配置で格子状に織り込んだ柄を指します。元々は生地の裏地に使われていましたようです。
規則正しく織り込まれていることから、清潔感がある一方で、少し若い印象を持たせることから、着る場所への配慮が少し必要と思われます。
グレンチェック
グレンチェックはギンガムチェックの格子状よりも更に細かい格子で織りなされる柄の事を指します。メンズライクな印象を与えるところも特徴的です。よりカジュアルさが際立つ柄となっています。
タータンチェック
名前の由来はスコットランド民族から来ているとされており、見た目も民族衣装を思わせるようなイメージを持つ方も多いでしょう。チェック柄の中でもよく見かけるデザインの一つかと思います。
ウィンドウペーン
ウインドウペーンは、窓の格子のような縦横の単色線でラインを引き、四角形のチェック柄を作り出しているのが特徴です。大きめのチェックが良い意味で目を引き、誇張しすぎないお洒落さを感じさせます。
シャドウチェック
薄いチェック柄を指しており、さり気なくチェック柄を見せることができるため、目立たせるというよりも、ワイシャツを来ている側が楽しむというイメージがポイントです。周りからの見た目も悪くなく、細やかなお洒落さに気を配っている人だなという印象付けができる点で人気があります。
おすすめシャツ スーツ
チェック柄のワイシャツは、シャツスタイルでよく見られるアイテムですが、スーツと合わせて着ることができるでしょうか？
フォーマルなスーツスタイルに合うチェック柄シャツについて解説していきます。
1つ目にオススメなチェック柄シャツは、ギンガムチェックシャツです。
ギンガムチェック柄シャツは、清潔感がある他、カジュアルシーンでもよく用いられおしゃれな印象を与えてくれます。チェック柄の大きさは、大きいものよりも細い柄を選ぶことでビジネスシーンでもマッチしやすくなるのでオススメです。
フォーマルなスーツに合わせる場合は、シーンを考えた上で合わせるというのが良いでしょう。
たとえば、打ち合わせの際であれば、モノトーンの落ち着いた色味のシャツをチョイスする事で、清潔感と合わせて、落ち着気の中にも見た目に気を使っている雰囲気を出すことができます。
一方で少し社交的な場でのスーツスタイルであれば、ライトカラーのネイビーやブラウンといったスーツに少し明るいギンガムチェック柄のシャツを合わせることで、華やかさを演出してくれます。
何れにせよ適当なシーンに合わせたシャツ選びが重要です。
2つ目がシャドウチェック柄のシャツです。
こちらは、無地のワイシャツに近い見た目ですが、薄くさりげないチェック柄により、目立ちにくい線で作られているため派手に見えず、さりげないお洒落を演出できる点で好まれるチェック柄となっています。こちらは無地に近いことから目立ちにくいことから、フォーマルなスーツにも適しており、さりげないお洒落を楽しみたい方にもピッタリのシャツとなっています。
オススメのチェック柄シャツを見ていきましょう。
おすすめシャツ カジュアル
カジュアルスーツで着用するチェック柄シャツは、セットアップのジャケパンスタイルに合わせることで、チェック柄シャツがよく映えるようになります。
ジャケパンスタイルの場合にチェック柄のシャツを着用する際の基本は、体型にあわせたシャツを選ぶことです。シャツのサイズ感は直接印象に関わってきますので、これはおさえておきましょう。
カジュアルスーツに適したチェック柄シャツのおすすめでは、フォーマルなスーツにも適したギンガムチェック柄が同様にベストマッチします。
解説の部分は重なる点もあるため避けますが、ネクタイなどでさらにお洒落さを出すこともできるので、非常に着回しやすい点でオススメです。
もう一つがウィンドウペーンのシャツです。
ワイドな格子状のチェック柄が目を引くことから、カジュアルな印象が演出され、カジュアルスーツに適しているシャツとなります。
色合いのイメージは、ライトカラーのウィンドウペーンのシャツであれば、同様にライトカラーのジャケットを合わせると統一感が出ますし、同様にネイビーといった落ち着いた色味のウィンドウペーンのシャツであれば、ブラックなどを合わせると全体の印象にも落ち着きや紳士感が出るかと思います。
その他様々なチェック柄シャツをカジュアルスーツに合わせながら自分の好みを創り上げることができる点でもチェック柄シャツは非常に優秀ですので、スーツを作る場合などはいくつかのパターンのシャツを用意して、自分にしっくりと来るスタイルを探すようにしてみてはいかがでしょうか。オフィスカジュアルであれば、長袖のカットソーやネルシャツ、それに裏起毛となっているトップスなどカジュアルな装いが許される場合もあるでしょう。
シャツに合うネクタイ
チェック柄のシャツは、少しラフさやカジュアルな印象から、合わせるネクタイの種類によって、さらにお洒落の幅が大きく広がります。
チェック柄に似合うネクタイがどのようなものがあるか見ていきましょう。
ニットタイ
シンプルで落ち着いた印象があるニットタイですが、チェック柄のシャツに対して非常に合わせやすいと思います。
チェック柄のシャツの印象はネクタイよりも前に出ることが多いため、そこを落ち着いた印象のネクタイでまとまりを見せならが、お洒落を演出できる点で非常にオススメです。ニットタイは秋冬につけると季節感があってよいでしょう。
ドット柄
様々なチェック柄と別の柄を合わせるパターンオンパターンの中でも、ドット柄のデザインはチェックとは比較的競合しないため、合わせやすい印象があるネクタイです。
チェック柄の大きさに合わせ、ネクタイのドット柄についてはサイズ感を合わせる形で選ぶことができれば、まとまりもできてお洒落さを演出できます。
ただ、この上にさらに柄があるスーツを着ると少しうるさく見えてしまう可能性があるため、無地のスーツが落ち着きやすいと考えます。
無地
やはり安定的なのは無地のネクタイです。カラーリングをチェック柄シャツと合わせつつ落ち着きやライトな印象を与えたいなど、自分好みの演出を作り出す際にも無地のネクタイをチョイスすることでそれらを実現することができると思います。
また、フォーマルスーツ、カジュアルスーツどちらにも適しているため幅広いスタイリングを考えたい際には持っておきたいネクタイの一つです。
シャツに合う小物
ジャケパンスタイルでのチェック柄シャツの着用はカジュアル感を出しやすく、オシャレな印象を演出しやすいのが特徴的です。
シャツスタイルの場合だと、チェック柄シャツにまずは目が行きがちですが、そのスタイルを引き立てるアイテムなどについてご参考にしていただければと思います。
ネクタイピン
シャツスタイルの際にネクタイを付ける場合、お洒落さをまとめる小物としてネクタイピンは非常に有効なアイテムです。
ネクタイピンにも様々なデザインがありますが、あくまでワイシャツとネクタイの統一感を出すためのさりげない演出の一つとして、高価すぎず、安すぎないものを選んでいただくのが良いかと思います。
腕時計
腕時計はビジネスシーンでは当たり前のアイテムですが、チェック柄シャツスタイルでも必須と表現しても過言ではないアイテムではないでしょうか？
高級な腕時計は、その人のステータスを見せる上でも重要なアイテムですので、コーディネート全体のバランスを配慮しながら選んでいただくことがベストかと考えます。
小物を選ぶ際は、全体の統一感を主軸にして選んでいただく事がオススメなので、店舗にて選ぶ際はあなたのコーディネートの姿で合わせに行ってもらうことをおすすめします。
チェックシャツのコーデ
ブルーのギンガムチェックシャツ×ネイビーのウィンドウペーンスーツ
ブルー×ホワイトのギンガムチェックシャツに合わせるのはネイビーのウィンドウペーンのスーツ。ウィンドウペーンは一般的にカジュアル色の強い柄とされていますが、ベースになる色によっても印象が変わるのが特徴。ネイビーをベースとするウィンドウペーンであればそれほどカジュアルさを感じすぎることもなく、全体的にシックで引き締まった印象を与えるでしょう。
スーツが引き締まった印象であるため、シャツはやや開放的なデザインを選んでも問題ないでしょう。スーツに合わせるのはブルー×ホワイトのギンガムチェックシャツ。ブルーもホワイトも明るめな色のため、春夏を感じさせる爽快感があります。スーツで全体を引き締めているため、余計にそう感じさせてくれるのでしょう。このシャツが首元に明るさをプラスしてくれます。
一方、ネクタイはブラウンをやや含んだグレー系統のソリッドを選択。シックなネイビーのウィンドウペーンをさらに引き締める役割を担っています。ネクタイが全体のバランスを取るため、ギンガムチェック×ウィンドウペーンが喧嘩せずに成り立っているのです。
グレーのシャドウチェックシャツ×グレーのスーツ
グレー×ホワイトのシャドウチェックのシャツに合わせるのはグレーの無地のスーツ。同系色でまとめることにより、無難ながらも全体的にシックな装いになります。グレーはオーソドックスな色でありながら、ネイビーよりさらに落ち着いた印象を与えるもの。どのようなシャツにも合うため、一着持っておくとコーデの幅が広がるでしょう。
合わせるシャツはグレーのシャドウチェック。シャドウチェックのシャツは遠目には無地に見えますが、近づくとチェック柄がわかるもの。スーツが無地のため、シャツまで無地だと地味になるところを、さり気なく大人のおしゃれを演出しているのです。もちろんシャツもスーツも大人しい柄のため、喧嘩することはありません。グレーの無地のスーツと同様に、グレーのシャドウチェックのシャツも一枚持っておけばさまざまな場面で着られるでしょう。
全体的にシックな装いに合わせるのは、ピンクのストライプのネクタイ。シックな印象にピンクは合わないと思うかもしれませんが、グレーとピンクは相性のよい色なのです。また、コーディネートの中で柄物を多く使うとうるさい印象になりますが、スーツは無地、シャツはシャドウチェックのため、柄同士が喧嘩することもありません。ピンクは桜の花びらを連想させる色でもあります。春先に着れば、季節を先取りしたオシャレなコーデだと思われるでしょう。
ブラウンのギンガムチェックシャツ×グレーのグレンチェックスーツ
ブラウン×ホワイトのギンガムチェックシャツに合わせるのは、グレーのグレンチェックスーツ。グレンチェックはチェック柄の中でもシンプルなため、そもそもシックなグレーとの相性は抜群。スーツに柄を取り入れたいけど、あまりカジュアル色を強くしたくないときには、グレンチェックがおすすめです。
合わせるシャツはブラウン×ホワイトのギンガムチェックのシャツ。ブラウンと言っても土のように濃い色ではなくベージュの要素を含むような明るい色のため、シャツはややカジュアル色が強くなります。そのため、シックなグレーのグレンチェックスーツとも相性良く着られるのです。
ネクタイはブラウンのニットタイをチョイス。ネクタイはシャツのブラウンとは異なり、土のような濃いブラウン。そのため、シャツで明るくなった印象を引き締めるのに最適です。ニットタイの素材感がブラウンという色と合わさることにより、通常のネクタイにはない優しい感じを演出しているのも特徴です。いつもと違うネクタイの質感を楽しみたいときに、ニットタイを選んでもよいかもしれません。
ネイビーのギンガムチェックシャツ×ブラウンのスーツ
ネイビー×ホワイトのギンガムチェックのシャツに合わせるのは、ブラウンの無地のスーツ。無地といってもツイード素材のスーツを採用しているため、ブラウンという色と相まって独特の優しさと落ち着き感を放っています。シックか？といわれるほど暗くなく、カジュアルか？といわれるほど明るいわけでもない、非常に不思議な印象を受けるのがブラウンスーツの特徴です。
そんなブラウンスーツに合わせるのは、ネイビー×ホワイトのギンガムチェックシャツ。ネイビーは本来シックな色とされていますが、ホワイトと合わさることで明るくカジュアルな印象になるのです。ブラウンのスーツは色味にやや思い感じがあるあため、ネイビー×ホワイトのギンガムチェックのシャツを合わさるとちょうどよい印象になるでしょう。
合わせるネクタイはネイビーのニットタイ。本来ネイビーにはシックな印象を受けますが、ニットという素材感もあり不思議と優しい感じに。よくあるネクタイの素材だとネイビーは合わなかったかもしれませんが、ニットという素材を選ぶことにより、見事にシャツやスーツを調和しているのです。
オーダースーツSADA
今回は、チェック柄シャツの着こなしや、特徴などについて解説してきました。
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この記事ではチェック柄のシャツについて解説しました。一口にチェック柄といっても、ギンガムチェック、グレンチェック、タータンチェック、ウィンドウペーン、シャドウチェックなどさまざまな種類がありました。通常のスーツスタイルにチェック柄のシャツを取り入れる場合は、ギンガムチェックかシャドウチェックが合うでしょう。また、カジュアルスーツにチェック柄のシャツを取り入れる場合は、ギンガムチェックやウィンドウペーンが合うでしょう。チェック柄のシャツに合うネクタイもいくつかあります。通常のネクタイとは異なり柔からな印象を持つニットタイ、チェック柄とデザイン面で喧嘩しないドット柄、どのような色柄にも合うソリッドタイ（無地）のうちどれかを選ぶとよいでしょう。そのほか、ネクタイピンや腕時計にも気を遣う必要があります。最後のコーデ集では、チェック柄のシャツを取り入れたコーデを紹介しました。通常のスーツスタイルに合うギンガムチェックやシャドウチェックを中心に、柄はウィンドウペーンやグレンチェック、色はグレーやブラウンなどさまざまなスーツを合わせています。この記事を参考に、ぜひあなたに合うチェック柄のシャツを見つけてみてください。