様々なシーンで活躍する「グレースーツ」の魅力とは
黒いスーツ集団の中にグレースーツの人がいたらハッとしませんか。
「グレースーツを試してみたいけど一歩踏み出せない…」
「自分にあったグレースーツを選びたい!」
そんな悩みを解決できるようにお手伝いをする記事です。
具体的には、
・グレースーツで失敗しないシャツ選びを習得できる
・グレースーツを普段使いのひとつにしたくなる
という内容です。
◎グレーを知る
グレーは「個性的」である以外に
「知的」「上品」「多彩」な印象も相手に与えます。黒は黒にしかなり得ないですし、紺は明るすぎると間の抜けた印象になりがちです。ところがグレーは、表情を変えても違和感なく着こなすことができるのです。そのため、ビジネスシーンでもカジュアルシーンでも嫌味にならないという点で優れます。また、黒と同じように「どんな色にも合わせやすい」というメリットもあります。
グレースーツを理解し、合わせるシャツを正しく選ぶことで、あなたのスタンダードをつくってみませんか。そのためにはまずグレーの表情とも言える
「3つのトーン」について理解しておきましょう。選びたいグレーは何かを知っておくと、スーツ選びがスムーズになります。3つのトーンとは
「チャコールグレー」「ミディアムグレー」「ライトグレー」です。
○チャコールグレー
落ち着いた印象にしたい人向けです。黒いスーツに近いため、ビジネスシーンにも使われます。重厚感があって頼りたくなるような色とも言えます。そのため、ご自身の気持ちを引き締めたい時に最適ではないでしょうか。また、暗めの色が好みだったり、結婚式などにも着ていきたい場合もチャコールグレーをおすすめします。どうしても明るめのグレーが着られない場では、ワンポイントアイテムで差をつけることが可能です。
○ミディアムグレー
「遊び心を織り交ぜたいけど、落ち着いた雰囲気は残したい」
「ライトグレーほど明るくしたくないが、グレーにはチャレンジしてみたい」
そんな方にピッタリなのがミディアムグレーです。ビジネスシーンでも充分活躍できます。チャコールグレーは黒っぽく見えすぎる面もありますので、よりグレーを強調できます。また、3トーンの中で選択できるアイテム数がトップクラスです。オシャレを一層楽しむことができそうですね。
○ライトグレー
圧倒的な軽やかさと明るさを印象付けます。また、明るい色は清涼感と爽快感をアップさせますので、春夏など暖かな季節にもピッタリです。結婚式ではグレースーツを見かけるようになってきています。本来なら欧米では黒ではなくグレーやネイビーのスーツが主流です。主役より目立たなければマナー違反になりませんが、明るすぎるライトグレーよりもチャコールグレーを選んだほうが無難でしょう。
以上、この3つのトーンを理解していれば自信を持って選ぶことができます。
「季節、場、気分に合わせたスーツ選びができる」
これがグレースーツをおすすめする理由です。
「グレースーツの良さはわかったけど、シャツはどんなものを選べばいいの?」
「でもノーネクタイというわけにはいかないな」
ワンポイントで相手の目を一気に引き寄せてくれるのでネクタイも重要なアイテムです。周りと差をつけるためのネクタイ選びにも少し触れていきながら悩みを解決していきましょう。迷う方も多くいらっしゃると思うので、スーツ×シャツ×ネクタイの組み合わせを厳選しています!
グレースーツに合わせるシャツの色【白シャツ編】
スーツと言えば白シャツが定番です。白のイメージは何といっても
「清潔感」そして
「明るい」「何色にも合う」です。白・黒・グレーは「無彩色」と言って色みのない色です。だから何色にも合うんです。
○グレー全般×白シャツ×黒ネクタイ
引き締まり感あふれるコーディネートです。
「シンプル過ぎない?」
と思われるかもしれませんが実はこれが
失敗しないコーディネートの代表格なんです。先に述べたように、無彩色同士の組み合わせです。いわば兄弟のようなもの。だから失敗しないんです。また、黒ネクタイは冠婚葬祭という堅いイメージがついて日本ではあまり浸透されていないようです。思い出してみてください。メディアで海外のスター達がこのスタイルをしているのをよく見かけませんか。欧米では大人の余裕を感じさせるスタンダードなドレスコードです。それでいて失敗しにくい!これからグレースーツにチャレンジする人にとっては加点ポイントですね。
3トーンのスーツ全てに合わせることができるので安定感が極めて高いのが魅力です。
○チャコールグレー×白シャツ×ボルドーネクタイ
「赤っぽいネクタイは勇気がない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがグレーとボルドーの組み合わせは抜群です。ボルドーは言わば高貴な赤ワインの色。ちなみに原色の赤は砕けすぎてしまうので控えましょう。白シャツ編で紹介する中で一番目立つ組み合わせにはなりますが、チャコールグレーのスーツと相性が良いです。チャコールグレー×ボルドーであれば落ち着いて見えます。会話をしている最中に相手がふと目を落としたところ、それが胸元です。Vネックから覗かせたボルドーのネクタイが相手をハッとさせるでしょう。
○グレー全般×白シャツ×柄ネクタイ
ストライプ、ドット、ソリッド、幾何学、ペイズリーなど柄と言っても様々あります。迷われている場合はストライプまたはドットが安心でしょう。ただし、柄の色も考えると非常に迷いますよね。例えばストライプ柄の場合、ストライプ自体の色・太さ・角度。ドット柄の場合、ドット自体の色・大きさ・間隔。最初にしては難しそうだなと感じたら、迷わず無地を選択することをおすすめします。
グレースーツに合わせるシャツの色【青・サックスブルーシャツ編】
ところでサックスブルーはどんな色でしょうか。ブルーとは言っても、実はグレー系に近い色なんです。コーディネート全般に言えますが、同系色を意識することがオシャレに着こなす基本の一つです。このことを考えると、自然とグレーとの相性が良いことがおわかりいただけると思います。サックスブルーは派手さを抑えつつ明るい印象を与えてくれる、気分がワントーンアップするアイテムです。
○ミディアムグレー×サックスブルーシャツ×紺ネクタイ
特にスーツはサックスブルーと明るさの近いミディアムグレーを選ぶと良いでしょう。ミディアムグレーもサックスブルーも「中間色」に当たりますので相性は抜群です。そこに、青系の紺ネクタイを掛け合わせることでより統一感が増します。
○ライトグレー×サックスブルーシャツ×黒ネクタイ
涼しげな雰囲気を与えたいならライトグレースーツと合わせるのもありでしょう。スーツとシャツが明るいため、ネクタイは締まる黒を選ぶことで明るすぎを防げます。
グレースーツに合わせるシャツの色【紺シャツ編】
白系のシャツをずっと着ていて
「飽きてきたので濃い色のシャツも試してみたい」
「胸元が明るすぎて気になる」
と感じ始めた時におすすめなのが紺シャツです。濃い色のシャツは中上級者向けと言えますが、グレースーツにおいては特に問題になりません。シャツが濃い色なので、コントラストを考えるとスーツはライトグレーが良いでしょう。紺のシャツまで合わせられるなんてグレースーツは優秀すぎますね。
○ライトグレー×紺シャツ×柄紺ネクタイ
濃い色のシャツであればノーネクタイでも充分ですがネクタイが必要な場合はどうすればよいでしょう。白とは違い色がしっかりついたシャツを使う時に気をつけたいことがあります。失敗しないためにはシャツとネクタイを同系色でコーディネートすることに尽きます。
「紺に紺でいいの?」
と思われますが、そこでワンポイントとして柄をネクタイに入れてみるのです。例えば、
・手始めにドット柄
・遊び心満載の小花柄
・クラシック感を出したいなら小紋柄
あくまでも小さな柄です。柄が大きすぎると幼く見えてしまいますので注意が必要です。
グレースーツに合わせるシャツの色【黒シャツ編】
黒シャツとの組み合わせはエレガントさを強調します。男らしさを全面にアピールしたコーディネートです。カラーコーディネートが少し苦手な人にもピッタリな組み合わせと言えますね。
○チャコール/ミディアムグレー×黒シャツ×ライトグレーネクタイ
濃い目のグレーと黒シャツなのでネクタイは明るめにライトグレーを選びます。こうすることで重たくなりすぎないコーディネートを実現します。また、光沢感のあるものや、ストライプでアクセントを加えてみても良いでしょう。これは白シャツ×黒ネクタイの対照的なコーディネートですね。白がない分、より一層引き締まった印象になります。
○ライトグレー×黒シャツ×ミディアムグレーネクタイ
上記のコーディネートと比べ、スーツとネクタイの明暗が反対になったものです。スーツの明るさを損ないたくない場合にいかがでしょうか。
グレースーツに合わせるシャツの色【柄シャツ編】
白系をベースにした柄シャツもひときわ目を引きます。例えば、チャコールグレーやミディアムグレーで落ち着きさを保ちつつVネックからちらりと見える柄は非常に印象的ですよね。柄は難しいと思われる反面、無理せず大げさな柄にしなければほとんど失敗しません。何でも合うグレースーツがカバーしてくれます。柄は選択を誤ると逆に目立ってしまいますが、やりすぎなければ問題ありません。柄シャツ×柄ネクタイという組み合わせも可能ですか、上級者向けなのでネクタイはまず無地を選んでみましょう。
○チャコールグレー×ピンストライプ柄シャツ×ボルドーネクタイ
スタイリッシュさを演出したいなら定番のピンストライプ柄です。白シャツ編で紹介した組み合わせを柄シャツに変えたものです。これだけでチャコールグレーの重厚感がさらに引き立ちます。
○ライトグレー×ブロックチェック柄シャツ×紺ネクタイ
ブロックチェックのような小さめのチェックが知的さを演出してくれます。ライトグレーの明るさを活かしつつも、どこか控えめな柄のシャツが相手の心をくすぐります。ちなみにギンガムチェック柄はかなりカジュアルな雰囲気になりますので気をつけてください。
○ミディアムグレー×ピンドット柄シャツ×黒ネクタイ
コインドット、ポルカドット、ピンドットの順でドットが小さくなっていきます。ドットは丸の大きさが大きくなればなるほど可愛さが増してしまいます。大人の雰囲気を保つならピンドットが良いでしょう。遠くからではなく対面で近づいて初めて、さりげなさを気づかせるくらいがちょうどいいです。
ワンランク上のグレースーツの着こなしを身に着ける
グレースーツの着こなしにはまだまだ魅力が詰まっています。ちょっと慣れてきたなと思ったら、ひねりを加えて上品さをワンランク上げてみませんか?
○ストライプ柄グレースーツ
シャツやネクタイに柄ではなくスーツ自体にストライプ柄が入ります。例えば、光に当てた時にわかるシャドーストライプ、間隔が一番狭いピンストライプが定番です。ストライプ柄で気をつけなればいけないことはストライプの太さです。幅が広ければ広いほどカジュアルに映るということは覚えておきましょう。また、縦に伸びる線は人の錯覚で身長を高めに、体形を細く見せる効果があります。さらに、まっすぐ芯の通るイメージから意志の強さとスマートさを印象付けます。このタイプのスーツの場合、シャツやネクタイはまずは無地から試していただくことをおすすめします。なぜなら、スーツ自体に柄が入っているだけで充分なインパクトを与えるからです。
○チェック柄グレースーツ
チェック柄と聞いてどんな印象を受けるでしょうか?主に「親近感」「柔らかさ」と言われています。ストライプ柄に比べ難易度は高めですが、着こなすことができればグレースーツ上級者でしょう。はっきりしたチェック柄よりも、まずは控えめなチェックをおすすめします。例えば、シャドーチェックやグレンチェックです。これらは「上品」「知性的」な印象を与えます。特にグレンチェックは英国の伝統的な柄なので「紳士的」というイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。このタイプのスーツも同じく、シャツやネクタイはまず無地で試していただくことをおすすめします。
○光沢のあるグレースーツ
言わずもがな上品さが格段に上がります。例えば、チャコールグレーの重厚感に光沢感をプラスすることで洗練された上質な大人を演じられます。生地を選ぶときに是非手にとって触り心地も比べてみてください。
○スリーピース
英国スタイルの象徴でもあるスリーピースは格式の高さを物語ります。ベストは本来、ジャケットを脱いだ際、シャツ一枚にならないようにするためのものでした。例えば柄シャツ一枚よりベストを着ることでグレーの良さを損なわずに上品さを保つことができますね。
○ニットタイ
例えば「チャコールグレースーツ×白シャツ×黒ネクタイ」の組み合わせにおいて黒のニットタイに変更するだけで、重厚感が程よく和らぎます。きっちりし過ぎているなと感じたらニットタイですこし
「崩し」を与えてみてはいかがでしょうか。
○靴の色
足元が重くなりがちなので、グレースーツは黒よりも
ブラウン系と相性が良いです。
・チャコールグレースーツ:黒、ダークブラウン
・ミディアムグレースーツ:黒、ダークブラウン、ライトブラウン
・ライトグレースーツ :ダークブラウン、ライトブラウン、ライトブラウン
○裏地の柄
「裏地にこだわって意味があるの?」
こんな声が聞こえてきそうです。裏地は元来「汚れや摩擦から表生地を守るためのもの」です。柄をつける必要はないのです。でも、ジャケットを羽織る時もしくは脱ぐ時、内ポケットからペンを取り出す時など、チラ見せの場面はありますよね。その一瞬目に入った裏地にストライプ柄やドット柄がついていたらどうでしょう。
「さりげなさ」「細かな気遣い」が印象的になりますし、ご自身の品を高めてくれます。通常裏地は同系色で仕立てられています。今まで気にしていなかった裏地もお気に入りの柄で生まれ変わります。スーツやシャツに柄を入れることに抵抗がある場合、裏地にこだわってみてもいいかもしれません。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。いかがでしょうか。グレースーツも普段使いのアイテムの一つとして活用できそうでしょうか。普段着に比べ、スーツは高級品かつ長く使いたいアイテムです。そのため、自分に合わないスーツを買ってしまわないようにしたいところです。そこでオーダースーツという選択肢があります。
「オーダースーツって高いんじゃないの?」
「オーダーが初めてだと難しいんじゃないの?」
そんな不安を一気に解消してくれるのが「オーダースーツSADA」です。
○既製品のスーツでよくある悩み
・体にフィットしない
・着せられている感覚がする
・ジャケットは合うけどスラックスが合わない
・サイズは合うけど好きなデザインが見つからない
体形も好みも人それぞれ。こればかりは仕方のないことですよね。でも共通して言えるのが
「妥協して購入することはもうしたくない」
が本音なんです。せっかく購入したスーツも着こなせずに着るのをやめてしまうほど悲しいことはありません。
そこで、マシーンメイドフルオーダーで低コストかつ丁寧な採寸と接客でお客様のスーツシーンをガラリと変えてくれる魔法のお店。それが「オーダースーツSADA」です。
○「オーダースーツSADA」の魅力
・
20箇所以上を丁寧に採寸
・生地仕入れから縫製まで一貫体制
・職人にしかできなかった型起こしや裁断を
マシーン化
・返金保証一ヶ月
・サイズ割り増しなし
・ウエストの
お直しずっと無料
マシーンで行えるからこそ、スタッフはお客様に寄り添うことに専念できるのです。お客様のスーツを着る目的、好み、悩みをスタッフに伝えてみてください。全国50の各店舗で実際に生地を手に取っていただけます。下見だけでも歓迎いたします。
お客様のスーツライフを一緒にイメージさせていただけませんか?