タブカラーとは何? シーン別におしゃれにタブカラーシャツを着こなす方法をご紹介!
今回はエレガントに着こなすことのできる、タブカラーシャツをご紹介します!タブカラーシャツの着こなし方や、何を指しているのか分からない方も多いでしょう。コツさえつかめば簡単に真似できるのでチェックしていきましょう。
タブカラーシャツとは
そもそも「タブカラーシャツ」とは何のこと?
タブカラーシャツとは襟の構造の名称です。
タブカラーシャツの「タブ」とは紐という意味で、「カラー」は襟を指しています。
タブカラーとは左右の襟をつなぐ紐の事で、そういった紐が施されたシャツのことを「タブカラーシャツ」と言います。
この紐がついているのには理由があって、ただの装飾品としてつけられているわけではないんですよ。しっかりとした機能を兼ね備えており、ネクタイを締めたときにシルエットを崩さないためについています。
タブカラーシャツは1980年代から後半にかけて人気のあった襟の形で、タブを留めることで首回りの密着度が高くなりスタイリッシュなスタイルになります。
基本的な形はネクタイとセットで着用するものです。
また機能面だけではありません。
タブの上からネクタイを結ぶことで締めた部分の結び目が浮き上がり、首元に立体感を与えることができるのです。
立体感が生まれることでスッキリとしたスタイルのスーツに抑揚が付き、程よいアクセントになりますよ。
これがタブカラーシャツの一番の特徴です。
またタブカラーには襟の形が2種類あり「レギュラータイプ」と「ラウンドタイプ」が存在します。
レギュラーカラーとは定番ともいえるシャツの襟の形です。
どんな場面でも着用することができ、シンプルで色柄の種類が多いのが特徴です。
ラウンドカラーは衿が丸く加工されているものを指します。
レギュラーカラーのようなシャープなシルエットとは違いエレガントなイメージがあります。
欧米ではクラブカラーとも呼ばれており、上流階級を区別するために使われているんですよ。
丸みを帯びている物は相手に柔らかい印象を与えます。
クラシックな印象でまとめるスーツコーデにはよく取り入れられています。
そんなタブカラーシャツが持つ印象はどのようなものなのでしょうか。
次は印象についてお話しします。
タブカラーシャツが持つ印象
タブカラーシャツの特徴はネクタイを締めた際に、結び目が少し浮くことで生まれる立体感です。
首元に奥行きが生まれることで抑揚がつくと冒頭でお話ししましたね。
タブカラーシャツはネクタイと合わせることで華やかでおしゃれな印象になります。
また、タブカラーシャツはおしゃれに着こなすためのアイテムなので着用する場面によっては、カジュアルな印象にもなるので気を付けましょう。
タブカラーはスーツに合わせるだけでなく、洋服にも取り入れる傾向もあります。
時代の流れで様々な場面で着用される度、その時の流行の形(印象)に変化しています。
基本となるタブカラーシャツの印象は「エレガント」で「クラシック」なイメージがあります。
元々は「機能」としての役割を持っていたタブカラーシャツは「おしゃれに着るもの」として扱われるようになりました。
エレガントやクラシックな印象になったのは、これまで着用されてきた場面(ドレスクロージング)のイメージが強いからとされています。
「タブカラーシャツ=礼装」というイメージがあるので日常で着用する方が少ないのです。
着用される機会が少ないものを取り入れると、周りとは違う「個性」を演出することができます。
上品な印象のタブカラーシャツは着用されることが少ないなら、どういった場面で着用することができるのでしょうか。
タブカラーシャツを着ていい場面
先ほどお話ししたようにエレガントな印象を持つタブカラーシャツはビジネスシーンでも着用いただけます。
ビジネスマンのような毎日スーツを着るような方には良いアクセントになるので着まわす際に活躍しますよ。
しかし、タブカラーシャツはややカジュアルな印象になりやすいので、ビジネスシーンでは合わせるネクタイが大切になってきます。
スーツに関するルールが厳しい職場では、受け入れられない場合もあるので気を付けましょう。
また、職種にも関係があります。商談や目上の方とのコンタクトが多いような方にはおすすめできません。
そして、ビジネスシーンでの着用で気を付けていただきたいのが、ノーネクタイのスタイルはNGということと、厚手のネクタイ(ニットタイなど)と合わせないということです。
ビジネスシーンにおいて、タブがむき出しになっているのはだらしない印象になってしまいます。
また厚手のネクタイを選んでしまうと、タブカラーシャツの特徴である立体感が必要以上に強調されてしまい威圧感になってしまうので気を付けましょう。
ビジネスシーンにおいては落ち着いた印象のスーツスタイルが求められるので、着用の際はよく周りの環境やルールを確認しましょう。
結婚式やパーティーなど
結婚式やパーティーといった場面にはピッタリです。
おしゃれなスーツの印象を引き立たせるポイントは、着用シーンの雰囲気などに合わせることです。
その場の雰囲気に合わせるというのは、会場について配慮するだけではありません。
主賓の立場が自身より目上の者だったりする場合があります。
目上の方や、親族の結婚式の場合はかしこまったコーディネートが望ましいです。
フォーマルな印象が強い方が良いため、レギュラーカラーのシャツを着用しましょう。
就職活動や転職活動
ビジネスシーンで着用できるなら、ここぞという場面でも着用できるのではないか?
いいえ、就職活動や転職活動は言ってしまえば「一番下の立場」としての自覚を持つ必要があります。
シチュエーションでいうのなら「ビジネスシーンにおける大事な挨拶」ですね。
こういった場面ではかしこまった服装が求められるのでタブカラーは着用できません。
個性を演出して他の志願者とは違う雰囲気を持ちたいと思われる方もいますが、面接などの場では外見によるアピールではなく、内側のアピールを心がけた適切なシャツを選びましょう。
タブカラーシャツはノーネクタイでも良いって本当?
タブカラーシャツの特徴は首元にタブ(襟をつなぐ紐)があることですね。
印象についてお話しした際にタブカラーシャツは「ネクタイと合わせることで華やかな印象になる」とお話ししました。
タブカラーシャツ単体ではこれといった印象を与えることができないのと、タブが見えてしまうのは好ましくないのです。
タブカラーシャツはノーネクタイで着用することを前提に作られていません。
なのでタブカラーシャツではノーネクタイのスタイルはNGなのです。
タブカラーシャツを着用したコーデ例
それでは最後にタブカラーシャツを使ったコーデ例をご紹介いたします。
前提として、タブカラーシャツはネクタイとセットで着用するものなので、シャツ自体の色や柄が良くてもノーネクタイはNGですよ。
タブカラーシャツで一般的な色はレギュラーカラーと同じく「白」と「サックスブルー」です。
近年では薄い黄色などのプライベートでの着用を目的としたカラーもあります。
スーツ自体との合わせ方は、基本的な「同系色でまとめる」組み合わせの方法でOKです。
ツーピーススーツと合わせる
スーツの基本的な形であるツーピースは特にネクタイの浮き上がりが目立つのが特徴です。
ツーピーススーツの場合はネクタイの色味を調節して、胸元の主張をうまくまとめるかがポイントになります。
ネクタイの色はスーツと同系色で組み合わせるのが基本なので、ビジネスシーンでの着用を想定してお話しします。
定番色である「黒」と「ネイビー」が、一番タブカラーシャツを扱いやすいですよ。
落ち着いた色だからこそ胸元の主張が抑えられ、おしゃれな印象になります。
また、シャツの色も考慮してほしいポイントがあり、基本的にはノーネクタイでの着用を推奨できないスタイルですので、色や柄は無地の白(またはサックスブルー)をおすすめしています。
どうしても柄を取り入れたい方は遠くから見て無地に見える程度のストライプがおすすめです。
薄いストライプが入るだけで胸元に「成実さ」を演出させることができます。
反対にストライプのスーツに合わせて無地のタブカラーシャツを組み合わせるのも、華やかな印象になりおしゃれな雰囲気を持つことができますよ。
スリーピーススーツと合わせる
スリーピースとは「ジャケット」「ベスト」「スラックス」の3つのアイテムのセットのことです。
ベストを取り入れることによって胸元の「Vゾーン」は狭くなってしまいます。
衿の幅が広いワイドカラーのようなシャツはVゾーンの収まりが悪くなり窮屈感が出てしまうので要注意です。
窮屈感を出さず、スタイリッシュに着こなすにはタブカラーシャツは相性抜群なんですよ。
首元が引き締まるのはもちろん、ベストには体型を補正する効果があり、全体的にスタイルがよく見えますよ。
スリーピーススーツもネクタイの選び方は基本的な組み合わせ方と同じで、スーツ全体で「色は3色まで」と「柄ものは2つまで」の2つの基本を抑えればどんな物でも組み合わせることができます。
あくまで目安ですが、スリーピーススーツに限らずタブカラーシャツに合わせるネクタイの色や柄は控えめなものを選びましょう。
ネクタイの生地にも注目
この記事の一番最初にお話ししたように、タブカラーシャツはネクタイの結び目が浮き上がる為、厚手のネクタイは組み合わせに向いていません。
厚手のネクタイは結び目が大きくなってしまうため、胸元の存在感が強くなります。
合わせるネクタイはなるべく細身のものが適しています。
色や柄も落ち着いたものを選ぶのは理由があり、タブカラーシャツそのものを着用する場面は
かしこまった場面やフォーマルな場面が多い為だからです。
ただ、この色や柄がNGといった決まりは存在しません。
ビジネスシーンでは着用できませんが「グリーンスーツ+ピンクのタブカラーシャツ+ネイビーネクタイ」といった大胆な組み合わせもおしゃれですよ。
このようにシャツに鮮やかな色を持たせたコーディネートは、カジュアルな印象の中に都会的で洗練された大人の印象を与えてくれます。
サックスブルーのタブカラーシャツはビジネスシーン向きですが、青をベースにしたコーディネートは幅広い年代で愛されており、着用場面を考慮することでより明るいブルーコーディネートも叶えてくれますよ。
一見難しく思えるタブカラーシャツのコーディネートは、基本となるスーツの組み合わせ方を参考に、着用場面の雰囲気に合わせることで誰でも着こなすことが可能です。
ですが、着用率の低さと慣れないシャツを選ぶのに不安がある方も多いでしょう。
スーツは相手に好印象を与えやすい衣服とも言われています。
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