IACD（全米衣料デザイナー協会）が１９５０年に発表した背広の流行型。 それまでの男性らしさを誇張するボールドルックから、自然体であることを強調するナチュラル・ルックへ。シングルブレステッドで２個、または３個ボタン。全体にスリムなシルエットが特徴。ジャケットがタイトになったため、その着心地感を補うために肩パッドも極力少なくしたナチュラル・ショルダーになった。１９５０年代〜６０年代のアメリカと日本の背広に大きな影響を与え、現在、日本の年配層の背広型として一般化している。シルエットは、アイビー・リーグ・モデルに近く、タイトなノータックパンツも。日本では高度経済成長時に着用された典型的なビジネススーツの形と考えてよい。２０００年から現代までタイトなパンツもジャケットもメジャーアイテムになっている。