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アムンゼン

読み方
アムンゼン

梨の皮のような細かい凹凸感を出した梨地織りの一種。表と裏に粗いしぼ状がある織り方。表面のしぼが肌への張りつきを防ぎ、さらっとした手触りが清涼感を感じさせるため春夏に活躍。薄手の生地が多めで、梳毛糸をはじめ、綿、混紡、化学繊維の製品もある。経糸と緯糸の糸を飛ばす距離や場所をランダムに交差させて、表面に梨の皮のようなざらざらした細かいしぼを作る。ちりめんなどのシボのある織物は、経糸と緯糸のどちらかまたは両方の糸に、撚り回数が高い糸(強撚糸)を使用して、その収縮を利用している。ところがアムンゼンは強撚糸を使わず、織り方によってしぼを作っている。特定のループ(編み目)をくぐり抜けずに重ねていき、次のコースを編む際に2本または3本まとめて糸を通して新しいループを作り出す「タック編み」。表目と裏目を不規則に組み合わせて細かく凹凸効果を出す「パール編み」を用いた「リンクス・アンド・リンクス」どちらかの手法でつくられる。