若い女性向けファッション雑誌「anan（アンアン）」と「non-no（ノンノ）」に強く影響を受けた人の俗称。両者が創刊された１９７０年代〜１９８０年代にかけての流行語。ファッション雑誌といえば、自分で作るための洋裁型紙、ホームソーイングのためのスタイルブックだったが、現在主流の既製服のアパレル会社広告と連動したファッションカタログのような構成を持つさきがけとなった。旅先でのコーディネートをテーマにすることが多く、主に京都、鎌倉、大和路、木曽路、軽井沢、神戸。若い女性は雑誌を片手に一人や少人数で観光地に足を運んでいた。この流れが今度は他の様々な観光地を変えていった。若い女性向けの観光地としてキャンペーンを始め、旅行ブームが活気づいた。海外旅行も人気が出始め、大きくライフスタイルを変えたきっかけでもあった。
ファッション雑誌にはそれぞれ掲載分野の傾向、読者層などがあり、アンノン族といえば、若い女性読者の支持を得たもので、その影響は有名海外ブランドなど衣服にとどまらず、生活雑貨を含めたライフスタイル全般にわたる。