襟台
読み方
えりだい
襟腰、立ち代ともいう。胴体と接続している襟の内側の首周りに接する立ち上がった部分。ワイシャツによく見られる形だが、クールビズの影響もあってポロシャツにも見られるようになった。襟台の長さは平均が4〜4.5cm。スーツとシャツ襟のバランスの目安は、ジャケットの襟からシャツが1.5cm出る程度にとどめておくこと。中世ヨーロッパの貴族や王族の肖像画は大抵派手な襟の衣服を着ている。これは襟が「権力」を表す装飾として使われてきたからである。そのため、あまりにも襟が目立ちすぎると自己顕示欲が強い印象を与えてしまう。また、首の長さは人によって違うため調整が必要。首の長い人は襟台を高めにする。襟台が高いとネクタイの結び目をより立体的に魅せられる、ネクタイを外したときに襟元が綺麗にキープされる。逆に首の短い人は襟台を低めに設定する。シャツはワイドカラーやホリゾンタルカラー(カッタウェイ)などの襟が開いたシャツを選ぶことで小顔効果が得られる。