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D管留め

読み方
ディーカンドメ

「D管留め」とは、縫製が弱い既製服においてポケット周りや縫いつけ部分を補強するために行われるもののことだ。お手持ちのジャケットスラックスの縁を見てみると、縫い止めとして「D管留め」が用いられているかもしれない。
「D管留め」の目的は、力を分散させて破れることを防ぐためだ。スーツを長持ちさせるために生まれた補強方法であり、上記で述べたように縫製が弱い既製服において用いられている。既製品だけの方法ではないため、オーダーメイドのスーツに使っても問題ない。しかし、本来のことを考えるとオーダースーツに「D管留め」というのはあまりないものである。
ところで、「D管留め」と似たような言葉である「I管留め」をご存じだろうか。リーズナブルな量販品で用いられている補強方法であり、ある程度質の高いものだと、「D管留め」が用いられている。このように値段で補強方法も異なるため、そこまでチェックしてスーツを選んでみるのも良いかもしれない。
見分け方としては、名前の通り「I」のように縫われていると「I管留め」であり、「D」のように縫われていると「Dと管留め」である。簡単に見分けられるため、スーツに対する知識をあまり持っていない方でも問題なく判断できるだろう。