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ウーリン(woollen)とウーステッド(worsted)の違い
読み方
ウーリンとウーステッドのちがい
ウーリン(紡毛)
・短くて太い繊維を使う
・コーミング工程がない
・ウールの繊維が不規則に並んだまま糸になる
・生地に仕上げる際に縮絨(フエルト加工)させる場合もある
・隙間が大きくなるため、空気を含み熱伝導率が低く保温性が高い
・起毛しやすく膨らみがある
・凹凸感がある
・厚地のニットや、メルトンコート、またカーペットなどに使われる
・生地としてはフランネル(平織りまたは綾織りの起毛)、ツイード(太い糸を平織りまたは綾織りで粗く厚い)など
ウーステッド(梳毛)
・長くて細い繊維を使う
・コーミング工程がある
・ウールの繊維が一定方向を向いたまま糸になる
・クリアカット(毛羽取り)仕上げをする
・光沢があり、綺麗
・薄くても耐久性がある
・凹凸感がない
・高級スーツ地に使われる
・生地としてはサージ(45度斜め模様の綾織り)、ギャバジン(経糸が緯糸の2倍の綾織り)、トロピカル(細い糸で平織り)、ポーラ(強撚で平織り)、ドスキン(礼服用生地)、ベネシャン(急角度の綾目が密にあり光沢のある朱子織物)、シャークスキン(経糸、緯糸に異なる色糸を交互に使った綾織り)
・ウーリンに比べて高価である