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ディナージャケット
読み方
ディナージャケット
ディナージャケットはタキシードのことであり、男性用の礼服の一つだ。基本的には夜間や宴席で着用されるものであり、宮中晩餐会ではディナージャケットを指定するケースもある。なお、ディナージャケットとタキシードの違いはイギリス英語とアメリカ英語の違いであり、ディナージャケットはイギリス英語で、タキシードはアメリカ英語だ。
ディナージャケットは19世紀後半に、ディナージャケットの原型となるスモーキングジャケットがイギリスで誕生した。その後、1876年に当時のイギリス皇太子であったエドワード7世がディナー・ジャケットを考案し、パーティーといったシーンで着用するようになった。アメリカでは、1890年代にさまざまなカラーのスモーキングジャケットや燕尾服のズボン、シャツなどを組み合わせたファッションが流通し、その頃からアメリカではタキシードという呼び名が定着した。
また、1966年にイヴ・サンローランが女性のためにアレンジしたタキシードを発表。男性だけのものと思われていた服を女性が着る先駆けとなった。このような流れから現在でも着用される礼服となっており、日本でも着用されている。もしかすると、今後ディナージャケットを着用する機会があるかもしれない。