ダブルカフスは長めの袖を折って二重にしているものであり、フレンチカフスと呼ばれることもある。ダブルカフスのシャツはフォーマルなシーンからビジネスシーンまで活用でき、シャツ自体も数多く販売されている。そのため、すでに持っている方もいるかも知れない。また、ダブルカフスは袖口が目立つ上にカフリンクスを用いることから、華やかな雰囲気になるという魅力もある。
ダブルカフスと比較されるものとしてシングルカフスがあるが、こちらは袖を折らない種類であり、オーソドックスなタイプだ。歴史的に見てみるとシングルカフスのほうが古いとされているものの、現代普及しているものとは違うものである。そのため、誤解しないようにしよう。
現在、フォーマルなシーンではシングルカフスよりもダブルカフスのほうが向いているとされている。昔はシングルカフスがフォーマルなシーンで用いられていたものの、大正時代からダブルカフスがフォーマルなシーンで推奨されるようになったとされている。そのため、フォーマルな正装の際はダブルカフスのシャツを選ぶのが良いだろう。ただし、葬式のような目立つ服装を控えるべきシーンでは、シンプルなシングルカフスのシャツを選ぶのも良いかもしれない。