ダンガリーとは、タテ糸に白糸・ヨコ糸に色糸を用いた生地のことだ。デニムの一種であるが、デニムの場合はダンガリーとは反対にタテ糸に色糸・ヨコ糸に白糸となる。なお、ダンガリーという名前の由来はヒンディー語の dungrī とされている。
ダンガリーは、もともと薄手の綾織がメインだった。しかし、今では平織が多く、粗い感じの生地が多い傾向となっている。ダンガリーの特徴としては、次のとおりだ。

・奥行きのある色ムラ
・軽くて丈夫
・扱いが簡単
・経年劣化による楽しみがある

扱いが簡単というのは自宅で水洗いできることであり、摩擦にも強く耐久性があるため、よく動く子供用の衣服にもおすすめの生地である。ただ、インディゴ糸の色移りを防ぐ目的で、最初の2～3回は白いものと一緒に洗わないようにしたほうが良い。また、汗でインナーやバッグなどに色移りする恐れもあるため、汗をかきやすい夏は注意が必要だ。