ヘリンボーンは模様の一種であり、開きにした魚の骨に似ている形状をしている。事実、ヘリンボーンは英語で書くとherringboneとなり、これはニシン (herring) の骨 (bone)という意味だ。ヘリンボーン自体はさまざまなところで用いられており、衣服だけではなく、床や靴底のパターンとしてヘリンボーンが用いられることもある。
衣服の場合、ヘリンボーンはコートやジャケット、ニットなどで用いられている模様だ。スーツやジャケットの模様として用いられることもあり、ヘリンボーン柄のスーツを持っている方もいるかもしれない。ヘリンボーンは落ち着いた大人の雰囲気を演出してくれることもあり、そのような雰囲気のある人になりたい方としては、魅力的な模様と思うかもしれない。なお、ヘリンボーン柄はイギリス発祥のツイード生地によく用いられるという特徴もある。
床板に関しては、ルイ14世が住んだヴェルサイユ宮殿で初めて採用されたとされている。日本では矢羽根貼りや網代貼りと呼ばれることもあり、デザインの自由度が高いことから、自分のこだわりを発揮することが可能だ。その一方、工事に手間がかかってしまうという欠点がある。