「非公式」「略式」であることを示す。服装では「略礼服」や「平服」。堅苦しい雰囲気がなく、形式ばらないさまを表す。昼の正礼装モーニングコート、夜の正礼装イブニングコート（燕尾服）など、タキシード、ディレクターズスーツなど正式なフォーマルスーツに対して用いる言葉。黒や濃紺のダブルやシングルのスーツほか、日本で言うブラックスーツなどをさす。世界共通で認識されるフォーマルでは、黒無地のスーツは略礼服の扱いとなり、ダークグレーや濃紺などの生地で仕立てられたダークスーツのほうがフォーマル度の高い衣服と考えられているため日本と文化が違う。Tシャツやポロシャツ、ジーンズなどの普段着はカジュアル。男性ならアイロンの利いたスーツ、女性ならワンピースなど。広い意味では公式ではないプライベート的な要素を含む「私的な」という意味を持ち、さらに「日常」「普段」といったニュアンスも持ち合わせる言葉。一般的には、お洒落な雰囲気のある高級レストランでや結婚式の二次会、家族会など、どちらかと言えば正式な場所でありながら、フォーマルほど堅苦しくないようなシーンにおいて「インフォーマル」を使う。平服のように砕けた感じはないものの、全体に上品でエレガントさに溢れるスタイルである。