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ジャガード
読み方
ジャガード
ジャガードはテーブルクロスやカーテンなどで聞く言葉だが、どのようなものなのだろうか。一言でまとめると、専用の機械で織った織物をジャガードと呼ぶ。柄を印刷したプリント生地とは異なっており、生地の模様や柄が織り込まれているのが特徴だ。そのため、複雑な模様や柄も上品なものに見えるだけではなく、立体的な雰囲気も感じられるようになる。なお、専用の機械は1801年にフランス人のジョセフ・マリー・ジャカールという人物が考案・発明したものである。
ジャガードは上記で述べたような特徴とは別に欠点があるため、選ぶ際には注意が必要だ。それはコストのことである。繊細なものであるがゆえに通常の平織りや綾織りに比べ価格が高いのだ。使用する糸の本数や柄の種類が増えれば増えるほどコストがかかってしまうため、欲しい物があったとしても、予算オーバーで購入できない恐れもある。
ちなみに、ジャガード織りのように専用の機械で織るものとしてドビー織りというものがある。こちらはジャガード織りほどデザインの自由度が高くないが、反対にシンプルなデザインを求めている方にはぴったりなものだろう。また、柄の表面に光沢があるのもドビー織りの魅力である。