裏地とは、布製品の内側に施されている内張りのことだ。裏地をつける目的は複数あり、主に以下のようなことが挙げられる

・生地にハリを与えてシルエットを安定させる
・シワになりにくくする
・吸湿性を確保したり薄い表地の保温性を高めたりする
・肌触りを良くする
・静電気の発生を防いで着脱しやすいようにする

裏地に関してはどのようなものでも良いというわけではない。静電気が発生しやすい素材や肌に刺激を与える素材、シワがつきやすい素材などはNGだ。
裏地はものによってさまざまな効果をもたらしている。例えば帽子やバッグなどの裏地は縫い代などによる引っかかりをなくして、使いやすくするという効果がある。スカートの裏地は透けにくくするためであり、カーテンの裏地は保温性を高めるためだ。