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メッツァフォデラ
読み方
メッツァフォデラ
イタリア語でメッツァは「半分」フォデラは「裏地・裏張り」を意味する。身頃の上半分のみに裏地をつけることを指すことが多い。袖にも裏地をつけないなど、裏地を極力使用しないものの仕様自体を指すこともある。日本では背中裏地の下3分の2をカットしたものを「背抜き」、背抜きよりさらに減らし、前身頃裏から弧を描くように大きくカットしたものを「半裏」と呼んでいる。本来裏地は摩擦や皮脂、汗などから表地を守るためにあるが、肌に直接フィットする感触を重視した仕立てである。半裏や背抜きに関して見れば、肩甲骨回りの動きがよくなり、夏用のスーツは通気性を向上させる。カジュアルジャケットの場合、裏地をつけているものは少ないのでメッツァフォデラとも言える。ちなみにジャケットの内側すべてに裏地をつけているものを「総裏」と呼んでいる。逆に保温性が高まるので秋冬スーツ用。より長く着たい人は基本を総裏地にし、生地の厚みで季節に合わせたジャケット選びをするようだ。