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柄合わせ
読み方
がらあわせ
柄付きのスーツにおいて、各パーツの模様にズレが生じないように柄を合わせることを言う。わかりやすい例ではポケットが挙げられる。ポケットは生地の上に生地を重ねているため、柄の方向や、つなぎ目を一切考えないで仕立てると明らかにその部分だけ目立ってしまう。特にウィンドウ・ペンのような大きいチェック柄や太い幅または広い間隔のストライプ柄の場合は柄がズレるとすぐにわかる。他にもラペルの左右対称性、ジャケットやスラックスの左右身頃、袖付け部分などはポケットと違って影響する生地の面積が大きいため難易度が上がる。生地を裁断するときに丁寧に時間をかけて合わせており、無地の生地と違って柄合わせをするために生地が多く必要になる。したがってスーツの仕立ての良さを見極めるひとつの基準にもなる。場合によってはデザインに制約が出たりするため柄付きのスーツを仕立てる場合は完成形のイメージがどれだけつくかがポイント。