ポリエステルはポリエチレンテレフタレートを原材料にして作られる化学物質であり、合成繊維やペットボトルの材料として普及している。ポリエステルは1941年にイギリスで発表され、後にアメリカのデュポン社が特許を取得し工業化した。日本では1958年から生産が開始され、日本でも普及されるようになった。
ポリエステルは耐久性を持っていることから洗濯に強く、繰り返し選択肢ても縮んだり、形崩れすることがほとんどない。それでいて乾きやすいため、洗濯したものをすぐに着たい場合におすすめだ。また、ポリエステルは虫が寄り付きづらい傾向であるため、保管しやすいというメリットもある。
一方でデメリットは、汚れを吸着しやすいという点だ。もし他の衣類と洗濯するのであれば、汚れ移りに注意しなくてはならない。また、汚れを取り除くために洗浄力の強いアルカリ性洗剤を使うのも良いだろう。それとは別に、静電気を起こしやすいというところもポリエステルのデメリットだ。
ちなみにポリエステルと似たような名前であるポリウレタンは、伸縮性において異なっている。ポリウレタンは伸縮性に優れているが、ポリエステルはポリウレタンのように繊維が伸びることはない。