スーツにはさまざまな種類があるが、その中の1つとしてサックスーツがある。サックスーツは名前の通り袋のような形をしたスーツであり、アメリカで誕生した。もともとは世界最古の紳士服販売店である「ブルックス・ブラザーズ」による「No.1サックスーツ」であり、価値のあるクラシックとして今なお輝き続ける存在だ。
サックスーツはブリティッシュスタイルのスーツと比べて、胸からウエストにかけてのダーツがない。その上、袖のボタンが2つだったりフックベントだったりするため、スーツに詳しい方であればすぐにサックスーツと見抜けるかもしれない。それほど、ブリティッシュスタイルと比べると違う部分が複数あるのだ。
ただ、サックスタイルの定義は難しいのが現状だ。なぜなら、ウエストを絞るサックスタイルも多数存在しているためだ。また、サックスタイルを1960年代のアイビースタイルと考える人もいる。このように定義が難しいものであるため、安易に決めつけるのはやめておいたほうが良いかもしれない。
正直なところ、サックスーツはあまり見かけないものである。しかし、今だからこそサックスーツを着てみることで新鮮な感じに思えるかもしれない。