シアサッカーは夏の季節にぴったりな生地であり、しじま織りと呼ばれることもある。主に綿が用いられており、縦糸を強く張ったものと弱く張ったものを交互に織って作られている。なお、シアサッカーという名前はペルシャ語の「shīr va shakkar」とされており、直訳すると「ミルクと砂糖」となる。
シアサッカーは凹凸のあるサラサラした肌触りであり、砂糖のようなザラザラ感とミルクのような滑らかさがあるため、「shīr va shakkar」となっているのだ。また、肌との接地面が少ないおかげで通気性に優れていることから、夏向けの衣類によく用いられている。その他、パジャマやカジュアルウェアなどに用いられることも多いが、現在ではジャケットに採用されることもある。
シアサッカーに関しては凹凸がある影響でアイロンをする必要がなく、乾いたらすぐ着られるものだ。しかし、洗濯によって色が落ちたり縮んだりする恐れもある。そのことから、洗う際はおしゃれ着用の洗剤を使い、洗濯機の最も弱いモードに設定して洗うのが良いだろう。そうすることで、シアサッカーの衣類に対するダメージを減らすことができる。また、シワになりにくいという魅力もあることから、基本的に複雑な選択が面倒と思っている方にもおすすめできる素材である。