肩の部分。「スーツは肩で着る」と言われるように身体にフィットしているかどうか左右される重要な部分。ショルダーが身体にフィットしないことで結果的に背中の首元に出る月の形をしたシワ（ツキジワ）が発生してしまい、きれいに着こなせない。ボタンを留めたときにシワが発生しないかは確認が必要。また、ショルダーラインは全体のシルエットの印象を決めるひとつでもある。「ナチュラル・ショルダー」は自然な肩の流れを意識し、肩パッドをあまり使わないスタイル。首から肩にかけて柔らかなラインが出る。「ドロップ・ショルダー」肩先をより外側へ落としたショルダーライン。丸みを帯びたシルエットになるので、いかり肩の人におすすめ。「ビルトアップ・ショルダー」は肩先が盛り上がっているショルダーラインのこと。まるで肩先の中にロープが入っているようなシルエットであることからロープドショルダーとも呼ばれる。なで肩の人におすすめ。「コンケーブド・ショルダー」肩線が首の付け根〜肩先まで弓なり（凹型）になっている。ブリティッシュスタイルの特徴のひとつ。