通気性
読み方
つうきせい
服地の空気の通しやすさのことをいう。通気性は大きく分けて3段階あり、不通気性(耐水、気密)・難通気性(冬向け)・易通気性(夏向け)の順で空気を通しやすい。秋冬用は生地が厚く(重く)、織り目の気密性が高い。経糸が2本の緯糸を通過した後に、1本の緯糸の下を通過することを繰り返す綾織が多い。ジャケットの裏地は「総裏」と呼ばれる内側全面に裏地を施した仕様。素材はフランネルやサキソニー。保温効果を高めるために繊維の種類、糸密度、打ち込みを工夫して織られている。春夏用は生地が薄く(軽く)、織り目が粗い。経糸と緯糸を単純に1回ずつ織り込んだ平織が多い。ジャケットの裏地はジャケットの背中部分を抜いた「背抜き」または背抜きよりさらに抜いた「半裏」である。素材はコットン、リネン、トロピカルやポーラーなどのサマーウールは通気性が抜群。コットンはカジュアルなイメージが強いが、クールビズウエアではポロシャツなどに使用されている。