かつらの総称。装飾用や頭髪を豊かに見せるためにつくられたもので、古くはエジプト時代からの歴史をもつ。１８世紀の西洋では、ノミやシラミが流行していたため自毛は短く刈り衛生的にし、かつらをかぶる習慣があった。
人毛や合成繊維による人造毛でつくられる。ファッションの一環としてヘアスタイルのイメージを作るためや演劇の舞台用など、様々な用途のものがある。頭部の一部に使用する部分かつらのヘアピース、日本髪の髷の中にボリュームを出すために入れるかもじ、地毛に付け毛を結び付けて髪を長く見せ、リボンやビーズなどで飾るエクステンションヘアなどがある。耐久性の目安は１年〜１年半である。頭全体に被せるフルウィッグの場合はウィッグネットで地毛をまとめてから着用する。また、ウィッグの中にはツヤが出過ぎなもの、つむじやつむじ周辺のボリューム感が不自然なものもある。ファッションとして着用する場合を除き、普段の髪型と比べて明らかな違いが出ないように注意が必要。エクステはシールタイプ、紐付けタイプ、編み込み、超音波など様々。セルフの場合はシールか編み込み。不安な場合はサロンでお願いするとよい。