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ウールギャバジン
読み方
ウールギャバジン
ウールでつくられる綾織り(ツイル)の一種。ギャバジンとは綾目が約65度で形成される綾織物のことである。緯糸の数に比べて倍の経糸を使うため、綾織りの角度が急勾配となるためである。表面のくっきりと出た綾目に対して裏面はフラットな織り上がりである。コシのある耐久性の高い綾織物。そのため本来は仕事着、子供服に使われることが多かったが、現在ではコート、スーツ、スラックスの生地として使われることが多い。どんな色でも少し白っぽく染まり、光沢が出る。戦後は「ギャバジンルック」として 大流行したことがある。タイトめなシルエットのジャケット、パンツはウールギャバジンの光沢感が出にくい。ヒップ周り、太もも周り(ワタリ幅)に余裕のある1タック、2タックパンツや、少しゆとりを持たせたドレープ感のあるシルエットのほうがよりこの生地の良さを活かせる。また、コットンを素材とするものを「コットンギャバジン」と呼ぶ。