TOP>
用語集 一覧>
用語集 あ~わ
さ行
>
ズート・スーツ
ズート・スーツは1940年代初期に流行したスーツの種類だ。特徴として極端にだぶだぶしたシルエットであり、アフリカ系アメリカ人のミュージシャンやマフィアなどが着用していたものだ。ラペルもジャケットもパンツもすべて極端に大きく、ビジネスシーンや冠婚葬祭ではふさわしくないデザインである。そのことも含めて、当時はズート・シューターとして軽蔑されていた。
ただ、ズート・スーツはさまざまな映画にも登場しており、「ズートスーツ」という名前の映画も存在する。有名な映画としては「マスク」のジム・キャリーの服装がズート・スーツとなっている。現在ではあまり見ないものの、スーツの歴史を知る上では外せない部分だろう。