intertextile SHANGHAI apparel fabrics 2024S/S
世界最大規模のアパレル素材展のひとつ「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス2024S/S」が21年9月以来約1年半ぶりに23年3月28日から30日までの3日間、中国・上海市虹橋空港よりほど近い国家会展センター〈上海〉で開催されました。
当社で生地を担当している社員も視察に行かせていただきました。
展示会場は約27万㎡と広大な場所に出展数は20カ国・2000社以上の規模で展開されました。
中国、韓国、台湾、日本、イタリアなど世界各国の出展があり、日本出展ブースにも大勢の来場者で賑わっていました。
ポリエステルやレーヨンを混紡した素材(化学繊維素材)と高品質なウールやリネン混などの天然素材の提案が目立っていました。
二極化した提案ですが素材本来の持っている特長や質感を全面に出した素材感がキーワードと思われます。
トレンドカラーとしてはベージュ系、ブラウン系、グリーン系の配色が多い印象です。
ベージュは黄色味をおびた明るめの配色、ブラウンはあたたかみのあるレンガ色のようなテラコッタの配色、グリーンは元の色にスモーク(煙)がかった雰囲気のスモーキーグリーンの配色が提案されています。
定番の色柄は青味がかった紺やミディアムグレーを中心としたグレー系、それらの配色に無地、ストライプ、チェックが基本です。
ストライプはピンストライプやチョークストライプ、ストライプとストライプの間隔が広い柄。
チェックは大柄なグレンチェックやそれに色糸を挿したカラーオーバーペーン。大柄なウィンドペーンの流れが来ています。
全体的に色や柄や素材いずれかで存在感漂う選定をすることで傾向を掴むことができるかと思います。
シルエット・ディテールの傾向は、ジャケットは衿巾広め、着丈標準(短くない)、袖丈はYシャツが覗く程度という印象でした。
パンツは、股上標準から深め、ウエスト・渡り巾に程よいゆとりを持ち、テーパードシルエットパンツ。
オーダースーツSADAでは、毎年・年2回生地の切り替えを行っております。
ぜひ店舗に生地を見に来てください。
2023A/W、2024S/Sの生地もどうぞ楽しみにお待ちくださいませ。