秋冬到来！スリーピース（三つ揃え）のすゝめ

本来のスーツスタイルではスリーピースが基本でした。

というのも以前はワイシャツは肌着としての扱いであり、暑い時期でもジャケットを脱いでワイシャツ一枚の状態になることはNGとされていた為です。

昨今ではスーツというとジャケットとスラックスの2ピースがイメージされますがそれは簡略化されたものなのです。

ベストを着ることでVゾーンが狭くなり、ネクタイも固定できるので立体感を出せます。

お腹周りを引き締めたり縦のラインも強調できるので威厳を出しつつスタイリッシュにまとめることが出来ます。

特にこれからの秋の時期になると、朝晩は肌寒いのに昼間は暑い。また、職場や電車などの冷暖房が丁度よくないことも多いです。

もちろんスーツ上下だけよりベストを合わせると防寒性は高くなります。

また、日中など暑い時間帯はジャケットを脱いでもベストがあるので、ラフになりすぎることもなく締まった印象を演出してくれます。

ベストを着るとネクタイの見える範囲が狭くなるので、普段使いしにくい派手なネクタイもワンポイントに抑えてくれて断然使いやすくなります。

今まで使いにくかったネクタイが使えるようになるだけで、コーディネートの幅が断然広がりますよね！

また、プレイシーズ（サスペンダー）もスーツ上下に合わせると目立ってしまいますが、ベストだと完全に隠してくれるので、断然使いやすくなります。

スリーピースはスーツの歴史的には伝統的で正当なスタイルですが、世の中の一般認識的にはそうではありません。

スリーピースは単なるおしゃれ、や偉そうに見える、と思っている方も一定数いらっしゃいます。

なかなかベストに手を出せない方はそう思われている方も多いかもしれません。

スーツの歴史的には正解だとしても相手に悪印象を与えてしまうと意味がありません。

なので、避けた方が無難なシーンをご紹介しておきます。

相手との関係性にもよりますが、例えば営業職の方がお客様のところに初めて出向く際などは、避けた方が無難かもしれません。

というのも上記のように、テレビドラマや映画などの影響や周囲でスリーピースを着ている人がお偉いさんばかりといった人からすると、偉そうに見えたり、失礼に感じたりされる可能性があります。

リクルートスーツにおいてスリーピースはやめた方がいいでしょう。

上記のように偉そうと思われる可能性があったり、間違いなく他の就職活動をされている方の中では浮いた存在になります。

就職活動において、見た目はもちろん大事ですが、それは清潔感や身だしなみ、スーツのサイズ感などを気をつければよく、スーツのデザインや色柄で他の人と差をつける必要はありません。

扱いにくい人材という印象を与えてしまうとその後の選考の難易度が上がってしまう可能性があります。

では逆に推奨されるシーンとはどんな場でしょうか？

最近は結婚式様にスリーピースをお仕立てされる方が多くなっています。

もちろんスリーピースを着るとフォーマル感が増しますし、ドレスアップされて普段とは違う印象を演出できるのでオススメです！

メリットのところでも書いたように、スリーピースのビジネス仕様はメリットが多いです。

お客様と対面しない場では、スリーピースでも問題ありませんし、温度調整がしやすく、ジャケットを脱いでもラフにならない為、気持ちよく仕事に取り組むことが出来ると思います。

仕事が出来そう、とかビシッとしててかっこいいといった評価をもらえることもあるかもしれませんね！

こういった具合で、スリーピースは万能というわけではありませんが、意識して使い分けることでより日常を彩ってくれるものであることは間違いありません！

今年の秋冬は是非ベストのお作りも視野に入れてみてくださいね。

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