Super〇〇〇’sとは?番手と何が違うの?
この記事の内容は、
2023年2月2日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(685日)
2023年2月2日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(685日)
さて、これまで生地紹介で幾度となくSuper〇〇〇’sという表現を用いてきましたが、これってどういう意味なんでしょう?
たまに聞く番手と何が違うのか?
きっちり理解して生地をお選びでしょうか?
この辺り、正直紳士服業界で働く人間の中でもちゃんと理解していない人は多いと思います。
「このスーツはSuper○○○’sなのでいいものですよ!」
確かに間違ってはいないでしょう。
ただ完全に正解とも言いづらいので頭の片隅にでも残しておいてください。
番手とは?
これも徐々に上がっていき
48番手、52番手、56番手、60番手、72番手などなど
番手とは糸の細さの単位です。
1kgの綿を何メートル伸ばせる細さかという単位になります。
Super表記とは何なのか?
主にSuper80’s辺りから10刻みでSuper90’s,Super100’s,Super110’sと上がっていきます。
Superとは、原料自体の繊維の細さの単位です。
SUPER | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 | 180 | 200 |
ミクロン | 19.5 | 18.5 | 17.5 | 16.5 | 15.5 | 14.5 | 13.5 |
Super表記が高いとどうなのか?
1.光沢感が出る
2.軽くしなやかになる
3.発色がよくなる
4.肌ざわりがなめらか
などなど。
繊維が細いということはいいところがたくさんあります。
しかし、それだけデリケートになるということも忘れてはいけません。
例えば、就職祝いに祖父母などから10万円もらったから、スーツを仕立てる、といった場合。
せっかく大きな金額をもらったのでかっこいいスーツ姿を見せてあげたい!
10万円でいいスーツを仕立てる!
大変立派なことだと思います。ただし、正解かどうかは時と場合によります。
例えばいいスーツ1着で毎日営業を頑張る。
絶対にやめましょう!
先ほどお伝えしたようにSuper表記が高いほどデリケートということは、その着方、おそらく半年持ちません。
10万円で新社会人、スーツは持っていない、職種は営業
と言われると私なら、3万円台のスーツを3着購入をおすすめします。
3万円台でもビジネス用に全然使えますし、むしろ丈夫です。
スーツをたくさん持っていて、ここぞというときに!という方には高価なスーツも全然ありかと思います!
あともう一つ。
Super100’sと生地に書いてあっても、その生地が100% Super100’sの繊維で織られたものであるとは限りません。
その生地にSuper100’sの原毛を含んでいればそう名乗ることができますので。
ということで、Super表記ですが参考にされるのは大いに結構だと思います!
しかしそれを過信せずに、自らの用途や着用シーンなどを考え、Super〇○だからいいスーツ!と思い込まないほうがいいかもしれませんね。
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