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この記事の内容は、
2023年6月28日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(506日)
2023年6月28日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(506日)
お客様にお探しの生地の色をお聞きするときに『ネイビー』はどうでしょうか。
などとお聞きする場面が多くあります。
スーツやジャケットで最も多く使われている色ではないでしょうか。
では実際『ネイビー』とはどんな色を指すのでしょうか?
『ネイビー』とは一般的に濃紺(のうこん)を指します。
明度が低い、黒に近い青色をネイビーと呼びます。
ネイビーとは英語のスペルは「Navy」で海軍のことを意味します。
US NAVYなどはアメリカ海軍のことですね。
現在のネイビースーツのルーツとしては、18、19世紀の英国海軍が挙げられます。1748年から同海軍の将校らが着用してきたのが濃紺の軍服。
”7つの海を制した”英国海軍の進軍により、強い海軍の勝利のブルーが世界中に広まり、他国の海軍の制服にも採用されていきました。色の象徴の伝統にも則った正統な色として、制服には最適の色だったのではないでしょうか。実際にネイビーが色名となったのは、1840年頃だとされています。(諸説あり)
ネイビーが持つイメージは、西洋文化においても古くから認識されており、調和や協力、勇気、栄光、深い知恵を表すとされてきました。
そのようなイメージから日本でもスーツの色でよく好まれる色になったのではないでしょうか。
私も社会人になって初めてスーツをお作りになるお客様からどんな色がいいでしょうか?
と聞かれたときには、まず、ネイビーをお勧めする事が多いような気がします。