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スーツ・メンテナンス
2023年7月24日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(579日)
これは便利ハンド・スチーマー
今回のブログはスーツ、特に上着に関するメンテナンスをご紹介いたします。
今回ご紹介したいのは【ハンドスチーマー】です。
当店でもアイロンとハンドスチーマーの両方を所有しており、状況に会わせて使い分けしています。
ハンドスチーマーの良いところはなんといっても手軽なところです。
電源を入れてすぐにスチームが出てアイロンのようにアイロン台をセッティングなどの手間がいらず
お出かけ前にササッとシワのばしなどが出来ます。
実はこのハンドスチーマーはスタイリストの中では必需品とされており撮影前などに気になるシワなど
その場でササッとメンテナンスが出来るということで必需品になっているようです。
衣類のシワの原因は、絡みついたまま乾燥した繊維。だから水分を与えて「ほぐす」ことでシワは伸びるのですが、ポイントは繊維の奥までしっかりと浸透させることが重要です。
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高温で大量のスチームはシワ伸ばしだけではなく、除菌やウイルス除去にも一役たつのです。
このハンドスチーマーを使用する際にもいくつかコツがありまして、ここからそのコツを伝えいたします。
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まず、衣類をハンガーに掛け、このようにシングルハンガーなど安定した場所に上着をセットします。
次に軽く引っ張りながらゆっくりスチームを当てていきます。
実はこの軽く引っ張るということが重要で、引っ張らずそのままスチームを当てても良くシワが伸びないケースもあります。
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袖などの部分もシワになりやすい部分なので丁寧にスチームを当ててメンテナンスをすると良いと思います。
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上の写真のように衣類に距離を開けてスチームを当てるとふっくらとした仕上がりになり、
デリケートな生地には少し距離をとってスチームを当てると良いでしょう。
ただし、蒸気でよれよれになる恐れがある、Super値の高い繊細な生地には使用しないように注意することをお勧めします。