

モスグリーンはいかがでしょうか

スーツの定番の色といえば、ネイビーやグレーが一般的ですが、今回はスーツでは、あまり見かけないですがオーダーならではの色『モスグリーン』をご紹介します。
モスグリーンとはグリーンの中でも深みのあるグリーンの事を指していて、モスグリーンは英語では
『MOSS GREEN』と表します。
MOSSGREENの『MOSS』とは苔の事を言います、苔のような深い緑色をモスグリーンと呼びます。
通常のグリーンやカーキに比べて深みがあるため、通常のグリーンに比べて落ち着いた印象も与える為、スーツとして仕立てても、極端にカジュアルすぎない印象を与えます。
その為、ネクタイをしてドレスアップすればドレッシーになり、ノータイで麻のシャツや白の半袖カットソーをインナーにすればカジュアルな着こなしにもなります。

上の写真の記事は『SHINYSTAR』毛70% ポリエステル30%の素材です。
価格はスーツシングル上下で¥54.780です。
【SHINYSTAR】
シャイニースター W70%P30% 光沢・Nストレッチ
この素材は経緯80番手双糸で織り上げていますので柄を繊細に表現したり、肌触りが滑らかで、繊維の持っている光沢感が出しやすいので高級感を演出することができます。また細番手のウール糸だけでは引裂強度が弱いのでポリエステルを混紡し、耐久性をアップさせています。伸縮性は8%~9%です。織りに関しては、軽さと通気性を重視して平織にしています。今季のカテゴリーの中で一番軽い素材になります。生地の品質と価格を比較するとイタリー製のカノニコに匹敵する表情やコストパフォーマンスをもっています。

上の写真の記事は『LEGGIERO』毛100%の素材です。
価格はスーツシングル上下で¥60.280です。
【直販店専用 LEGGIERO】
直販店専用 レジェロ W100% 撥水・Nストレッチ
撥水機能とナチュラルストレッチを兼ね備えたウール100%の素材です。
今季は織り組織「ブッチャー」を元にした素材です。
ブッチャー(butcher)とは、ドビー織機(規則正しい連続模様を地に浮き上がらせる織機)を使って規則的に糸を交差させて、凹凸を浮き上がらせ立体感のある組織のこと。
72番手の双糸を使用していますので細かい凹凸を表現しつつ絶妙な肉感と柔らかさを引き出しNatural Stretchの機能を付加しています。生地の表面に表れるポコポコとした凹凸がふっくらとした豊かな表情を生み、洗いざらし風のナチュラル感が麻のような雰囲気を演出します。他にはない面白い表面感が特徴的な素材です。
綿糸で織られることが多い組織ですが、ウール糸やスラブ糸を使用するとスーツ地やジャケット地、ソファの素材にも使われている高級織物として扱われます。 セットアップスタイルでタイドアップするも良し、Tシャツと合わせてカジュアルに着こなすのも良し、着回しの利く1着になるかと思います。

上の写真の記事は『MARLANE』毛100%の素材です。
価格はスーツシングル上下で¥75.900です。
マルラーネ W100% ストレッチ 伊国製 1952年創業、マルゾットグループ(TALLIA DI DELFINO・GUABELLO・MARZZOTO・SONDRIOなど)に属する高級生地メーカーです。上品な艶と独特のソフト加工による柔らかな風合いが特徴です。イタリアのビエラ地方にコントロールオフィスを持ち、生地の開発に力を入れており、他のブランドに先駆けてトレンドを取り入れるMARLANEのコレクションは常に注目されています。特に、SUPER 100’S〜120’Sの梳毛生地を中心としたコレクションは定評があります。近年では、機能性を取り入れたスーツ地のラインナップが充実し、実用性、デザイン性、耐久性のレベルが非常に高く、アクティブなビジネスマンに適した生地を提案しています。通常、ストレッチ性を付加する為にポリウレタンや 弾性ポリエステル(PTT)を混紡することが多いのですが、このMARLANEは糸の撚りや整理加工を独自の工夫により伸長率約15%と高いストレッチ性を実現したW100%の機能性素材になります。
ネイビーやブルー、グレー、ブラウンのスーツをお持ちの方、今シーズンは新色『モスグリーン』に挑戦してみては如何でしょうか。