スーツの着こなし 自己満足編
2022年12月15日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(701日)
皆様お世話になっております。
オーダースーツSADA調布パルコ店です。
今回は、「スーツの着こなし 自己満足編」としまして、「ここを拘ると少しスーツを着るのが楽しくなる。」というポイントをご紹介していけたらと思います^^
第一回目は、袖口の拘りでスーツを楽しむ^^です。
ご存じの方も多いと思いますが、スーツの袖口は代表的な拘れるポイント。
縫い糸の色を変えたり、釦の数を変えたり・・・これこそ誰にも気づかれない自己満足の世界^^
今回は、その中でもここを拘ればトップクラス?の袖口に出来るという内容です。
先にどのような使用か言ってしまいますと、「本切羽、重ね釦」です。
ご存じな方もいらっしゃいますでしょうし、「???」という方もいるかと思いますが、
多くのスーツが実は、下記画像の様な袖口になっています。
これは、釦ホールが実はホールではなく^^釦ホールに見せている、「アキミセ」や「セッパ」などと言われる仕様です。釦ホール部分がギザギザに縫ってあるだけで、釦を通す穴が開いておりません。
それで、拘りポイントとして、下記画像のように
一つボタンが留められていないですが、実際に釦ホールが開いている、「本切羽」「ホンアキ」と言われる仕様です。
この釦ホールが「開いている」か「開いていない」か、これが拘りポイントです。
「!???」という方もいらっしゃるのおではないでしょうか^^
元々は開く仕様で作られていたものが、そうで無くなったのですが、まずは袖口が開閉できることでの出来ないスーツとの優越感を感じる自己満足^^
そして、上記画像のように一つ外して着用するというのは、オシャレな方程マストでやっているといっても過言ではありません。(スーツ由来などで外さない拘り、本切羽にしない等、ここにも拘りはあります。)
何故一つボタンを外すのかというところは、「本切羽」だぞというアピールもありますが、イタリア流の着こなしを楽しんでいる。ということでもあります。
イタリア、ヨーロッパは自由度が高そうなイメージはないでしょうか?
その表現といえば分かりにくいでしょうか。スーツは制服として着用されることが多いので、硬い印象です。リラックスしたいときにスーツには着替えないですよね。
その硬いイメージ、何かに縛られるという何かからの脱却です^^
それを、袖口で表現しているという考えなんですね。イタリアらしいです。
まだこの先の袖口拘りポイントがあるのですが、思った以上に長くなったのでまた今度にさせていただきます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。