冬の裏地の選び方
こんにちは!オーダースーツSADA調布店です。
今回はスーツの内側につく裏地の選び方のおすすめとなっています。
ぜひ最後までご覧ください!
裏地の素材の違い
お洋服はお素材によって着心地が大きく変わることは、ご覧の皆様もご存じの通りです。
当店でご用意している裏地にも様々な種類がありますのでご紹介していきます。
・ポリエステル素材
ポリエステルは石油から作られる合成繊維の一種です。
化学繊維の最大のメリットは「大量生産できるため価格が抑えられる」「耐久性が高い」という点です。
また、この後ご紹介する天然繊維よりも染色がしやすく、明るい色味のものが作りやすい点も挙げられます。
しかしながら、ポリエステルはウールと擦れることで静電気が発生しやすく、特に空気の乾燥する秋冬の時期には注意が必要です。
・キュプラ素材
キュプラは綿花から綿を取ったあとに残った短い繊維を加工して作られた、天然素材由来の繊維のことです。
もともとは綿で出来ているため、ポリエステルよりも吸湿・放湿性が高く、また乾きやすいお素材です。そのためジャケットの中で発生する蒸れなどを軽減できるほか、表面が滑らかになるため袖通しの良さもアップします。
さらに、ポリエステルよりも静電気も起きにくいものになっているため、特に空気の乾燥しやすい冬におすすめとなっています。
裏地の付け方
裏地の貼り方にも様々種類がありますが、その中でもアップチャージなしでお付けできるものについてご案内いたします。
・総裏仕立て
総裏仕立ては名前の通り、ジャケットの裏が全て裏地になっているものです。
ジャケットの表地と肌の間にもう一枚布が追加されるため、汗の染み込みや擦れの軽減ができ、耐久性に優れています。
寒い時期の防寒にもなるため、長期的に着ていただく場合にはこちらがおすすめとなっています。
ただしベストを付ける場合には耐久面や防寒の必要性が下がるため、この後ご紹介するタイプでも問題ありません。
・背抜き仕立て
背抜き仕立ては肩甲骨のあたりまで裏地が貼られ、その下の部分が開いているものになります。
総裏と比べて通気性に優れるほか、物理的に布の量が減るためジャケット本体の重量が軽くなります。
ただし、上述した総裏の懸念点がどうしても避けられない問題として出てきます。
とはいえ、涼しい時期でも暑く感じられる方は少しでも快適に着られる為にはこちらを選んでいただくことをお勧めします。
今回は以上となります。季節や予算、ご用途に合わせて様々な種類をご用意しておりますので、ぜひオーダーらしいお好みの裏地を見つけてみて下さい。
現在オーダースーツSADAではご注文頂いてからお客様のお手元に届くまで1ヶ月ほどお日にちを頂いております。
着用のご予定がある場合は余裕をもってご来店くださいませ。
ご予約はWEBだけでなくお電話でも承っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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