スーツの知恵袋①
2020年11月28日当時のものです。
公開から4年以上経過しています。
(1503日)
こんにちは!
今回はスーツの知識についてお伝えしていきます!
スーツと言ってもその歴史や着こなし方のマナーなど知らない方は多いはずです。
そのような情報を『スーツの知恵袋』としてお伝えしていきたいと思います。
今回はスーツの『歴史』についてです。
スーツの起源は、18世紀に誕生したフロックコートだと言われています。
その後、モーニングコートや燕尾服へと派生しましたが、
いずれも屋外での着用を目的とした衣服でした。
そのため、のちに室内用として裾を短くカットしたジャケットスタイルが誕生したのです。
代表的なのが喫煙時におけるスモーキングジャケットで、タキシードの原型です。
そしてこのタキシードがスーツの起源とされています。
その後1920年代の経済成長でビジネスマンの影響力が増したことや、
1960年代にアイビー・リーグの学生やヤングファッションとして
スーツを取り入れたことなど、時代と共にそのスタイルは変化していきました。
一方、日本では幕末末期から明治時代以降の軍服がスーツの起源です。
スーツスタイルが一般化したのは大正時代のことで、当時はオーダーメイドが普通でした。
しかし、戦後になると既製品による大量生産が中心となっていきます。
また、日本は文明開化とともに急速に西洋文化を取り入れた為
スーツ本来の意味が浸透せず、のちに独自のスーツ文化が築かれることになりました。
例えば、時間帯によって礼服を着替える習慣は日本にはないため、
夜の結婚式でもモーニング着用が良く見られますし、フォーマルスーツとして幅広く
ブラックスーツが認められていますが、実際欧米ではブラックスーツは葬儀用として
着用されているなど、日本だけの常識が実は沢山存在しているのです。
いずれにせよ、世界的にみてもスーツ・礼服の簡素化、略式化が進む傾向にあるのは事実で
今後もスーツは時代に合った形に進化し続けるでしょう。
スーツと言っても国の違いや文化の違いでさまざまな形に変化してきました。
スーツを着る際もこういった歴史を知って着て頂くとまた違った楽しみ方が増えるのではないでしょうか^^
次回もスーツの知識についてお伝えしていくので楽しみにしていてくださいね。