裏地の役割
この記事の内容は、
2023年4月26日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(571日)
2023年4月26日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(571日)
皆さんこんにちは!!
今回は、スーツの裏のデザインとして使われている
『裏地』について紹介しようと思います!
ーーーー目次ーーーー
ー ー 裏 地 と は ー ー
スーツの裏地には、以下の役割があります。
・表地の補強や型崩れ防止
・着用時の摩擦軽減
・スーツ内の保温や吸湿
また、裏地には『背抜き』『総裏』といった
2種類の代表的なデザインがあります。
それぞれの特徴や役割について見てみましょう。
-- 総 裏 ー ー
『総裏』とは、ジャケットの裏全面に
裏地が入っているデザインです。
本来は、総裏仕立てが基本とされています。
表生地が汗や擦れなど汚れによるダメージを
防ぎ、厚みを持たせて美しいシルエットを
作り出すのにも役立ちます。
また、保温性・保湿性にも優れている為、
秋冬用のスーツに適しています。
私個人としては、脱いだ時にもお洒落なので
おススメのデザインです。
ー ー 背 抜 き ー ー
『背抜き』とは、肩や背中の上部を除いて
裏地が省かれているデザインです。
裏地がない分、通気性に優れていて
春夏スーツに多く採用されています。
欧米のスーツではあまり見られないデザインで、
暑い日本の夏に適したものだと言えるでしょう。
ただ、背中部分に裏地が入っていない為、
表地と背中が直接こすれたり、
表地が汗を吸ってしまいやすいので、
総裏のスーツに比べると傷みやすいという
デメリットがあります。
―――最後に―――
私は、春夏も秋冬も【総裏】を適用しています。
理由としては、スーツ本来は総裏である事や
表地を長く綺麗に保つためです。
皆様も、自分の好みに合わせて
世界に一着しかないオリジナルスーツを
仕立ててみましょう!!