化学繊維『ポリエステル』
この記事の内容は、
2022年9月29日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(816日)
2022年9月29日当時のものです。
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(816日)
こんにちは、SADA郡山店です。
今日は生地のお話ではなく、『素材』のお話を少ししてみようと思います。
ネタが思い浮かばなかった 今まで生地の事にしか触れていなかったので、ちょっとした豆知識になればと思います。
スーツの生地といえば『ウール』が定番。
羊の毛を使ったものが一般的ですが、そのウールに似せた素材で『ポリエステル』というものが存在しています。
ポリエステルは人口的に作られた化学繊維の事で、最近のスーツの生地によく使われています。
しかし、「通気性が無い」「静電気をおこしやすい」「毛玉の原因にもなる」「安っぽいスーツになりそう」といったご意見もあるので、良くないイメージがあるのも事実。
ここでは逆に『良い事』だけ挙げてみたいと思います(笑)
ポリエステルの良い所
1、シワや型崩れしにくい
繊維が元の状態に戻ろうとする為、シワが戻りやすいです。
2、耐久性がある
化学繊維なので、天然繊維に比べて頑丈です。
3、虫食いの被害が少ない
スーツのダメージとして『虫食い』というものがありますが、流石に虫も化学繊維は好んで食べません。天然繊維ウール100%よりもその辺は安全です。
大まかな説明ですが、スーツに関してはこの3点が大きなメリットになるのではないかと思っています。
ちなみに上の画像がポリエステルが混じっている生地、下がウール100%の生地です。
見た目が殆ど変りません。
なので実際に生地を選ぶ際はウールだけではなく、ポリエステルの良い部分にも目を向けて頂くと自分の使い方に合ったものが見つけやすいのではないかと思います。
ちょっとした解説になりましたが、参考にして頂けると幸いです。