春夏スーツは必要なのか?春夏スーツの特徴や機能性などを解説します!
K様
2022年3月24日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(967日)
ビジネスマンの中には、クールビズ期間中でも商談をする時はネクタイを締めてジャケットを着るという方もいるでしょう。しかし、夏のような暑いシーズンにスーツを着て仕事をするのがつらく、どうしたら良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そんな時におすすめしたいのが、春夏用のスーツです。夏のような暑いシーズンでも、春夏スーツを着て仕事をすれば暑さを軽減できます。
この記事では、春夏スーツの特徴や機能性について解説するので春夏スーツを選ぶ時に参考にしてみてください。
★お客様コレクション★
みなさんこんにちは
広島並木通り店です
本日は、お客様にご注文頂いたスーツのご紹介です!
この度はお仕立て頂きありがとうございました!
2着お作り頂きましたが、どちらも春夏スーツらしいライトトーンを選んでいただきました
とても爽やかな雰囲気ですね♪♫
またのご来店を心よりお待ちしております!
春夏スーツの特徴
春夏スーツは、暑い時期でも快適に過ごせるよう通気性に優れている生地が使用されます。使用される素材はコットン、ウール、シルク、モヘア、リネンなどで、リネンはシワになりやすい特徴があるため、他の素材と混紡されて使用されることがほとんどです。また、生地の織り方にも特徴があり、春夏スーツの場合は平織りの生地が使用されます。1本ずつ糸を縦横交互に編んでいく織り方のことを平織りといい、こうすることで糸と糸の間に隙間ができて通気性に優れた生地に仕上がるのです。
春夏スーツに使われる生地素材
上の見出しでも触れましたが、春夏スーツに使用される主な素材はコットン、ウール、シルク、モヘア、リネンなどです。ここからは、この6つの素材の特徴を紹介しつつ、どんなシーンで使用すれば良いのか解説します。
コットン
コットンとは綿のことで、日常で目にする機会の多い素材でもあります。肌触りが良いのでインナーやシャツに使用されることが多く、染色性に優れているので生地に使用すると鮮やかな色合いが楽しめます。また、コットンのような天然素材は吸湿性も優れているため、夏のような蒸し暑い時期でも蒸れることがありません。一方で、コットンは縮みやすいという特徴もあり、縮むことを考慮した上でサイズを選ぶことが重要です。
ウール
ウールとは羊毛のことです。セーターやマフラーなどで使用されることが多いので、暖かいイメージがあるかもしれません。しかし、ウールは吸湿性が高い特徴があることから、春夏スーツでも使用されます。ウールを100%使用した春夏スーツは、薄くて平織りの生地を使用しているので通気性と吸湿性に優れているのが特徴です。なお、ウールは毛玉ができやすく虫食いに弱いというデメリットがあるため、定期的なメンテナンスが重要になります。
シルク
シルクとは蚕の繭から生産される天然繊維のことです。軽くて肌触りがとても良いことから人気の素材となっています。放湿性や保温性、吸湿性に優れた素材で強い光沢があるので高級なスーツに使用されるほどです。ジャケットの素材として使用されることが多く、例えばウールにシルクを混紡して生地を作ると高級感あふれるジャケットになります。一方でシルクは摩擦に弱く、ウールよりもデリケートな素材のため、こまめなメンテナンスが必要です。
モヘア
モヘアとは、アンゴラヤギの毛から生産される天然繊維のことです。チクチクと刺さるような間隔が少なく、なめらかで平らな繊維が特徴の天然繊維です。熱の伝導性が低いために着るだけでひんやりと涼しくなったような感覚を覚え、日光に反射した時に独特の光沢を放つことから夏に向いています。丈夫でシワになりにくい性質があるため、高級なスーツで使用されることもあります。表面の光沢を生かして華やかなシーンで着用するのも良いでしょう。
リネン
日本の夏で良く使用される素材といえばリネン(麻の一種)です。日本は温暖湿潤気候で、夏は温度と湿度が高くジメジメとした気候になります。そうした気候でも、リネンでできたスーツを着用すれば適度な清涼感を感じられるのです。清涼感のほかにも吸水性や発散性が優れていて、雑菌の繁殖も抑えてくれるなど、まさに夏にうってつけの素材といえるでしょう。リネンでスーツを仕立てた場合、シンプルでありながら適度につやがあるのでリネン独特の見た目です。一方で、シワになりやすいので定期的にメンテナンスが必要となります。
春夏スーツの裏地の特徴
スーツには「背抜き」仕様と「総裏」仕様の2種類がありますが、春夏スーツに採用されることが多いのは「背抜き」仕様です。なぜかというと、背抜き仕様というだけあり、背中側の裏地がなく通気性が良いからです。他にも、背中に裏地がないことで羽織りやすくなるという利点もあります。反対に、「総裏」仕様は裾の部分まで裏地があるので暖かく、秋冬スーツに採用されることが多いようです。
春夏スーツの色
基本的に春夏スーツの色は少し明るめの色が使用されます。例えばグレーやネイビーのような同じ色でも、春夏と秋冬で色味が若干変化するのです。春夏スーツを選ぶ時には明るい紺色、明るいグレー、明るいベージュのような色が中心になりますが、秋冬スーツの場合は反対に少し暗めの色が使用されます。しかし、ビジネスの場において明るい色は適さないとされるシーンもあります。そのような時は、春夏スーツでも少し暗めのスーツが販売されているので、そのような春夏スーツを購入すると良いでしょう。
春夏スーツにほしい機能性
仕事でスーツを着なければいけないとはいえ、日本の夏は蒸し暑いのでスーツを着るのも嫌になってくるでしょう。しかし、そんな時はスーツの機能に注目してみてください。防シワ加工やウォッシャブルのようなお手入れの時にあるとうれしい機能や、吸水速乾性と蒸れにくさのような着ている時にうれしい機能など、さまざまな機能があります。ここからは春夏スーツにほしい機能性についてご紹介します。
防シワ加工
夏は、場面に応じてスーツを脱いだり着たりしたいという方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、ポリエステル混紡のスーツです。ポリエステル混紡のスーツは、防シワ加工が施されているため、ジャケットを脱いで持ち歩いてもシワになりにくくなっています。ポリエステルは化学繊維で、ウールよりもシワになりにくいという特徴があり、なるべくシワを付けたくないという方におすすめの加工方法です。
ウォッシャブル
ウォッシャブルとは、自宅の洗濯機で洗濯できるスーツのことです。通常のスーツでは、夏のような暑い時期になると汗をかいてしまい、臭いや汚れがたまってしまいます。しかし、ウォッシャブルに対応したスーツなら自宅で洗濯が可能になり、いつも清潔なスーツを着ることができるのです。汗を良くかく夏だからこそ、清潔なスーツで仕事に臨みたいものですね。
吸水速乾性
吸水速乾性が高いと、汗や湿気でスーツが少しぬれてしまっても短時間で乾きます。水分が乾く時に気化熱が発生し、体の表面(肌)の熱を奪って蒸発します。この効果によって暑さが和らぐため、スーツを着ていても快適に過ごせるでしょう。近年では「COOLMAX」という吸水速乾性が高いポリエステル混紡生地が登場したため、気になる方は店舗にて聞いてみてください。
蒸れにくい
蒸れにくいスーツを選ぶコツとして、「肩パッド」や「芯地」がなるべく薄いものを選ぶという方法があります。肩パッドは肩の部分に入っているパッドのことで、芯地はスーツの表地と裏地の中間に入っている布のことです。これらのパッドや布が薄ければ通気性が良くなり、蒸れを防止できます。とにかく蒸れにくいスーツを選びたい方は、「アンコンジャケット」という肩パッドや芯地が一切使用されていないスーツがあるため、そちらを選ぶようにしましょう。
本切羽仕様
本切羽仕様とは、ジャケットの袖口にあるボタンを外すと実際に袖口が開く仕様になっているジャケットのことです。大抵のジャケットには袖口にボタンが付いていますが、ほとんどの場合、そのボタンは飾りで付いているので袖口を開くことはできません。しかし、本切羽仕様のジャケットなら腕まくりをして作業できます。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツSADAは、オーダースーツを専門で取り扱っている販売店です。2022年11月現在全国に49店舗を構え、この店舗数はオーダースーツチェーン店舗全体で見ても国内最大級となっています。
また、これまでに仕立てたスーツの累計が5,000,000着を超えている実績のある専門店です。メンズ&レディーススーツのオーダーは初回お試し価格19,800円~(税込み21,780円~)でオーダー可能になっています。ぜひこの機会に春夏スーツをオーダーしてみてください。
2ボタン シングルスーツ
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担当スタイリスト | 奈良井 |