柄物スーツの着こなし方!おさえておきたい代表的な柄の種類とその印象&特徴解説
S様
2022年2月10日当時のものです。
公開から2年以上経過しています。
(1046日)
一口にスーツといっても、その色や素材、柄にはさまざまなものがあります。
少し前まで、柄物スーツといえばカジュアル用という意識がありました。しかし、近年のビジネススタイルがカジュアルさを導入し始めた経緯もあり、ビジネス用のスーツにも使われるようになってきています。そのため、無地のスーツだけでなく、柄物スーツにも挑戦したいという方は多いかもしれません。
スーツの色によって人に与える印象が変わるように、スーツの柄によっても印象は変わるものです。今回はスーツに使われる代表的な柄と、その柄が人に与える印象や特徴について解説します。
皆様こんにちは
広島並木通り店です
本日はお仕立て頂いたスーツをご紹介致します!
ネイビーの無地と黒シャドウストライプの2着をお仕立て頂きました!
スーツでかなり動かれるとのことで、
ゆとりを残しつつシャープな印象になるよう工夫しました
お仕立て頂きありがとうございます(^^♪
またのご利用お待ちしております!
スーツは柄の違いで印象が異なる
スーツは、柄によって人に与える印象が変わります。また、柄そのものだけでなく、柄の大きさによっても印象がガラリと変わるのです。
基本的に柄が大きくなればなるほどカジュアルな印象に、小さくなればなるほどフォーマルな印象になります。こうした違いをしっかり把握し、シーンに合わせた柄を選ぶとよいでしょう。
無地のスーツの特徴
無地のスーツはビジネスシーンにおいて定番中の定番であり、必ず持っておきたい一着です。シンプルで好みに左右されないため、どんなシーンや立場でも着ることができます。
無地の場合、素材や色によって与える印象が大きく変わる点を覚えておきましょう。ネイビーは「誠実」、グレーは「落ち着き」など、色選びが重要になります。
シャツやネクタイなどに柄が入っていても合わせやすく、コーディネートしやすいことが特徴です。
ストライプのスーツの特徴
ストライプのスーツは無地に次いで人気のある柄です。ストライプは、線が細く間隔は狭ければ落ち着きのあるシャープな印象に、ラインは太く間隔が広くなるにつれカジュアルさが強くなります。
ストライプに共通する特徴として、「スマート」「誠実」「信頼感」といった印象を与えられる点が挙げられるでしょう。
ストライプにはさまざまな種類がありますが、ここでは4つのストライプについて解説します。
ストライプスーツの特徴①ピンストライプ
ストライプの中でも線が細く、間隔も狭い柄です。一般的にラインの幅が狭いものは「繊細」「若々しさ」といった印象を与えます。そのため、例えば社会人になりたての20代ビジネスマンであれば、まずはピンストライプを選びましょう。
特に、濃紺との組み合わせはイギリスのビジネスシーンで最も人気があるといわれています。
ストライプスーツの特徴②ペンシルストライプ
鉛筆で線を引いたような、ピンストライプよりもハッキリとしたラインのペンシルストライプは、スタイリッシュさとカジュアルさを感じさせてくれます。
ベースカラーとの濃淡の差が大きくなければ、主張し過ぎることもありません。特に、グレー地にライトグレーの線を配してあるものは取り入れやすいでしょう。
ストライプスーツの特徴③チョークストライプ
チョークストライプは、チョークで線を引いたような見た目のストライプです。ピンストライプやペンシルストライプに比べ、線の輪郭がぼやけていることが特徴的といえるでしょう。
ラインの幅が太いストライプは、「力強さ」「信頼感」「リーダーシップ」といった印象を与えてくれます。30~40代の中堅クラスや役職に就いた人であれば、太めのラインが好ましいでしょう。
ストライプスーツの特徴④シャドーストライプ
織柄でもあるシャドーストライプは、生地を織る際にデザインを施しており、光の角度で柄が浮き出て見えます。ストライプの中でも落ち着いた印象があり、ビジネスにふさわしい品格を表現できるでしょう。
ストライプの中でも格段に人気があり、最もベーシックなストライプ柄といえます。
チェックのスーツの特徴
ややカジュアルで着こなしが難しい印象のあるチェックスーツですが、柄のサイズに気を付けることでビジネスシーンにも取り入れることができます。柄が大きくなればよりカジュアルな印象に、柄が小さくなればフォーマルな印象に近付くことを覚えておきましょう。
チェックのスーツが与える印象は、「柔らか」「おしゃれ」などです。
チェックにも多くの種類がありますが、ここでは4つのチェック柄について解説します。
チェックのスーツの特徴①グレンチェック
グレンチェックの「グレン」には「谷、峡谷」という意味があります。19世紀はじめ、スコットランドの谷あいで最初に織られたことが名前の由来とされているようです。
ハウンドトゥース(千鳥格子)と非常に細いヘアラインによる小さなチェックを組み合わせており、縦糸と横糸を変えることで大きな格子に見せるという特徴があります。
ウール(羊毛)で作られることが多く、「暖かみ」「上品」といった印象を与えられるでしょう。
チェックのスーツの特徴②ハウンドトゥース(千鳥格子)
日本語で「猟犬の牙」という意味のハウンドトゥースは、日本では「千鳥格子」と呼ばれています。イギリス発祥の格子柄で、チェック柄の一種として人気です。
一般的なハウンドトゥースは白地にブラックやブラウンが配色され、「クラシカル」「上品」といった印象を与えます。
ビジネスシーンでは派手さを抑えるため、格子が小さなものを選ぶとよいでしょう。
チェックのスーツの特徴③ウィンドウペン
日本語で「窓の格子」という意味のウィンドウペンは、細いラインで作られた四角形が窓の格子のように見えるチェック柄です。シンプルですっきりとしたデザインが特徴で、「クラシカル」「柔らかい」といった印象を与えます。
汎用性の高いデザインですが、スーツのサイズに余裕を持たせると柄がゆがんでだらしなく見えてしまうのが難点です。ビジネスシーンではダーク系の色合いを選びましょう。
チェックのスーツの特徴④タータンチェック
スコットランド発祥で、最も有名といわれるチェック柄です。イギリスの紋章院が公式に認定したもののみが「タータンチェック」と呼ばれます。
イギリスを象徴する柄で、過去には身分や地位などによって使用できる色が決められているなど、厳格に管理されていました。
目立つデザインのため着こなしが難しくなりますが、着こなせれば「クラシカル」「おしゃれ」といった印象を与えられるでしょう。
織柄のスーツの特徴
織柄はシャドー柄とも呼ばれ、その他の柄物スーツとは違い、生地の織り方で柄を見せる生地です。一見無地にも見えますが、光の当たり具合や近付いて見ることで柄が浮き出る仕組みになっています。
シンプルかつ着回しがきき、コーディネートに取り入れやすいのが特徴です。
織柄のスーツの特徴①シャークスキン
日本語で「サメの肌」という意味があり、生地を織る際に縦横で別の糸を使うことによってサメ肌のような模様が現れます。
シャークスキンのメリットとして、無地とほとんど印象が変わらない点が挙げられるでしょう。同じ色でも、少し雰囲気を変えたいといった場合に最適です。
また、「大人っぽい」という印象を与えることができます。
織柄のスーツの特徴②ヘリンボーン
日本語で「イワシの骨」という意味があり、魚の骨に似たV字の模様が見てとれる柄です。英国発祥の伝統的な織り方で、白黒の模様で織られた秋冬向けの暖かな生地の他、同色の糸で細かく織り、光沢を出したものもよく用いられます。
ヘリンボーン柄は織り方の特徴から耐久性・柔軟性に優れており、シワになりにくく、シワになっても回復しやすいのが特徴です。
「クラシカル」「上品」といった印象を与えます。
織柄のスーツの特徴③バーズアイ
日本語で「鳥の目」という意味で、異なる2本の糸で織られた格子模様が丸く表面に現れます。
バーズアイはその織り方の特性上、やや凹凸の形状になっているのが特徴です。
印象としては無地に比べ「渋い」印象になりますが、「落ち着き」「貫禄」も表現してくれます。
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?
オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」では、自分が好きな柄のフルオーダースーツをお手頃価格で作ることができます。
シングル上下1着(生地代・加工代・ネーム代込)が、初回お試し価格19,800円(税込21,780円)からとなっており、フルオーダースーツは初めてという方でも購入しやすい価格です。(2022年11月時点での価格です。価格は予告なく変更になる場合があります)
また、大きいサイズの割増料金・仕立て1か月以内のお直しが無料、ウエストのお直しについては永久に無料のサービスも付いてきます。
この機会に、来店予約の上、オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」に足を運んでみてはいかがでしょうか。既製品では味わえない着心地と、自分好みの生地やデザインを実現したスーツが手に入るチャンスです。
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担当スタイリスト | 奈良井 |