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ビジネススーツと礼服は何が違うの?着用するべきシーンや種類まで徹底解説!

K様

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最終更新日
この記事の内容は、
2021年7月27日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1243日)

社会人になれば、普段使いのビジネススーツ以外に冠婚葬祭で着用する礼服も必要になってきます。礼服には種類がありますが、違いが分かりにくいこともあります。礼服は、参加するときの立場やシーンによって求められる礼服が異なります。今回は礼服の種類や特徴、ビジネススーツと礼服の違いを中心に解説します。

【担当者から一言】

K様、この度はご利用頂き誠にありがとうございます。

引取りの際に礼服とシャツの追加注文もしていただきました。

筋肉質な体型に合った細身のスーツで非常にお似合いでした。

撮影もご協力いただきありがとうございました。

スタッフ一同またのご来店をお待ちしております。

礼服とは

礼服とは冠婚葬祭で着用するスーツ全般を指します。礼装にはどのような種類があるのでしょうか。礼服は大きく分けて「正礼装(せいれいそう)」、「準礼装(じゅんれいそう)」、「略礼装(りゃくれいそう)」の3種類に分類されます。それぞれの礼装は着用シーンや特徴があるため、マナー違反とならないように確認しておくことも大切です。

礼服の種類

では、一般的な礼服の種類と着用シーン例や特徴を格式の高い順に紹介します。礼服選びに迷った場合、礼服売り場の店員さんなどに尋ねるのがおすすめです。

「正礼装」

「モーニングコート」、「燕尾服」、「タキシード」など特に格式高い礼装は「正礼装」と呼ばれます。正礼装の呼び名は、昼間に着用する場合には「モーニングコート」。夕方から夜に着用する場合には「燕尾服」と呼ばれます。

デザインにも違いがあります。モーニングコートは正面から見たときの着丈が斜めにカットされ、後ろの着丈がヒザの位置まである上着です。燕尾服はモーニングコートとは対照的に、正面(前)の腰のあたりがカットされており、背面(後)の部分にかけて長くなる「燕の尾」をイメージするラインとなります。

「準礼装」

「準礼装」とは、正礼装に準ずる礼装です。準礼装は、結婚式に招待された来賓の中でも最も格式高い礼装とされています。準礼装にも、「ディレクターズスーツ」と「タキシード」の2種類あります。準礼装を昼間に着用する場合には「ディレクターズスーツ」、夕方から夜に着用する場合には「タキシード」と呼ばれます。どちらも、着用シーンは結婚式や披露宴などがメインです。

ディレクターズスーツは「シングル2つボタンの黒いジャケット」、「グレーのベスト」、「黒とグレーのストライプのパンツ」で構成されます。タキシードは、ショールカラー(ヘチマ型の襟)や、ピークドラペルと呼ばれる襟が施された「サテン地の上着」、「上着と共布で側章が入ったパンツ」、「白色のブロードクロスのシャツ(ウイングカラーか、レギュラーカラーの無地)」、「黒の蝶タイ」の構成です。

この基本スタイルに加え、ベストもしくは、カマーバンドの着用が一般的です。もし結婚式の招待状に「ブラックタイ指定」と記載されている場合、黒色のタキシードと黒色の蝶タイの着用が必要です。

「略礼装」

「略礼装」は、3種類の礼服で最も格式の低いものです。着用シーンとして結婚式や披露宴、二次会などにゲストで参加する際に着用します。広く「ブラックスーツ」と呼ばれる礼服で、正礼装や準礼装のように昼夜での区別はありません。ブラックスーツの特徴は、上下ともに黒色の組み合わせである点です。生地や染め方によってはビジネススーツと間違われてしまうため、注意しましょう。

略礼装は会が催される時間に関係なく着用できて便利ですが、シャツやネクタイ、小物など選び方はシーン別で考えなければなりません。

礼服を着用するシーン

礼服は、結婚式や葬儀など冠婚葬祭で着用することが多いですが、出席する際の立場によっても求められる礼服の格式が変化します。礼服の格式を高い順に並べると正礼装、準礼装、略礼装の順です。例えば結婚式の場合、新郎・両家の父親・仲人などの主賓が着用、葬儀では喪主が着用する礼服です。格式が高すぎる礼服を着用することはマナー違反とされることもあるため、シーンだけでなく立場についても注意しましょう。

ビジネススーツと礼服の違い

ビジネススーツとブラックスーツに、明確な境界はありません。しかし、フォーマル度を高めてビジネススーツと差をつけることも必要です。礼服のブラックスーツと黒のビジネススーツを比較した場合、両者の主な違いは以下の通りです。

ジャケットのラペル

ジャケットの襟の部分は「ラペル」と呼びます。このラペルの境をなぞるように入った小さな縫い目(AMFステッチ)が入っているかどうかでフォーマル度が異なります。ステッチが入っている場合は格式が低く、入っていない場合は格式が高いことを意味します。実際のところ、略礼服であるブラックスーツにはステッチが入っており、準礼装以上の礼服にステッチ入っていることはないでしょう。

ジャケットのベント

ジャケットの裾に入っているスリット(切れ込み)は「ベント」と呼びます。普段使いのビジネススーツにはベントが入っていますが、フォーマルさが要求される礼服にはベントが入ったスーツはふさわしくありません。

シルエット

ビジネススーツでは、通常よりも細身のシルエットに仕立てられたスーツも少なくありません。礼服はビジネススーツほど着用する機会もなく、頻繁に買い替えることもないでしょう。そのため、礼服は多少体型が変化しても着用できるよう、比較的ゆったりとしたシルエットのものが一般的です。

生地の色

礼服と黒のビジネススーツ、いずれも「黒」という1色にまとめられていますが、両者は黒色の濃度が違います。礼服は色の深みを感じさせる「濃い黒」であり、礼服に比べると普段のビジネススーツは若干グレーに近い薄い黒色に見えるでしょう。

生地の質

使われている生地の違いによって、格式の高さを印象づける効果もあります。礼服の生地には上質なウールが使われており、特別な雰囲気や高級感をイメージさせます。ビジネススーツの生地は気取らず使えるよう、安価なポリエステルが用いられることが多いでしょう。

目安として、ポリエステルが60%以上使われている場合は礼服には向きません。

生地の光沢

光沢のある生地は華やかな印象を与えるため、葬儀に参加する際は光沢のある生地の服装で参加するのはマナー違反です。そのため、葬儀にも対応する礼服に光沢のある生地が用いられることはありません。しかし、お祝いの席や普段のビジネススーツスーツならば、光沢のある生地が使われたものも多く販売されています。

黒のビジネススーツを礼服として着用してもよい?

黒のビジネススーツを礼服として着用することは、大人の身だしなみとしても望ましくありません。見た目の印象も悪く、自分で気づかなくとも周囲の雰囲気を損なってしまうでしょう。正式なブラックスーツを1着用意しておくと、急な冠婚葬祭にも便利です。好みを反映させたスーツはTPOに合わせて着用することをおすすめします。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

「オーダースーツSADA」は、老舗のオーダースーツの専門店です。長い歴史と伝統で培われた技術やノウハウを生かしつつ、生地の仕入れから縫製・販売までをワンストップで行うことでコストの最適化を実現し、お客様に還元しています。

冠婚葬祭に備えて、礼服を所持しておきたい方や、スーツを買いたいけれど、選び方に迷ってしまう方は、オーダースーツSADAの店舗で相談してみてはいかがでしょうか。公式ホームページより簡単に来店予約できますので、まずは店舗に足を運んでみてください。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 生地番号 7-2511[EDINBURGH]
  • ブルー 無地
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト 松田