オーダースーツSADA 広島並木通り店のカバー画像
スーツ生地に使われる素材はどのようなものがある?特徴や選び方を解説のアイキャッチ画像 スーツ生地に使われる素材はどのようなものがある?特徴や選び方を解説のアイキャッチ画像

スーツ生地に使われる素材はどのようなものがある?特徴や選び方を解説

T様

投稿日
最終更新日
この記事の内容は、
2021年10月17日当時のものです。
公開から3年以上経過しています。
(1161日)

スーツの生地には、ウールに代表される天然繊維やポリエステルのような化学繊維、シルクのように混紡された素材など、さまざまな繊維素材が使用されています。使われる素材により光沢感の有無に影響が出たり、耐久性が異なったりするため、どのような用途で着用したいのか、また着用することで相手にどのような印象を与えたいのか、あらかじめ考えた上で生地素材にフォーカスしてみるとよいでしょう。

この記事では、スーツ生地に使用される素材について、その種類と特徴を解説します。併せて素材の選び方についても紹介するので、参考にしてみてください。

オーダースーツSADA

広島並木通り店

みなさんこんにちは広島並木通り店です

お客様スーツコレクションです(^^♪

T様

この度はお仕立て頂きありがとうございました

表生地はかっこよく、裏地は可愛く、とのことで

素敵な一着がお作りできたのではないでしょうか✨

撮影もご協力いただきありがとうございます!

スタッフ一同またのご来店をお待ちしております!

スーツ生地の素材はさまざまな種類がある

スーツ生地に使われる素材は、大別すると3種類になります。すなわち、「天然繊維」「化学繊維」「混紡素材」です。また、織り方にも数種類が存在し、織り方が異なればスーツ生地の印象は全く異なるものになります。

本記事では織り方について詳しく言及はしませんが、素材同様、スーツがどのように見えるか、着心地はどうかという点に大きく関係してくる要素ではあるため、ある程度把握しておくとよいでしょう。

次項より、スーツ生地に使用される繊維素材について詳しく解説していきます。

スーツ生地に使われる天然繊維

「高価」「高品質」のイメージが強い天然繊維について、まずは解説します。なお、天然繊維だから必ずしも高品質とは限らない点は、注意しておくとよいでしょう。場合によっては、化学繊維の方が耐久性は高いこともあるのです。

ウール

スーツ生地に使われる天然素材として代表的なウール(羊毛)は、以下のような点で非常に優れています。

・耐久性

・保温性

・伸縮性

・弾力性

・はっ水性

・吸湿性

このため、シワになりにくく、季節を問わず着用可能です。型崩れにも強いという特徴があります。

一方で、虫がつきやすいことで傷みやすかったり、水にぬれることで縮んでしまったりというデメリットもあるので、防虫対策を怠らず、雨の日は着用後のお手入れをしっかり行いましょう。

コットン

耐熱性、耐久性、そして吸湿性に優れ、通気性も良いコットン(綿)は、スーツ生地に限らずさまざまな衣料品に使われている素材です。ビジネスシャツの素材としても人気があります。スーツ生地として選ぶ場合は、春夏用に適している点を押さえておくとよいでしょう。また、ウールに比べてカジュアル感が強いため、着用シーンを見極める必要もあります。

難点としては、水洗いで色落ちしやすく縮みやすいこと、シワになりやすいことが挙げられるので、クリーニングに出すのは年に1回程度にとどめましょう。そして、自宅で洗濯する際にはスーツを裏返しにし、低出力で洗うことを心がけると長持ちさせることが可能です。

カシミヤ

着心地、光沢感という観点では、ウールより優れているといっても過言ではないのがカシミヤ生地です。カシミヤ山羊の毛を原料とするカシミヤはきめ細かな繊維の特性上、生地にした時の光沢感に優れ、着心地もサラリとしています。軽量にもかかわらず保温性に優れているため、秋冬スーツの生地としても有能です。

しかし、耐久性に劣り、傷みやすく毛玉ができやすいという難点があるため、丁寧に扱うことが求められます。また、比較的高価である点も覚えておくとよいでしょう。

リネン

春夏用スーツやビジネスシャツに適しているリネン(麻)は、通気性、吸湿性、放湿性に優れた素材です。汗をかいても蒸れにくく、涼しげな印象を演出することができるでしょう。

一方、シワになりやすい、生地がこすれることで毛羽立ちしやすい点には注意が必要です。

スーツ生地に使われる化学繊維

次に、「安価」なイメージの強い化学繊維について解説します。技術力が高まったことにより、安価でも高性能な化学繊維製スーツは増えてきているので、普段使いのスーツとして積極的に選んでもよいでしょう。

ポリエステル

スーツに使用される化学繊維の中で代表的といえるのがポリエステルです。耐久性、弾力性に優れ、乾きやすいという長所もあります。軽くてシワになりにくいのもうれしいポイントです。

難点としては、シワがつくととれにくい点が挙げられます。また、吸湿性はあまりよくなく、静電気が発生しやすい点には注意しましょう。

ナイロン

ナイロンはポリエステル同様に耐久性が高く、軽量な素材です。伸縮性、弾力性に富み、折り曲げたりこすれたりしても形状が崩れにくく、シワにもなりにくい特徴があります。

一方、耐熱性は弱く、日光に長時間当てると黄ばんでしまう点には要注意です。ポリエステルと同じく、静電気が発生しやすい点にも気を付けましょう。

レーヨン

石油を原料とするポリエステルやナイロンとは異なり、レーヨンは木材パルプを主たる原料としています。吸湿性と通気性に優れ、光沢のある生地感を実現させることが可能です。着心地の良さも長所といえるでしょう。

反面、耐水性は弱く、水にぬれてしまうと耐久性が低下し、シワになりやすくなってしまいます。洗濯をすると縮んでしまう恐れもあるので、注意して取り扱うようにしましょう。

アクリル

耐久性が高く、ウールに似た生地感や保温性を実現しているのがアクリルです。ウールのデメリットである虫による傷みには強く、保管するのは比較的簡単といえます。

しかし、吸水性、吸湿性に乏しく、静電気が発生しやすいのが難点です。毛玉も発生しやすいため、クリーニング店に毛玉処理を依頼するとよいでしょう。

スーツ生地の素材の選び方

スーツを生地素材で選ぶ際には、先述した生地素材の特徴を把握した上で、「印象」「着用シーン」「着心地」「お手入れ」のいずれか、あるいは全てに焦点を当てて選ぶことをおすすめします。

素材によって生地感が異なるため、光沢のあるスーツで高級感を演出したいのか、のっぺりとした生地感のスーツを着用すべきシーンなのか、場面に応じて選ぶ必要があるでしょう。もちろん、自分が着用していて快適かどうかも重要ですし、お手入れをするにあたって問題はないかどうかも立派な検討材料になります。

混紡素材の生地の特徴

天然繊維と化学繊維については解説しましたが、もう1点、混紡素材についても簡単に触れておきます。混紡素材とは、異なる繊維を2種類以上混ぜて作られる素材です。

代表的な素材として、シルク(絹)が挙げられます。シルクは光沢感、保温性、吸湿・法湿性に優れている上に、肌に触れる感触も心地よい高級素材ですが、耐久性に欠けており、取り扱いが難しい素材です。

シルクを他の素材と混紡することで、耐久性の低さやコストをある程度抑えられます。

このように、混紡素材は素材同士を混ぜることで欠点を補い合ったり、長所を伸ばしたりすることが可能となるのです。

オーダースーツ専門店「オーダースーツSADA」とは?

スーツを選ぶ際には、サイズ感や色合いだけではなく、素材そのものにフォーカスすることも重要です。素材が異なるだけで、相手に与える印象はガラリと変わり、着心地も多種多様になります。既製品については、タグを見ればどのような素材を使っているか分かりますが、一から作ることで、自分にピッタリの生地素材を使ったスーツを着ることが可能です。

「オーダースーツSADA」は、そうした願いに100%応えることができるオーダースーツ専門店です。素材、糸、生地から選んで作ることができるフルオーダーのため、世界でただ一つだけのスーツができあがります。素材について不明点があれば、豊富な知識と経験を持ったスタッフが親身になって相談を受けてくれるでしょう。

自分だけのスーツが欲しいと思った方は、HPより来店予約の上、お近くの店舗まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

2ボタン シングルスーツ

生地素材
  • 生地 7-6567
  • ポリ50/ウール50 
  • 紺 ストライプ
裏地
ボタン
オプションその他
担当スタイリスト 山田