スーツの名称を知りましょう!!~スラックス編~
2023年7月22日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(484日)
こんにちは!オーダースーツSADA池袋店の寺原です!🥰
今回はスーツの名称について一緒に学んでいきましょう!
名称を覚える事でオーダースーツを利用する際に「何のことを言っているのか分からない……だけど聞けない!!」という事もなくなりますので是非頭に入れてオーダーしてみましょう!!
勿論、オーダーの際に我々はこの道のプロですから知っていて当然ですが、一般の方は知らなくて当たり前です!!
恥ずかしい事は何もないのでオーダーの際に分からない事があれば聞いてください!
(要らない豆知識までお教えする可能性が大いにございますのでそこはご覚悟ください……😅)
本記事は、こう言った方向けに書いております!
- スーツの名称を細部まで知りたい!!
- オーダーの際に話したい事があるのに名称が分からない!
- スーツだけでなく靴やYシャツの名称も教えて欲しい!
- 名前は知っているがどこの名称か有耶無耶で知りたい!
「ジャケット」「スラックス」「ベストとスタイル」「Yシャツと革靴」で全4回に分けてブログを上げる予定です!
是非ご一読ください!
スラックスの名称について
帯(ウエスマン)・マーベルト・ベルトループ
まず初めにご紹介するのはスラックスの最上部にあたるウエスト部分の名称です!
帯と言ったりウエスマンと言ったりします!
いわゆるウエスト回りの事です😊
ウエスマンと言うと腰裏(帯の内側)の事を指す事もあります!
腰裏は基本的には同じ生地で仕立てられることが多いですが、オーダーでは別の生地で仕立てる仕立てもございます!
弊社では基本的に違う生地でお仕立てするフルオーダー仕様で、標準でシャツの滑り止め(マーベルトと言います!)が付きます!
帯に基本的に付いているベルトを通す箇所は「ベルトループ」と言います!
ちなみにベルトループですが、もちろんスラックスと同じ生地で作られます!
ベルトが擦れる箇所で負担も大きいです。擦れたり破れたりした際は修理で新しいループを作り直せます!
ただ、同じ生地で作成が必要になりますので、購入した際についてくる残布は必ず残しておきましょう!
既製品でよく見られるスラックスの仕様ですが「ベルトレス」と言う物がございます!
ファスナーの上、ホックの部分(表面)に釦が付いている仕様です!
こちらは名前の通り、ベルトなしで履く事が出来るので「ベルトレス」と言います
サスペンダーもベルトもすると言う方へオススメです!
特にサスペンダーをする方は釦がないとホックが外れやすい為必須です!
またサスペンダー用の釦は別途1,100円(税込)でお付け可能です!
まとめてみました!
ポケット関係をまとめて紹介!
まずは分かりやすいスラックスの横のポケット!
そのままですが……「脇ポケット」と言ったり「サイドポケット」と言ったりします!
その中にもいくつか種類があります!
・スラックスの縫い目に沿って、真っ直ぐ「縦」のスッキリ見えるタイプ
・縫い目に対して「斜め」に付く使い勝手が良いタイプ
・カジュアル感が一気に増す「L字」タイプ
と弊社ではお選び可能です!
ちなみにスラックスの横の縫い目は「サイドシーム(あいびき)」と言います!
お尻のポケットは「ピスポケット」と言って釦があるタイプの釦は「ピス釦」と言います!
私のオススメは片方は釦なし、片方は釦付きを定評しています!👍
そして覚えておいて欲しい事が一つだけ……「釦の閉まっているポケットは飾り!使わない!!」
これは決まったルールではないのですが……基本的にスラックスのポケットは何も入れない方が良いのですが、不意に入れたい瞬間ってありますよね
それは仕方ないとして……ボタンを外してまでピスポケットを使うと後ろから見た見た目がかなり悪いです😭
自分では見えていないかも知れませんが気にして街中の人を観察してみて下さい!!
結構外したままの方が居て、せっかく綺麗なスラックスなのにとても残念に思うはずです!
なので今ここで私と約束してください!「ボタンのあるポケットは使わない!!」です!
よく聞くタックとは??
タックとは百聞は一見に如かずです!早速見ていただきましょう!
このようにフロント部分にヒダがあるのがタック入りのスラックスになります!
写真のようにヒダの向きでアウトタック、インタックと言います!
タックの最大のメリットは何と言っても動きやすさです!
このヒダが動きに合わせて開いたり閉じたりする事で動きやすいスラックスになります!😊
現在スーツ業界ではクラシック回帰と言う一昔前のスタイルに現代のスタイルを混ぜたようなスタイルが流行っており、タック入りのスラックスは世界的にも再注目されています!
ただ、こう言う方もいらっしゃいます……「タックはおじさんっぽい……」
言わんとしている事は凄く分かります😭
理由は一昔前のソフトスーツ(かなりゆったりしたバブル時代のスーツと言えば分かりやすいですかね)の印象がかなり尾を引いているのではないかなと思います😅
今は細身でタックを入れる事も出来ます!!
アウトタックは外に向いてる分、視覚的にも大きく見えます
インタックは内に向いている分、視覚的には若干タイトに見えます!
タックはゆったりしちゃうけど、タック入りに挑戦したい……と言う方はインタックをオススメします!
タックの無いスラックスはノータックと言い、1番スッキリ見える形です!
昨今の日本では迷ったらノータックで良いと思いますが、タックが気になって方はご相談ください!
センターライン・股上股下
個々の項目は認知度も高いと思いますのでサクッと紹介しちゃいましょう!!
まず、センターラインはスラックスのセンターの折り目の事です!
センターラインがハッキリしているかで結構スラックスの見た目が変わってきますのでケアは欠かさず行いましょう!
普通より若干センターラインの持ちが良くPP加工も弊社では1,100円(税込)で承っておりますので是非お付けください!
股下と股上ですが、簡単に言うと股の付け根部分から上が股上で、その下から裾までが股下です!
股上の深さは意外と重要で、この長さで履く位置が変わりその影響で太もものタイトさなど感じ方が結構変化しますので、お気を付け下さい!
股下は長さのお話になります!
好みもありますが、最近は長すぎず短すぎずと言うハーフクッションが流行しています!
裾の名称
裾はシングルとダブルとあり、折り返しの有無があります!
基本はシングルの仕立てが当たり前ですが、最近ではダブルをビジネスシーンで着用する方も増えてきましたね!
元々はダブルはカジュアルの仕様でした!なのでTPOには気をつけてください!フォーマルスーツはシングルです!!
なぜカジュアルなのかと言う話なのですが、諸説ありますが
元々シングルだったスラックスを貴族の方が休日小舟に乗る際など汚れないように織り込んだのが始まりと言われています!
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