スーツのスタイル4種を全部解説します!!
2023年7月30日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(507日)
今回はスーツのスタイルについて一緒に学んでいきましょう!
現代のスーツスタイルは大きく分けて4種類に分けることが出来ます!
- ブリティッシュスタイル
- イタリアンタイル
- アメリカンスタイル
- インターナショナルスタイル
早速、順番に見ていきましょう!
【王道スーツスタイル】ブリティッシュスタイル
スーツスタイルを話す際に欠かせないのはスーツの起源とも言われているスタイルのブリティッシュスタイルです!
起源のお話は今度別のブログを投稿するつもりです!(と言うのもこのテーマだけで長くなってしまうので😅)
ブリティッシュスタイルは「フロックコート」(軍服みたいなものです!今度ご説明します!)から始まり幾多の変遷を経て生まれたスタイルです!
現在のスーツの原型であり、正統派と位置付けられる事が多いです!
ファッションと言うのは日々進化し変化していきます。そう言った変化を経ても根源的な基本の部分は変わらない、一時の流行には流されない普遍的な物を持っているのがブリティッシュスタイルです!
そう聞くとかなり堅物な頑固おやじだなぁと思うかもしれませんが、基本的な箇所は変わらずトレンドを程よく吸収したりと言う細かいバランスを変化させる柔軟さは持っています!
更にブリティッシュスタイルの中でも「クラシックタイプ」と「モダンタイプ」で大きく分ける事が出来ますのでさらに深掘りしていきましょう!!
ブリティッシュクラシック
その名の通りですが、昔からのブリティッシュスタイルを出来るだけ表現するのがブリティッシュクラシックです!
ただ注意していただきたい点としてはクラシックと言う意味は「古典」と言った意味ですが、それだけでなく、本来クラシックの「クラス」とは「最高級」や「最上級」と言った意味があります!
なので、現代ではもう一つの意味で「最高級の生地を用いた最上級の仕立て」がブリティッシュクラシックとも言われます!
モダンブリティッシュ
言ってしまえば、現在のブリティッシュスタイルの事です!
古来からのブリティッシュスタイルの要素を残しながら、全体のタイトさやバランスは現代風にアレンジしている物になります!
【洒落を重視】イタリアンスタイル
イタリア人は英国的なものにリスペクトし、自分達の「お洒落への意識の高さ」を信条とする価値観を服にも取り入れました!
英国調のかっちりとしたスーツとは対照的に柔らかく着心地や軽さを重視したのがイタリアンスタイルです!
外から見えない部分の副資材であるパッドや芯地などを出来るだけ減らして着心地を軽くしています!
結果的にブリティッシュスタイルよりもスタイルを意識したスタイルになります!
ブリティッシュスタイルと同じで「クラシコイタリア」と「モダンイタリアン」があります!
クラシコイタリア
19世紀に入ると英国貴族はイタリアのナポリでバカンス(休暇)を過ごす事が多く、そこに仕立て職人を連れていき服を作らせると言うケースが多くなりました!
そういった背景の元、ナポリの仕立て屋は英国の技術を学び、ナポリが独自に培ってきた仕立方法と融合させて進化させました!
手先が器用でお洒落への感覚を表現できるイタリアの仕立て屋(イタリアンサルト)はやがて、ヨーロッパで人気が爆発し大量の注文が来るようになります!
需要に供給が追い付かなくなるとアメリカのようにミシンを使用し大量に作成をしようとします!
その動きの中で、大量生産の弊害でイタリアンサルトの技術が損なわれてしまう事を危惧し結成されたのがクラシコイタリア協会です!
なんでこんな歴史の話になったのかと言うと、ざっくり言うとこのクラシコイタリア協会に加盟する仕立て屋が作る最高水準のスーツファッションの事がクラシコイタリアだと思って下さい!!
クラシコイタリアのスーツは英国とは異なりイタリアらしい軽やかなエレガンスさを表現しています!
モダンイタリア
クラシコイタリア流のファッションに時代のトレンドを程よく取り入れて現代風にアレンジしたものです!
クラシコイタリアの特徴である軽やかさなど現代のビジネスシーンに親和性があるスタイルです!
【効率を重視】アメリカンスタイル
20世紀初頭に効率を考えたサックスーツを開発したブルックスブラザーズはナンバーワンモデルを発表し一世を風靡します!
このナンバーワンモデルはイチガタと言われます!
これがアメリカンスタイルの始まりとも言われています!
ブルックスブラザーズ以外の製造業者も同様のスタイルをアメリカンスーツの標準として製造するようになります。
工業効率を考え大量に生産できると言うのがアメリカらしいですね!
日本でも1960年代に当時アメリカにあこがれる若者を中心にトラッド&アイビーブームが起こります!
トラッド&アイビー
トラッド&アイビーの特徴は「フロント釦」と「肩回り」と「ダーツ」最後に「センターフックベント」です!
「フロント釦」は3つボタンの段返りと言い、ラペル裏に釦とホールがあるのが特徴です!
肩は英国のように強調しない「ナチュラルショルダー」で腰ポケットにあるダーツがないのが特徴です!
トラッドとはトラディショナルの事で、イチガタの登場から約半世紀後にそのスタイルはアメリカントディショナルと言われ始めます!
また、アイビーとはアイビーリーグ(アメリカ東海岸にある名門大学で構成するカレッジスポーツ連盟)の若者が好んで着用し流行したことから名称が取られています!
【中央値】インターナショナルスタイル
インターナショナルスタイルは、様々なスーツスタイルの中央値のようなスーツスタイルです!
国際スタンダードで特に国籍を感じさせないスーツスタイルと言えます!
保守的なのでファッションにこだわりがないけど平均以上にはしたいと言う方へ最適です!
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