【解説!】良い生地ってどんな生地??
2023年10月15日当時のものです。
公開から1年以上経過しています。
(400日)
【徹底解説!】
よく聞くいわゆる良い生地ってどんな生地??
本記事では、いわゆる良い生地ってどんなものなの?と言う疑問について説明していきます!
オーダースーツが気になっているが生地の良し悪しが分からない!と言う方!
必見になっております!是非ご一読下さい!
こんにちは!オーダースーツSADA池袋店です!
今回の記事は、オーダースーツをご利用いただく上で生地についてのお話になります!
「この生地は高級でオススメです!」とだけ言われても分からないですし、そもそも何で生地によって値段が違うのかと言う点をまとめさせていただきましたのでご一読下さい!
そもそも価格の違いは何??
まず、早速ですが値段の違いについてです!
これは詳しく説明すると長くなってしまうので、まずはざっくり説明して参ります!
① 素材による違い
スーツ生地に起用されている素材は代表的な素材は大きく2種類です!
「ウール(羊毛)」と「ポリエステル(化学繊維)」になります!
どちらも人間の生活に馴染んだ素材なので、想像しやすいと思います!
単純に大量に生産の出来るポリエステルよりも天然繊維であるウールの方が比較的高価になります!
なので、まず価格の違いに大きく影響をするのは混率です!
ウールが100%なのか、ポリエステルが混合されている生地なのか、で値段は変わります😱
ここでちょっと解説!「ではウールの方が優れているの??」
ここで気になるのは、じゃあウールの方が値段が高いから良い生地だ!
と思う方も居るかもしれませんが、一概にそうとは言えません……
天然繊維のウールは柔らかく繊細です!
化学繊維であるポリエステルは硬い分強度に優れております!
例えば、営業で外回りの多い方はむしろポリエステルが30%程入っている生地の方が
耐久性が有り、ガシガシ使えます!
そう言った観点からも一概にウール100%を選べばよいとは一概には言えません
逆に着心地重視であれば高い生地もご検討ください!
② 糸による違い
生地は経糸と緯糸で構成されております!
この糸に注目すると価格の違いが分かりやすいです!
これはウールに限った話ですが、よくスーツ屋さんに行くと「これはSuper100の糸を使用していて……」と言われませんか?(私も良く言います😂)
このSuperという表記ですが、原毛1キログラムを100㎞に伸ばすことが出来ると言う理論値になります!
これだけ聞くと「え?」となると思いますが、要するに糸の細さに関わってくると思って下さい!
(すごく厳密に言うと若干違いがございます。Super表記や番手について詳しく知りたい方はご自身で色々な情報を集めて下さい!)
上記の事から単純に細い糸になると同じメーター数を編み込むのにより多くの糸が必要になり価格が上がります!
目が細かくなる事で、風合いが良くなり着心地も柔らかくしなやかになります。程よい光沢が出るのでドレッシーな印象にもなります!
「糸による違いについて」
ではSuperや番手が良いからその生地で作ろう!!と言う方、一旦待ってください!
勿論、細い糸を使用した生地はとても着心地が良く、質感も高級です!
しかし、扱いに注意をしないとすぐにダメになってしまいます!!
糸が細い=繊細という事になります!!
なので、毎日ガシガシ使ったり自転車通勤しています!と言う方は
耐久性が有るポリエステルが入っていたり、イギリス製のハリコシのしっかりした生地もご検討下さい!
よく聞く「良い生地」についてのまとめ
- 素材による違い①「ウールの方が高価で、ポリエステルは安価になりやすい(勿論例外有り)」
- 素材による違い②「ウールとポリエステルの混率(あるいはウール100%等)の違いにより値段が異なる」
- 素材による違い③「ただし着心地を重視するのか、耐久性を重視するかで一概にウール100%がオススメという訳ではない」
- 糸による違い①「細い糸はSuper100などの細さに関する数字の記載がある」
- 糸による違い②「糸が細いと必要な糸のメーター数が多くなり高くなる。その分着心地も良い」
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