スーツのお手入れ方法41
この記事の内容は、
2020年5月17日当時のものです。
公開から4年以上経過しています。
(1651日)
2020年5月17日当時のものです。
公開から4年以上経過しています。
(1651日)
クリーニング8
クリーニングの現状2
特にウール系の生地では、
繊維の表面を覆い水分・油分双方を弾く役割を果たす
鱗状のスケールに、
ドライクリーニングであれウェットクリーニングであれ
大なり小なりのダメージを与えてしまい、
結果としてこの繊維の大きさ長所(防汚性)を
損ねてしまいがちなのは確かな様でございます。
その為か今日では、
よほどの汚れが付かない限りは、
ウール生地のスーツは洗わない方がいいとの考えに立つ人も、
それなりの数に上ります。
これを支持するのは、
単に汚れが落ちなかっただけで無く、
シルエットや芯地・裏地の据え付けを壊されてしまった様な
クリーニングのトラブルに巻き込まれた経験のある方や、
彼らを顧客に持つビスポークテーラーに多い様でございます。