トラウザーズ プリーツ
この記事の内容は、
2019年11月4日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1845日)
2019年11月4日当時のものです。
公開から5年以上経過しています。
(1845日)
テーラード豆知識
トラウザーズのプリーツとは、
日本では和製英語でタックと表現します。
一般的には入れる場合は左右に1対もしくは2付入れ、
1対はそのまま折り目になり、
2付は臍に近い1対が折り目になります。
コサック兵の軍服が起源とされるプリーツは、
当初スポーツウェアの意匠として19世紀後半に登場し、
ドレストラウザーズには
1920年代後半から本格的に採用され始めました。
数が多ければ多いほど、深く入れれば入れるほど、
ゆとりを生み出す効果が大きくなるので、
入れるか否かは本来なら
着用者の体型に応じて決めたいものでございます。
例えばウェストに比べ
ヒップの寸法が大分大きい方などに向いた意匠ですが、
実際にはプリーツを入れるか否かは流行に大きく左右されます。
プリーツが重用されたのは
1930年代から50年代初めにかけて、
それに80年代の様に
ルースなシルエットがもてはやされた時代でございます。
その一方、
股上の浅いローライズの物では効果が出にくくなる為、
50年代後半から70年代にかけて、
そして2000年代から10年代前半まで
タイトな物が受けた時代には敬遠されます。